ハンファは28日、今季高卒新人ながら投手部門三冠王、史上初の新人王とシーズンMVPのダブル受賞を達成したリュ・ヒョンジン(19)と来季の契約更改を行い、8000万ウォン(約1020万円)増の年俸1億ウォン(約1280万円)となった。前年比5倍増は史上最高の年俸上昇率で、プロ2年目にしての年俸1億ウォン到達は史上最速となり、怪物新人らしい破格の契約更改となった。
リュ・ヒョンジンは仁川東山(インチョントンサン)高校卒業後ハンファに入団し、188cmの長身の左腕から繰り出される速球を武器に開幕当初から先発ローテーション入りし、30試合に出場、18勝6敗、防御率2.23、奪三振204の成績を残し、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手三部門のタイトルを奪い、プロ野球界を騒然とさせた。新人での18勝は1986年キム・ゴヌ(MBC)に並ぶ最多タイ記録。リュ・ヒョンジンの活躍でチームは優勝争いに加わり、韓国シリーズ準優勝に貢献した。12月にはドーハアジア大会にも出場した。プロ2年目となる来季は、今季新人ながら200イニング以上を投げた疲労が心配されるが、真に韓国球界を代表する投手になれるかどうか勝負の1年となる。
(文責:ふるりん)