DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位トゥサン、2位NC3連勝

 
KT 0−1 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 18勝3敗  (敗)バンワート 5勝11敗
 トゥサンは3回裏、KTの先発バンワートから3番ミン・ビョンホンの犠牲フライで1点を先制した。トゥサンの先発ニッパートは連打を許さず付け入るスキを与えなかった。バンワートも4回裏以降追加点を与えなかったが、KTはニッパートを攻略できない。KTは8回裏から2番手イ・チャンジェを登板させ追加点を与えず、打線の反撃を待った。
 ニッパートは9回表も三者凡退に抑え、首位トゥサンは完封勝利で3連勝となった。2011年7月以来韓国では2度目の完封となったニッパートは、最多勝争いトップの18勝目。バンワートが7回1失点と好投したが打線の援護がなかった最下位KTは3連敗。


NC 4−2 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)イ・ミンホ 8勝8敗  (セーブ)イム・チャンミン 1敗22S  (敗)イ・ソンミン 5勝5敗
 NCは4回表、ロッテの先発パク・チンヒョンから7番イ・ジョンウクの犠牲フライで1点を先制し、5回表3番ナ・ソンボムの内野ゴロの間に1点を追加した。ロッテは5回裏、NCの先発スチュアートから3番ソン・アソプ、4番ファン・ジェギュンのタイムリーで2-2の同点に追いついた。NCは6回裏から2番手イ・ミンホを登板させ、7回表、ロッテの2番手イ・ソンミンからチャンスを作ると、3番手ユン・ギルヒョンからナ・ソンボムのタイムリーで2点を勝ち越した。
 ロッテは4番手イ・ジョンミン、5番手キム・ユヨン、6番手ペ・ジャンホが追加点を与えなかった。3番手キム・ジンソン、4番手ウォン・ジョンヒョン、5番手イム・チャンミンが相手の反撃を断ち、2位NCが3連勝となった。NC打線ではナ・ソンボムが3打点と活躍。8位ロッテはNC相手に10連敗と相性の悪さが浮き彫りになっている。


SK 2−8 ネクセン  (ソウル・高尺)
(勝)シン・ジェヨン 14勝5敗  (敗)パク・チョンフン 7勝11敗
本塁打) SK : ナ・ジュファン 1号
 ネクセンは2回裏、SKの先発パク・チョンフンから6番チェ・テインのタイムリーで1点を先制し、4回裏4番ユン・ソンミンの内野ゴロの間に1点を追加した。さらに5回裏、SKの2番手ララから代打イ・テックン、2番コ・ジョンウクのタイムリー、3番ソ・ゴンチャンの犠牲フライで4点を追加した。ネクセンの先発シン・ジェヨンは好投を続け、7回表途中から2番手オ・ジュウォンを登板させた。SKの3番手チョン・ユスは7回裏まで無失点に抑えた。ネクセンの3番手マ・ジョンギルも8回表を無失点に抑えた。
 ネクセンは8回裏、SKの4番手イ・ゴヌクから相手の暴投、チェ・テインの犠牲フライで2点を追加した。SKは9回表、ネクセンの4番手イ・ジョンフンから途中出場の7番ナ・ジュファンの2ランで反撃したが、3位ネクセンが勝利した。7回途中まで無失点に抑えたシン・ジェヨンは14勝目。SKは先発パク・チョンフンが5回途中自責点5で降板し、打線もつながらずLGに抜かれ6位に後退。


キア 16−8 サムソン  (大邱
(勝)ジーク 9勝11敗  (敗)チョン・イヌク 3勝6敗
本塁打) キア : ソ・ドンウク 15号、イ・ホング 8号、キム・ホリョン 8号、ユン・ジョンウ 1号  サムソン : キム・サンス 3号、パク・ハニ 9号、ク・ジャウク 11号
 キアは1回表、サムソンの先発チョン・イヌクから3番キム・ジュチャン、7番キム・ジュヒョンのタイムリー、相手のエラーで4点を先制し、2回表2番ソ・ドンウクの本塁打で1点を追加した。さらに5回表4番ナ・ジワン、6番ピルのタイムリー、8番イ・ホングの3ランで5点を追加しチョン・イヌクをノックアウトした。サムソンは5回裏、キアの先発ジークから4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点、6回裏、キアの2番手ホン・ゴンヒィから9番キム・サンスの本塁打で3点を返した。サムソンの2番手シン・ヨンウンは6回表まで無失点に抑え、7回裏、キアの3番手キム・ジヌから2番パク・ハニの本塁打で1点を返した。
 キアは8回表、サムソンの3番手キム・デウ、4番手シム・チャンミンから1番キム・ホリョンの本塁打などで2点、9回表、サムソンの5番手イム・ヒョンジュンからキム・ホリョンのタイムリー、途中出場の3番ユン・ジョンウのプロ6年目での初本塁打で3点を追加した。サムソンは9回裏、キアの4番手ハン・ギジュから3番ク・ジャウクの2試合連続本塁打、5番イ・スンヨプ(元オリックス)のタイムリーで3点を返したが、反撃もここまでで4位キアが勝利した。5回を1失点に抑えたジークが9勝目。キア打線ではソ・ドンウクが4安打1本塁打1打点、キム・ジュチャンが3安打1打点と活躍。9位サムソンではチョン・イヌクが5回途中まで10失点と大乱調だった。サムソン打線ではチェ・ヒョンウが3安打1打点と活躍。
 

LG 7−2 ハンファ  (大田)
(勝)リュ・ジェグク 10勝10敗  (敗)ソン・ウンボム 2勝9敗
 ハンファは1回裏、LGの先発リュ・ジェグクから5番ロサリオのタイムリーで1点を先制し、3回裏3番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を追加した。LGは4回表、ハンファの先発ソン・ウンボムから5番オ・ジファン、6番チェ・ウンソンのタイムリー、7番ヤン・ソックァンの犠牲フライで4-2と逆転した。さらに5回表、ハンファの2番手パク・チョンジンから3番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を追加した。LGは7回表、ハンファの3番手チョン・デフンからチャンスを作ると、代わった4番手サーカンプの暴投で1点を追加した。
 LGは7回裏途中から2番手イ・ドンヒョンを登板させ、8回表オ・ジファンの犠牲フライで1点を追加した。3番手チン・ヘス、4番手キム・ジヨンの継投で相手の反撃を断ち、LGが3連敗から脱出しSKを抜いて5位に浮上した。7回途中まで2失点に抑えたリュ・ジェグクは、2013年以来3年ぶりの2ケタ勝利となる10勝目。LG打線ではオ・ジファンが1本塁打3打点と活躍。またパク・ヨンテクはプロ野球史上初めて2012年以降5年連続でシーズン150安打以上を記録した。7位ハンファは先発ソン・ウンボムが5回途中4失点で降板し、打線もつながらなかった。