韓国シリーズ 第2戦
ハンファ 6−2 サムソン (大邱)
(勝)ムン・ドンファン 2勝1敗 (敗)ブラウン 1敗
(本塁打) ハンファ : デービス 2号
雨で1日順延された韓国シリーズ第2戦は、サムソンの先発がブラウン(元阪神、今季11勝9敗)、ハンファの先発がチョン・ミンチョル(元読売、今季7勝13敗)で始まった。第1戦を勝利したサムソンは3回裏4番シム・ジョンスのタイムリーで1点を先制する。連敗したくないハンファは4回表、これまで抑えられていたブラウンから4番キム・テギュンのタイムリーで同点に追いつくと、7番ハン・サンフン、8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで4−1と逆転に成功する。サムソンもその裏1番パク・ハニの犠牲フライで1点を返し追い上げると、ハンファはここで先発チョン・ミンチョルをあきらめ、プレーオフからリリーフに回り好投している2番手ムン・ドンファンに交代させる。ムン・ドンファンは味方のエラーで2死満塁と同点、逆転のピンチを招くが、3番ヤン・ジュンヒョクを打ち取り流れを相手に渡さない。
ハンファは7回表サムソンの2番手チョン・ビョンホからデービスの2ランで貴重な追加点を手に入れる。ムン・ドンファンも好投を続け、8回途中までサムソンを無失点に抑える。8回途中からは満を持して絶好調のク・デソン(元オリックス)が登場する。ク・デソンは9回裏四球と味方のエラーで1死1,2塁のピンチを招くが、4番シム・ジョンス、代打パク・チョンファンを連続三振に切って取り、ハンファが第2戦目に勝利しこれでシリーズの対戦成績は1勝1敗のタイとなった。
ムン・ドンファンは韓国シリーズ初勝利。ク・デソンは好リリーフを続け、今季のポストシーズンでは6試合に登板していまだ負けなしと完璧なストッパー役をこなしている。サムソンは先発ブラウンが4回突如崩れたのが誤算で、打線もわずか4安打に抑えられてしまった。第1戦の完敗からは予想もできない快勝で、22日の雨天中止がハンファに流れを傾かせた可能性も出てきた。注目の第3戦は予定より1日遅くなり、25日18時から舞台をハンファの本拠地大田(テジョン)に移して行われる。
(文責:ふるりん)