ロッテジャイアンツは1月6日、2020年のFA(フリーエージェント)選手だったアン・チホン内野手(29)と契約期間2年、契約金14億2000万ウォン、年俸総額5億8000万ウォン、オプション6億ウォンの総額26億ウォンで契約した。なお、2021年シーズン終了後に双方が合意した場合、2022年から2年総額最大31億ウォンで契約が延長され、4年総額最大56億ウォンとなる。しかし球団がアン・チホンとの契約延長を望まない場合、1億ウォンが支払われバイアウトとなり自由契約選手となる。
右打ちの内野手アン・チホンは高校卒業後の2009年キアへ入団し、新人の年から二塁の主力として活躍しオールスター戦MVPを史上最年少の19歳で受賞、韓国シリーズ優勝に貢献した。2014年シーズン終了後に軍へ入隊、警察野球団(解散)に所属し2016年9月にキアへ復帰すると翌2017年の韓国シリーズ優勝に貢献した。2018年にはアジア競技大会に韓国代表として出場した。2019年シーズンは105試合に出場、打率.315、5本塁打、49打点、4盗塁の成績だった。プロ11年間の通算成績は1124試合に出場、打率.300、1176安打、100本塁打、586打点、106盗塁。ロッテは2019年シーズン、二塁が固定できなかったことが最下位になった要因の一つであり、プロ野球界有数の実績があるアン・チホンは大きな補強となる。
(1月6日時点での為替レート:1億ウォンは923万2264円。)
(文責:ふるりん)