DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人投手マエストリ(元オリックス)と契約

 ハンファは15日、2016年シーズンの新外国人選手としてアレッサンドロ・マエストリ投手(30)と年俸2000万円、出来高払い3000万円の最高5000万円で契約した。
 イタリア出身の右腕マエストリはイタリアンベースボールリーグ・サンマリノでプロ選手としてデビューし、2006年よりメジャーリーグベースボール(MLB)・シカゴカブス傘下のマイナーリーグチームに移籍した。だが一度もメジャーリーグに昇格できないまま2011年に退団、その後アメリカ合衆国独立リーグ、オーストラリアのウィンターリーグでプレーした。
 2012年、日本の四国アイランドリーグ・香川と契約し、同年7月、日本プロ野球オリックスへ移籍した。2015年まで通算14勝を記録し退団、2016年シーズンは当初、日本のBCリーグ・群馬と契約していた。MLB傘下のマイナーリーグ5年間の通算成績は191試合に登板、24勝17敗19セーブ、防御率3.75。イタリア代表として2006・2009・2013年と3度のWBC(ワールドベースボールクラシック)、2015年WBSCプレミア12にも出場している。
 ハンファは2015年シーズン限りでミッチ・タルボット投手(2015年は30試合に登板、10勝11敗、防御率4.72)との契約を打ち切り、代役となる外国人選手を探していた。2月から3月にかけて、日本でのキャンプでデュアンテ・ヒース投手(元広島)をテストしていたが不合格としていた。これで2016年シーズンのハンファの外国人選手枠3人はウィリン・ロサリオ内野手エスミル・ロジャース投手とこのマエストリで埋まった。

(文責 : ふるりん