サムソン １−５ 現代 （水原）
（勝）キャラウェイ １勝１敗 （セーブ）パク・チュンス １Ｓ （敗）チョン・ビョンホ １敗
（本塁打） 現代 ： イ・テックン １号
サムソンは１回表、現代の三塁チョン・ソンフンのエラーで１点を先制する。開幕４連敗で今季初勝利を目指す現代は１回裏すかさず、サムソンの先発チョン・ビョンホからイ・テックンのタイムリーで１−１の同点にする。さらにイ・テックンは４回裏の次の打席で勝ち越しのソロ本塁打を放つ。現代は６回裏サムソンの２番手キム・ドギュンなどからユ・ハンジュンと代打カン・ビョンシクのタイムリーで３点を追加する。
先発キャラウェイは８回途中まで１失点に抑え、その後はパク・チュンスがサムソンの反撃を断ち、現代が今季５試合目にしてようやっと初勝利をあげた。昨季チーム最多勝（16勝）のキャラウェイの好投が光った。長距離砲として期待されるイ・テックンは３安打２打点の活躍。パク・チュンスは７年目にしてプロ初セーブ。昨季の覇者サムソンはこの試合わずか６安打に抑えられ、ここまで３勝２敗と波に乗れない。チーム打率は２割を切り、主力選手の不調のみならず右肩痛で調整中の主砲シム・ジョンスの不在が大きく感じられる。
ＳＫ １１−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ユン・ギルヒョン １勝 （セーブ）チョン・デヒョン １Ｓ （敗）イ・サンモク １敗
（本塁打） ＳＫ ： キム・ジェヒョン ２号、パク・チェホン １号 ロッテ ： ホセ １号、チョン・スグン ２号
ロッテは１回裏、ＳＫの先発ユン・ギルヒョンからホセの３ランで先制する。今月で40歳10ヶ月となるホセの本塁打は史上最高齢記録。ＳＫは４回表ロッテの先発イ・サンモクからキム・ジェヒョンの本塁打で１点を返すと、５回表イ・ジニョンと新外国人塩谷（元オリックス）のタイムリーなどで５−３と逆転する。さらに７回表ロッテの３番手イ・ジョンフンからチョ・ドンファのタイムリーで１点を追加する。ロッテはその裏ＳＫの２番手チョ・ウンチョンからチョン・スグンの本塁打で１点を返す。
ＳＫは９回表ロッテの５番手イ・ジョンミン、６番手で高卒ルーキーのナ・スンヒョンからパク・チェホンの３ラン、新外国人ピッカリングのタイムリーで５点を追加しリードを大きく広げる。最後のロッテの反撃もチョン・デヒョンが抑え、ＳＫがロッテに逆転勝ちした。昨季の中継ぎから先発に転向したユン・ギルヒョンは６回途中まで３失点に抑え勝利投手になった。史上初の日本人野手（在日韓国人を除く）として注目される塩谷は現在10打点で打点王争い単独トップで、開幕後３勝１敗と好調なＳＫの原動力となっている。ロッテは本塁打２本だけと攻撃が単発に終わっていた。
ハンファ ４−１ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ムン・ドンファン ２勝 （セーブ）ク・デソン ３Ｓ （敗）キム・グァンサム １敗
ハンファは１回表、ＬＧの先発キム・グァンサムから現在首位打者のルーキー、ヨン・ギョンフムの２塁打でチャンスを作ると、主砲キム・テギュンのタイムリーで１点を先制する。その後ハンファは追加点を奪えなかったが、先発ムン・ドンファンが６回まで無失点に抑える。ハンファは７回表ＬＧの２番手チョン・ジェボクからチョ・ウォヌのタイムリーで１点を追加するが、ＬＧはその裏ムン・ドンファンからベテランのイ・ジョンヨルのタイムリーで１点を返す。ここでハンファは２番手クォン・ジュンホンをマウンドに送り、ＬＧの反撃を断った。
ハンファは９回表ＬＧの７番手キム・ミンギからキム・テギュンのタイムリーで２点を追加すると、ＬＧの最後の攻撃は守護神ク・デソン（元オリックス）が抑え勝利した。先発ムン・ドンファンが好投し、主砲キム・テギュンが３打点をあげ、ク・デソンが抑えるという理想的展開だった。ハンファは４勝１敗と現在首位で、ＷＢＣ（ワールドベースボールクラシック）韓国代表監督だったキム・インシク監督の選手起用が光っている。ＬＧはわずか４安打で、特にイ・ビョンギュ、マ・ヘヨン、パク・ヨンテクらの主力が無安打に終わった。
トゥサン ２−７ キア （光州）
（勝）キム・ジヌ １勝 （敗）リオス １勝１敗
（本塁打） キア ： サーブネック １号
開幕３連敗のキアは４回裏、トゥサンの一塁チャン・ウォンジンがエラーし１点を先制すると、６回裏トゥサンの先発リオスからイ・ヨンギュのタイムリーで１点を追加する。トゥサンは８回表キアの先発キム・ジヌからようやっと１点を返すが、キアはその裏トゥサンの４番手キム・スンフェ、５番手ソ・ドンファンからイ・ジェジュとキム・ギョンオンのタイムリー、ホン・セワンの犠牲フライ、新外国人サーブネックの韓国初本塁打となる２ランで５点を追加する。
トゥサンは９回表キアの二塁ハン・ギュシクのエラーで１点を返すが、最後は２番手ユン・ソンミンが抑えキアが今季４試合目にして初勝利をあげた。韓国人エースのキム・ジヌは８回無失点で、チームの今季初勝利に大きく後援した。打線の軸として期待されながらも７番まで打順が下がっていた新外国人サーブネックは、２ランを含む２安打で今後の浮上のきっかけをつかんだかに思われる。トゥサンは４番ムン・ヒィソンが開幕から無安打と、チーム打率２割少々の打線のてこ入れが急務である。
