第38回野球W杯の予選グループAに参加している韓国代表は12日(韓国時間)、第7戦の南アフリカ戦で延長13回の激闘の末4−3で勝利し、通算成績を4勝3敗として、第8戦のスウェーデン戦の結果如何に関わらず、決勝トーナメントに進出できるグループ4位が確定した。南アフリカはこれまで6戦全敗で、キューバなどの競合国には大差で敗れており、試合前は韓国の楽勝が予想された。
ところが韓国は4回表、先発のキム・ムンス(尚武)が南アフリカに2点を先制される。韓国はその裏パク・チョングォン(尚武)の内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点を返すと、5回裏にはチョ・ヨンフン(サムソン)の打球を南アフリカのセンターがきちんと取れず、その間に3塁走者がホームを踏み2−2の同点に追いつくと、ユン・ソンミン(トゥサン)の犠牲フライで1点を勝ち越す。
だが南アフリカは6回表3−3の同点に追いつき、試合はこのまま延長に突入する。そして延長13回裏、韓国は相手投手の暴投の間に3塁走者が生還し、サヨナラ勝ちを収めた。2番手のチャン・ウォンサム(慶星大)が6回から13回までを無失点に抑え、勝利に貢献した。グループAは全大会の王者キューバが地元オランダに勝利し、8戦全勝で首位通過を決めた。グループBは社会人選抜の日本が7勝1敗で首位通過を決め、グループA4位の韓国は15日に日本と対戦する。