DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 WBC韓国代表、初戦は宿敵台湾に白星発進

韓国 2−0 台湾 (日本・東京ドーム)

(勝)ソ・ジェウン 1勝  (セーブ)パク・チャンホ 1S  (敗)林恩宇 1敗

 第1回WBC(ワールドベースボールクラシック)は3日、アジアラウンドとなる1次リーググループAの2試合が日本・東京ドームで行われ、韓国代表は3年前のアテネ五輪予選で敗れ五輪出場権を奪われた宿敵・台湾代表と緒戦を戦った。韓国の先発はソ・ジェウン(米大リーグ・ドジャース)、台湾の先発は林恩宇だった。韓国は1回表、2回表ともに先制点のチャンスを作るが、タイムリーが出ず無得点に終わる。ソ・ジェウンも2回裏、3回裏台湾に先制点のチャンスを作られるが、何とか抑えた。
 韓国は4回表、2死2塁のチャンスでホン・ソンフン(トゥサン)のタイムリーで待望の先制点を手に入れる。5回表には台湾の2番手林英傑からイ・ジョンボム(キア、元中日)のタイムリーで1点を追加し、2−0とする。投球数制限のあるWBC(先発は65球まで)のため、ソ・ジェウンは4回途中で2番手キム・ビョンヒョン(米大リーグ・ロッキーズ)に交代する。
 韓国は6回以降ミスでチャンスをつぶし、台湾の3番手朱尉銘、4番手耿伯博に抑えられ追加点を奪えない。韓国は6回途中からク・デソン(ハンファ)、7回からパク・チャンホ(米大リーグ・パドレス)を登板させ、万全の必勝体制をとる。台湾は9回裏、先頭の林威助が2塁打で出塁すると、2死1,3塁と本塁打が出れば逆転サヨナラ負けのピンチを迎える。そして代打袪智堯はレフトへ抜けそうな強烈な当たりを放ったが、ショートのパク・チンマン(サムソン)が好捕してアウトを取り試合は終了し、2−0で韓国が勝利した。ソ・ジェウンキム・ビョンヒョンク・デソンパク・チャンホと続く現役メジャーリーガー、メジャーリーグ経験者による豪華投手リレーで台湾を完封した。
 日本代表は中国代表に18−2で8回コールド勝ちした。台湾に3年前の札幌での雪辱を果たした韓国は4日11時から中国代表と試合を行う。なお、6回表の攻撃で1塁にヘッドスライディングしセーフになったキム・ドンジュ(トゥサン)が肩を脱臼し、WBCの今後の試合への出場が難しい見通しとなった。