DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新浦壽夫氏が春季キャンプの投手インストラクターに

 LGは1月20日から3月10日までのグァム、沖縄海外キャンプで新浦壽夫氏(55)を投手インストラクターに任命することとなった。新浦氏は1968年から83年まで日本プロ野球・読売で投手としてプレーし、在日韓国人として(韓国名:キム・イルリュン)84年から86年までサムソンに在籍した。韓国プロ野球創生期のこの時期は福士敬章(元広島、韓国名:チャン・ミョンブ、故人)、金城基泰(元読売、韓国名:キム・ギテ)、吉本博(元横浜大洋、韓国名:ソン・ジェバク、現トゥサン2軍監督)など数多くの在日韓国人選手が活躍した。その後新浦氏は日本へ戻り87年から91年にかけて横浜大洋福岡ダイエー、ヤクルトなどに在籍し現役引退した。
 特にサムソン在籍時の1985年には同僚のキム・シジン(今季から現代監督に就任)とともに25勝をあげ、最多勝投手となりチームの前後期優勝に貢献した(この年は前後期制で、韓国シリーズは行われなかった)。韓国での通算成績は91試合に出場、54勝20敗3S、防御率2.53。日本での通算成績は592試合に出場、116勝123敗19S、防御率3.45。現在新浦氏は野球解説者として活躍している。昨季球団史上初の最下位に沈み不振が続くLGは、キム・ジェバク監督新体制のもと、今回の春季キャンプで経験豊富な新浦氏の指導によりチームの雰囲気の刷新をはかろうとしている。

(文責:ふるりん