DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ニッパート(トゥサン)、シーズン20勝達成 LG4連勝で同率4位浮上 


SK 2−5 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 20勝3敗  (セーブ)イ・ヒョンスン 1勝4敗25S  (敗)ララ 2勝5敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェファン 34号
 SKは2回表、トゥサンの先発ニッパートから8番キム・ミンシク、9番パク・スンウクのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは4回裏、SKの先発ララから4番キム・ジェファンの3ラン、8番チョン・スビンのタイムリーで4-2と逆転した。SKの2番手の大卒新人キム・ジュハン、3番手チェ・ビョンニョンは追加点を与えなかった。ニッパートは3回表以降無失点に抑え、8回裏、SKの4番手パク・ミンホから2番クク・ヘソンのタイムリーで1点を追加した。
 2番手ユン・ミョンジュンは8回表、3番手イ・ヒョンスンは9回表を無失点に抑え、首位トゥサンが勝利した。7回を2失点に抑えたアメリカ合衆国出身のニッパートは韓国6年目にして自身初、プロ野球史上8人目となるシーズン20勝を達成した。35歳4か月での達成は史上最年長、シーズン登板25試合目での達成は史上最少記録である。トゥサン打線ではキム・ジェファンが3安打1本塁打3打点と活躍。SKは先発ララを3回途中4失点で降板させたが打線がつながらず3連敗で、キアとLGに抜かれ6位に後退。 


LG 4−3 NC  (馬山)
(勝)リュ・ジェグク 12勝10敗  (セーブ)イム・ジョンウ 3勝8敗25S  (敗)チェ・グムガン 9勝3敗2S 
本塁打) LG : ユ・ガンナム 8号  NC : イ・ホジュン 17号
 NCは1回裏、LGの先発リュ・ジェグクから相手の暴投で1点を先制した。LGは2回表、NCの先発チェ・グムガンから7番ヤン・ソックァンのタイムリー、9番ソン・ジュインの犠牲フライで2-1と逆転し、4回表8番ユ・ガンナムの本塁打で1点を追加した。NCは4回裏6番イ・ホジュン本塁打で1点を返した。LGは5回表5番チェ・ウンソンの犠牲フライで1点を追加し、NCも5回裏3番パク・ミヌの併殺打の間に1点を返した。
 NCは6回表途中から2番手イム・ジョンホ、3番手キム・ジンソン、4番手イム・チャンミンの継投で追加点を与えなかった。LGは6回裏から2番手イム・チャンギュ、3番手ユン・ジウン、4番手チン・ヘス、5番手キム・ジヨン、6番手イム・ジョンウの継投で1点差を守りきり、4連勝でキアと並びSKを抜いて同率4位に浮上した。5回を3失点に抑えたリュ・ジェグクが12勝目。LG打線ではユ・ガンナムが3安打1本塁打1打点と活躍。2位NCは先発チェ・グムガンが6回途中まで4失点に抑えたが、打線がつながらず3連敗。
 

ネクセン 2−3 キア  (光州)
(勝)イム・チャンヨン 3勝3敗10S  (敗)キム・サンス 6勝4敗
本塁打) ネクセン : イム・ビョンウク 8号  キア ; イ・ボムホ 30号
 キアは4回裏、ネクセンの先発シン・ジェヨンから4番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の韓国でのプロ通算16年目にしての初となるシーズン30本塁打で1点を先制し、無失点だったキアの先発ジークは5回表から2番手シム・ドンソプに交代した。さらに3番手ハン・スンヒョクに交代し、6回裏、ネクセンの2番手マ・ジョンギルから5番ピルのタイムリーで1点を追加した。キアは4番手コ・ヒョジュン、5番手ユン・ソンミンと継投策で8回表まで無失点に抑えた。
 ネクセンの3番手キム・ジョンフンは8回裏を無失点に抑えた。そして9回表、キアの6番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)から9番イム・ビョンウクの2ランで2-2の同点に追いついた。キアは9回裏、ネクセンの4番手キム・サンスから2番ソ・ドンウクのタイムリーでサヨナラ勝ちし、LGと並んでSKを抜いて同率4位に浮上した。3位ネクセンは打線が振るわなかったが、イム・ビョンウクは3安打1本塁打2打点と活躍。


ハンファ 7−6 サムソン  (大邱
(勝)ユン・ギュジン 7勝6敗1S  (敗)クォン・オジュン 1勝2敗
本塁打) サムソン : イ・フンニョン 4号
 サムソンは1回裏、ハンファの先発イ・テヤンから5番イ・スンヨプ(元オリックス)の内野ゴロの間に1点を先制した。これでイ・スンヨププロ野球史上初めて個人通算1400打点を達成した。ハンファは5回表、サムソンの先発フランデから1番チョン・グヌへの押し出しの四球で1-1の同点に追いついた。ハンファは5回裏2番パク・ハニの内野ゴロの間に1点を勝ち越し、4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を追加した。サムソンは6回表途中から2番手チャン・ウォンサム、3番手キム・デウと継投策をとった。ハンファも7回裏途中から2番手サーカンプ、3番手シム・スチャンの継投策で追加点を与えなかった。
 ハンファは9回表、サムソンの4番手シム・チャンミンから代打イ・ヤンギの走者一掃となる3点タイムリー(2014年7月以来の打点)で4-3と逆転した。サムソンは9回裏、ハンファの4番手パク・チョンジンから相手のエラーで4-4の同点に追いつき、試合は延長に突入した。サムソンの5番手チャン・ピルジュン、6番手パク・クンホンは勝ち越し点を与えなかった。ハンファは12回表、サムソンの7番手クォン・オジュンから5番ロサリオ、6番ヤン・ソンウのタイムリーで2点を勝ち越し、代わった8番手シン・ヨンウンから途中出場の7番チャ・イルモクの犠牲フライで1点を追加した。
 サムソンは12回裏、ハンファの5番手ユン・ギュジンから途中出場の8番イ・フンニョンの2ランで1点差としたが、7位ハンファが逃げ切り延長戦を制し5連勝となった。10回裏から登板したユン・ギュジンが7勝目。敗れたサムソンはロッテに抜かれ9位に後退。サムソン打線では9番キム・サンスが3安打と活躍。


ロッテ 9−2 KT  (水原)
(勝)リンドブロム 9勝11敗  (敗)バンワート 6勝12敗
本塁打) KT : シム・ウジュン 3号
 ロッテは1回表、KTの先発バンワートから6番キム・ムンホの走者一掃となる3点タイムリーで先制した。KTは3回裏、ロッテの先発リンドブロムから9番シム・ウジュンの本塁打で1点を返し、3番イ・ジニョンの内野ゴロの間に1点差に迫った。ロッテは5回表5番カン・ミンホのタイムリーで2点を追加し、バンワートをノックアウトした。KTの2番手イ・チャンジェ、3番手シム・ジェミンは7回表まで無失点に抑えた。ロッテは8回表、KTの4番手チョ・ムグン、5番手イ・サンファから8番シン・ボンギ、3番ソン・アソプのタイムリーで3点を追加した。
 ロッテは8回裏から2番手ホン・ソンミンを登板させ、9回表シン・ボンギのタイムリーで1点を追加した。3番手パク・シヨンは9回裏を無失点に抑え、ロッテが勝利し3連敗から脱出しただけでなく、サムソンを抜いて8位に浮上した。7回を2失点に抑えたリンドブロムは9勝目。ロッテ打線ではシン・ボンギが3安打2打点と活躍。最下位KTでは1番イ・デヒョンが4安打と活躍。