DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAアン・チホン、ロッテと2年契約(最大4年)で移籍

 ロッテジャイアンツは1月6日、2020年のFA(フリーエージェント)選手だったアン・チホン内野手(29)と契約期間2年、契約金14億2000万ウォン、年俸総額5億8000万ウォン、オプション6億ウォンの総額26億ウォンで契約した。なお、2021年シーズン終了後に双方が合意した場合、2022年から2年総額最大31億ウォンで契約が延長され、4年総額最大56億ウォンとなる。しかし球団がアン・チホンとの契約延長を望まない場合、1億ウォンが支払われバイアウトとなり自由契約選手となる。

 右打ちの内野手アン・チホンは高校卒業後の2009年キアへ入団し、新人の年から二塁の主力として活躍しオールスター戦MVPを史上最年少の19歳で受賞、韓国シリーズ優勝に貢献した。2014年シーズン終了後に軍へ入隊、警察野球団(解散)に所属し2016年9月にキアへ復帰すると翌2017年の韓国シリーズ優勝に貢献した。2018年にはアジア競技大会に韓国代表として出場した。2019年シーズンは105試合に出場、打率.315、5本塁打、49打点、4盗塁の成績だった。プロ11年間の通算成績は1124試合に出場、打率.300、1176安打、100本塁打、586打点、106盗塁。ロッテは2019年シーズン、二塁が固定できなかったことが最下位になった要因の一つであり、プロ野球界有数の実績があるアン・チホンは大きな補強となる。

 

(1月6日時点での為替レート:1億ウォンは923万2264円。)

 

(文責:ふるりん