DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  チェ・ヒョンウ(サムソン)、サイクルヒット達成  首位トゥサン7連勝 


トゥサン 9−5 SK  (仁川)
(勝)ボウデン 13勝7敗  (敗)ケリー 8勝6敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェファン 31号、ヤン・ウィジ 16号、チェ・ジュファン 2号   SK : チェ・ジョン 28号
 トゥサンは1回表、SKの先発ケリーから3番ミン・ビョンホンのタイムリー、6番オ・ジェイルの犠牲フライで2点を先制し、2回表4番キム・ジェファンの3試合連続本塁打で3点を追加した。SKは2回裏、トゥサンの先発ボウデン(元埼玉西武)から7番パク・スンウクへの押し出しの四球、8番キム・ミンシクのタイムリーで3点を返した。トゥサンは7回表、SKの2番手チョン・ユスからチャンスを作ると、代わった3番手キム・グァンヒョンから5番ヤン・ウィジの本塁打で2点を追加した。SKは7回裏3番チェ・ジョンの本塁打で2点を返し、ここでトゥサンは2番手キム・ガンニュルを登板させた。
 トゥサンは8回表、SKの4番手ソ・ジニョンから2番チェ・ジュファンの本塁打で1点を追加した。3番手チン・ヤゴプ、4番手ユン・ミョンジュンの継投で相手の反撃を断ち、首位トゥサンが7連勝と独走態勢を再び築きつつある。7回途中まで5失点ながら打線の援護に恵まれたボウデンは13勝目。4位SKは先発ケリーが6回途中まで5失点で、リリーフで調整登板したキム・グァンヒョンも打たれた。SK打線ではチェ・ジョンが3安打1本塁打2打点、4番チョン・ウィユンが3安打と活躍。


NC 4−6 ネクセン  (ソウル・高尺)
(勝)パク・チュヒョン 6勝5敗  (敗)チョン・スミン 3勝3敗
本塁打) ネクセン : パク・トンウォン 11号
 ネクセンは1回裏、NCの先発チョン・スミンから6番キム・ミンソン、7番チェ・テインのタイムリーで3点を先制し、2回裏3番ソ・ゴンチャンのタイムリーで1点を追加した。ネクセンの先発パク・チュヒョンは5回まで無失点に抑え、5回裏、NCの2番手チャン・ヒョンシクから4番イ・テックンのタイムリーで1点を追加した。ネクセンは6回表から2番手マ・ジョンギル、3番手オ・ジュウォンと継投策をとり、6回裏、NCの3番手キム・ジンソンから9番パク・トンウォンの本塁打で1点を追加した。
 ネクセンの4番手イ・ボグンは7回表、5番手キム・サンスは8回表を無失点に抑えた。NCの4番手ミン・ソンギ、5番手イ・ジェハクは追加点を与えず、9回表、ネクセンの6番手ヤン・フン、7番手キム・セヒョンから6番イ・ホジュン、7番イ・ジョンウクのタイムリー、8番チ・ソックンの犠牲フライで4点を返した。だが反撃もここまでで3位ネクセンが3連勝となった。パク・チュヒョンは6勝目。2位NCは先発チョン・スミンが2回途中4失点で降板し、首位トゥサンとの差が広がってしまった。


キア 3−4 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)イ・ジョンミン 3勝2敗1S (敗)キム・ユンドン 2敗1S
本塁打) キア : キム・ホリョン 6号  ロッテ : キム・ムンホ 7号
 キアは1回表、ロッテの先発ノ・ギョンウンから2番キム・ホリョンの本塁打で1点を先制し、5回表4番ナ・ジワンのタイムリーで2点を追加した。キアの先発コ・ヒョジュンは6回裏途中まで無失点に抑えた。ロッテは6回裏、キアの2番手チェ・ヨンピルから代打キム・ムンホの2ランで反撃し、2番手キム・ユヨン、3番手ユン・ギルヒョンの継投で8回表まで無失点に抑えた。キアも6回裏途中から3番手パク・チュンピョを登板させた。ロッテは8回裏、キアの4番手キム・グァンスからチャンスを作り、代わった5番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)から相手のエラーで3-3の同点に追いついた。
 ロッテの5番手ソン・スンナクは9回表を無失点に抑え、試合は延長に突入した。ロッテの6番手イ・ジョンミンは10回表を無失点に抑えた。8位ロッテはキアの6番手キム・ユンドンからチャンスを作り、代わった7番手クァク・チョンチョルから8番キム・ジュンテへの押し出しの四球でサヨナラ勝ちし、4連敗から脱出した。後半追加点を奪えなかった5位キアは延長で力尽きて3連敗。


