DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2017 WBC韓国代表最終エントリー28名発表

 野球の最高峰の世界大会として開催される第4回の2017 WBC(ワールドベースボールクラシック)の韓国代表最終エントリー選手28名が発表された。10月に発表されていた50名の予備エントリー選手の中から選ばれた。

【2017 WBC 韓国代表最終エントリー】
(2016年11月10日時点)


投手 : [先発] チャン・ウォンジュン(トゥサン)、キム・グァンヒョン(SK)、ウ・ギュミン(LG)、ヤン・ヒョンジョン(キア)、チャ・ウチャン(サムソン)、イ・デウン(千葉ロッテ)  [救援] イ・ヒョンスン、イ・ヨンチャン(以上トゥサン)、ウォン・ジョンヒョン(NC)、パク・ヒィス(SK)、イム・チャンヨン(キア)、イム・ジョンウ(LG)、チャン・シファン(KT)
捕手 : ヤン・ウィジ(トゥサン)、カン・ミンホ(ロッテ)
内野手 : [一塁] キム・テギュン(ハンファ)、イ・デホ(シアトルマリナーズ)  [二塁]ソ・ゴンチャン(ネクセン)、チョン・グヌ(ハンファ) [三塁] ホ・ギョンミン(トゥサン)、パク・ソンミン(NC) [遊撃] キム・ジェホ(トゥサン)、カン・ジョンホ(ピッツバーグパイレーツ)
外野手 : ミン・ビョンホン(トゥサン)、チェ・ヒョンウ(サムソン)、イ・ヨンギュ(ハンファ)、チュ・シンス(テキサスレンジャーズ)、キム・ヒョンス(ボルティモアオリオールズ

※( )内の所属チームは2016年シーズン終了時点。

【2017 WBC 韓国代表監督・コーチ】
監督:キム・インシク
投手コーチ:ソン・ドンヨル(元中日)、ソン・ジヌ
打撃コーチ:イ・スンチョル
バッテリーコーチ:キム・ドンス
3塁走塁コーチ:キム・グァンス
1塁走塁コーチ:キム・ピョンホ

  2017 WBC1次ラウンド 日程発表

 野球の最高峰の世界大会として開催される第4回の2017 WBC(ワールドベースボールクラシック)の1次ラウンドB組は、大会史上初めて韓国・高尺スカイドームで開催されるが、その試合日程が発表された。


【2017 WBC1次ラウンドB組 試合日程】

3月6日 19時- 韓国−イスラエル
3月7日 12時半- 台湾−イスラエル
    19時- 韓国−オランダ
3月8日 19時- オランダ−台湾
3月9日 12時半- オランダ−イスラエル
    19時- 韓国−台湾
3月10日 18時- プレーオフ
 
※ 試合会場はすべて高尺スカイドームソウル特別市

 1次ラウンドB組は開催国韓国のほかにオランダ、台湾、イスラエルが出場し、各チーム1試合ずつの総当たり戦でリーグ戦を行う。上位2位チームが2次ラウンドE組(東京ドーム・3月12〜16日)に出場し、1次ラウンドA組(日本・キューバ・中国・オーストラリア)の上位2チームと対戦し、アメリカ合衆国カリフォルニア州ドジャースタジアムでの準決勝進出をかけて争う。順位は勝率で争われるが、2チームが同じ順位で並びもう1試合行う必要がある場合、3月10日にプレーオフが行われる。
 なお、3月2-5日、高尺スカイドームでは1次ラウンドA組に出場する4チームが調整として尚武、警察野球団と2試合ずつ対戦する。

  15名のFA選手公示

 KBO(韓国野球委員会)は10日、2017年FA(フリーエージェント)資格選手15名を公示した。7日にFA資格選手18名が公示され、そのうちイ・ホジュン(NC)、キム・スンフェ(SK)、イ・ウミン(ロッテ)の3名は権利を行使しなかった。


【2017年 FA選手】

トゥサン : ◎ イ・ヒョンスン(投手)、◎ キム・ジェホ内野手)、△ イ・ウォンソク内野手
NC : ◎ ヨン・ドカン(捕手)、◎ チョ・ヨンフン内野手
LG : ◎ ポン・ジュングン(投手)、◎ ウ・ギュミン(投手)、〇 チョン・ソンフン内野手
キア : ◎ ヤン・ヒョンジョン(投手)、◎ ナ・ジワン(外野手)
SK : ◎ キム・グァンヒョン(投手)
ロッテ : ◎ ファン・ジェギュン内野手
サムソン :  ◎ チャ・ウチャン(投手)、◎ チェ・ヒョンウ(外野手)
KT : 〇 イ・ジニョン(外野手)


注 : ◎…新規取得、○…再取得、△資格維持 


 今回FAを行使した選手15名は、11月11日から翌2017年1月15日まで前所属球団、韓国以外の球団を含むすべての球団と交渉が可能となる。2016年のFA選手まで前所属球団との優先交渉期間があったが、今回から撤廃された。なお、他チームから獲得できるFA選手の人数は規定により2名までとなっている。もし他チームに所属していたFA選手と契約した場合、前所属チームに当該選手の2016年の年俸の2倍の補償金とチームが定めた20名の保護選手以外の1名の人的補償か、2016年の年俸の3倍の補償金のみのどちらかを譲渡しなくてはならない。
 2017年のFA選手にはチャ・ウチャン(サムソン)、キム・グァンヒョン(SK)、ファン・ジェギュン(ロッテ)などメジャーリーグベースボール(MLB)への進出を検討していると報じられた選手や、2016年の首位打者打点王の二冠王チェ・ヒョンウ(サムソン)など大物がそろい、各選手や球団の動向が注目される。

  キム・テヒョン監督と再契約

 トゥサンは10日、2016年で契約の切れるキム・テヒョン監督(49)と2017年シーズンより契約期間3年、契約期間5億ウォン、年俸5億ウォンの総額20億ウォンで再契約した。
 現役時代は捕手としてトゥサンで活躍し、引退後はコーチに転身していたキム・テヒョン監督は2015年より監督として指揮し始めた。そして監督初年度にして公式戦3位からポストシーズンを勝ち上がり、チームを2001年以来14年ぶりの韓国シリーズ優勝に導いた。2016年は21年ぶりの公式戦優勝、そしてチーム史上初の韓国シリーズ2連覇を達成した。2017年シーズンには韓国シリーズ3連覇がかかる。 

(11月10日現在の為替レート:1億ウォンが920万9500円。)
(文責:ふるりん