ハンファは15日、2016年シーズンの新外国人選手としてアレッサンドロ・マエストリ投手(30)と年俸2000万円、出来高払い3000万円の最高5000万円で契約した。
イタリア出身の右腕マエストリはイタリアンベースボールリーグ・サンマリノでプロ選手としてデビューし、2006年よりメジャーリーグベースボール(MLB)・シカゴカブス傘下のマイナーリーグチームに移籍した。だが一度もメジャーリーグに昇格できないまま2011年に退団、その後アメリカ合衆国の独立リーグ、オーストラリアのウィンターリーグでプレーした。
2012年、日本の四国アイランドリーグ・香川と契約し、同年7月、日本プロ野球・オリックスへ移籍した。2015年まで通算14勝を記録し退団、2016年シーズンは当初、日本のBCリーグ・群馬と契約していた。MLB傘下のマイナーリーグ5年間の通算成績は191試合に登板、24勝17敗19セーブ、防御率3.75。イタリア代表として2006・2009・2013年と3度のWBC(ワールドベースボールクラシック)、2015年WBSCプレミア12にも出場している。
ハンファは2015年シーズン限りでミッチ・タルボット投手(2015年は30試合に登板、10勝11敗、防御率4.72)との契約を打ち切り、代役となる外国人選手を探していた。2月から3月にかけて、日本でのキャンプでデュアンテ・ヒース投手(元広島)をテストしていたが不合格としていた。これで2016年シーズンのハンファの外国人選手枠3人はウィリン・ロサリオ内野手、エスミル・ロジャース投手とこのマエストリで埋まった。
(文責 : ふるりん)