ハンファ 8−5 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)パク・チョンジン 4勝4敗  (セーブ)チョン・ウラム 4勝4敗14S (敗)ウ・ギュミン 5勝9敗
本塁打) ハンファ : ハ・ジュソク 8号
 LGは1回裏、ハンファの先発サーカンプから5番オ・ジファン、6番ヤン・ソックァンのタイムリーで2点を先制した。ハンファは2回表、LGの先発ウ・ギュミンから7番ハ・ジュソクの2ランで同点に追いついた。LGは2回裏、ハンファの2番手シム・スチャンから3番チェ・ウンソン、4番ヒメネスのタイムリーで5-2と勝ち越した。ハンファは5回表1番イ・ヨンギュのタイムリーで1点を返すと、代わったLGの2番手イ・ジュンヒョンから2番チョン・グヌへの押し出しの四球、3番ソン・グァンミンの内野ゴロの間に5-5の同点に追いついた。そして4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで逆転した。
 ハンファの3番手パク・チョンジン、4番手ソン・チャンシクは同点に追いつかせなかった。ハンファは8回表、LGの3番手シン・スンヒョンからキム・テギュンのタイムリーで1点を追加した。さらに代わったLGの5番手キム・ジヨンからハ・ジュソクのタイムリーでもう1点を追加した。LGの6番手チェ・ドンファンは9回表を無失点に抑えた。5番手チョン・ウラムが相手の反撃を断ち、7位ハンファが逆転勝ちした。ハンファ打線ではハ・ジュソクが3安打1本塁打3打点と活躍。6位LGは先発ウ・ギュミンが5回途中で降板し、リリーフが機能せず打線も相手の継投策に対応できなかった。


サムソン 13−5 KT  (水原)
(勝)チャン・ウォンサム 3勝7敗 (敗)フィアベンド 6勝10敗
本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 21号、イ・スンヨプ 21号  KT : パク・キョンス 14号
 KTは1回裏、サムソンの先発キム・ギテから3番イ・ジニョンのタイムリーで1点を先制し、2回裏2番オ・ジョンボクの走者一掃のタイムリーで3点、3回裏6番パク・キョンスの本塁打で1点を追加した。サムソンは4回表、KTの先発の新外国人フィアベンドから8番イ・ジヨン、9番キム・サンスのタイムリーで2点を返した。6回表3番ク・ジャウクのタイムリーで2点を返すと、代わったKTの2番手イ・チャンジェから4番チェ・ヒョンウ、5番イ・スンヨプ(元オリックス)のタイムリーで7-5と逆転した。サムソンの2番手チャン・ウォンサムも6回裏まで無失点に抑えた。
 サムソンは7回表、KTの3番手チャン・シファンからチャンスを作ると、代わった4番手シム・ジェミンからク・ジャウク、チェ・ヒョンウのタイムリーで3点を追加し、3番手キム・デウ、4番手クォン・オジュンも8回裏まで無失点に抑えた。9位サムソンは9回表チェ・ヒョンウ、イ・スンヨプの2者連続本塁打で3点を追加し、5番手ペク・チョンヒョンも9回裏を無失点に抑えて勝利した。チェ・ヒョンウは5安打1本塁打5打点で、プロ野球史上19人目にして21回目のサイクルヒットを達成した(サムソンのチーム史上では2003年のヤン・ジュンヒョク以来4人目)。先発全員安打を記録したサムソン打線ではク・ジャウクが3安打4打点、イ・スンヨプが3安打1本塁打2打点、イ・ジヨンが3安打1打点と活躍。5点差を逆転された最下位KTは先発フィアベンドが6回途中で降板し、リリーフも機能しなかった。