現代ユニコーンズの買収を推進していることが明らかになった農協は、新本拠地としてソウル・木洞(モクトン)野球場を使用する方針であることも明らかになった。木洞野球場はソウル特別市の南西部のアパート群の中にあり、1989年にオープンし学生野球や社会人野球などアマチュア野球の球場として使用され、プロ野球が開催されたことはない。ただ外野に観客席がなく、選手用のロッカーなどの施設が貧弱なため、施設の大幅な改修や補修の必要がある。
もしこのまま話が進むと、ソウルには南東部の蚕室(チャムシル)野球場を本拠地とするトゥサン、LGとプロ野球8球団中3球団が集中することとなり、トゥサン、LGの両球団は新球団のソウル進出に異を唱えている。だが原則的には問題がなく、新球団が発足した際には木洞野球場が使用される可能性が高まった。農協側は現在の現代の本拠地水原(スウォン)を利用するつもりはなく、ソウルへの進出が球団買収の第一条件としており、引く構えは見られない。