DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   準プレーオフ第1戦 NCが延長戦を制す


2017年 準プレーオフ 第1戦


NC 9−2 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ウォン・ジョンヒョン 1勝  (敗)パク・シヨン 1敗
本塁打) NC : モ・チャンミン 1号  ロッテ : パク・ホンド 1号


 2012年以来5年ぶりにポストシーズンへ進出したロッテの本拠地・社稷野球場には超満員の観衆が集まった。


 NCは1回表にロッテの先発リンドブロムから先頭の1番パク・ミヌが二塁打でチャンスを作り、内野ゴロの間に3塁へ進むと、相手の暴投で1点を先制した。ロッテは1回裏にNCの先発ハッカーから2番ソン・アソプのヒット、3番チェ・ジュンソクへの四球で1,2塁とチャンスを作ったが生かせなかった。NCは6回表に6番パク・ソンミンが死球で出塁し2塁へ盗塁したが、追加点は奪えなかった。ロッテは2回裏、3回裏に走者を出したが無得点に終わった。
 NCは4回表に5番モ・チャンミンのヒット、パク・ソンミンへの四球で1,2塁のチャンスを作り、7番クォン・ヒィドンのタイムリーで1点を追加した。ロッテは4回裏に6番キム・ムンホへの死球、7番バーンズのヒットで1,2塁とチャンスを作ると、8番ムン・ギュヒョンの内野ゴロの間に進塁し9番ファン・ジンスの内野ゴロの間に1点を返した。ロッテは6回裏にキム・ムンホ、バーンズの連打で1,3塁とチャンスを作ったが同点に追いつけなかった。NCは7回表に先頭のパク・ソンミンが出塁し犠打で2塁へ進むと、ここでロッテは2番手パク・チンヒョンを登板させ、その後満塁とチャンスを拡大したが代打イ・ホジュンは三振に倒れた。
 ロッテは7回裏にソン・アソプ、4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)のヒットで1,2塁のチャンスを作ったがここも無得点に終わった。NCは8回表にロッテの3番手チョ・ジョンフンに抑えられると、ロッテは8回裏にNCの2番手キム・ジンソンから代打パク・ホンドの本塁打で2-2の同点に追いついた。ロッテの4番手ソン・スンナクは9回表、NCの3番手イ・ミンホは9回裏をそれぞれ無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。NCは10回表にソン・スンナクから3番ナ・ソンボムのヒット、4番スクラッグスへの四球で1,2塁のチャンスを作ったが得点できなかった。NCの4番手ウォン・ジョンヒョンは10回裏を無失点に抑えた。
 NCは11回表にロッテの5番手パク・シヨンから途中出場の6番チ・ソックンが二塁打でチャンスを作り、クォン・ヒィドンのタイムリーで1点を勝ち越した。ここでロッテは6番手イ・ミョンウを登板させ、NCはさらに代わったロッテの7番手チャン・シファンから満塁のチャンスを作ると、相手のパスボールで2点を追加した。さらに満塁の場面でモ・チャンミン本塁打を放ち、7点差にまで広げた。
 NCは11回裏途中でウォン・ジョンヒョンから5番手イム・チャンミンに交代させ相手の反撃を断ち、延長で4時間半以上の熱戦となった準プレーオフ第1戦を制した。NC打線ではモ・チャンミンが3安打1本塁打4打点。ロッテは再三のチャンスで得点できず地の利を生かせなかった。


 準プレーオフ第2戦は9日14時より第1戦と同じ社稷野球場で開始される。予告先発はロッテがラリー(※30試合・13勝7敗)、NCがチャン・ヒョンシク(※31試合・9勝9敗)と発表された。

※は2017年レギュラーシーズンの成績。