サムソン 6−4 キア (光州)
(勝)チャン・ウォンサム 10勝9敗 (セーブ)イム・チャンヨン 5勝2敗33S (敗)パク・チョンス 3敗
(本塁打) キア : キム・ジュヒョン 2号、ファン・デイン 2号
サムソンは2回表、キアの先発イム・ギジュンから2番パク・ヘミンのタイムリーで2点を先制し、4回表、キアの2番手の高卒新人パク・チョンスの暴投で1点を追加した。キアは4回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから6番キム・ジュヒョン、7番の高卒新人ファン・デインの2者連続本塁打で2点を返し、5回裏5番キム・ダウォンの2点タイムリーで4-3と逆転した。サムソンは7回表パク・チョンスからチャンスをつくり、代わったキアの4番手キム・グァンスから9番キム・サンス、1番ペ・ヨンソプのタイムリーや相手のエラーで3点を追加した。
キアはユ・チャンシク、パク・チュンピョの継投で追加点を与えなかった。サムソンは7回以降チャ・ウチャン、アン・ジマン、イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)の継投で相手の反撃を断ち、公式戦を3連勝で終え、すでに出場を決め史上初の5連覇を狙う10月26日(予定)からの韓国シリーズへ弾みをつけた。6回を4失点ながら打線の援護に恵まれたチャン・ウォンサムは2012年以降4年連続の2ケタ勝利となる10勝目で、サムソンはプロ野球史上初となる10勝以上の投手5人(他にはユン・ソンファン、チャ・ウチャン、フィガロ、クロイド)を輩出した。イム・チャンヨンは33セーブ目で、自身として2004年以来11年ぶり4度目の最多セーブのタイトルを確定。なおリュ・ジュンイル監督も5年目で監督通算400勝を達成。7位キアは3連敗。
KT 2−2 NC (馬山)
(本塁打) KT : チャン・ソンウ 13号 NC : イ・ホジュン 24号
KTは1回表、NCの先発スチュアートから4番ブラックのタイムリーで1点を先制した。スチュアートは5回を1失点に抑え、KTは6回表からチェ・グムガン、イム・ジョンホの継投で追加点を与えなかった。NCは7回裏、KTの先発チョン・デヒョンから6番イ・ホジュンの本塁打で1-1の同点に追いついた。KTは8回表、NCの4番手キム・ジンソンから6番チャン・ソンウの本塁打で1点を追加した。NCはイ・ミンホ、イム・チャンミンの継投で追加点を与えず、9回裏5番ナ・ソンボムのタイムリーで2-2の同点に追いつき、試合は延長に突入した。
NCはイム・チャンミン、チャン・ヒョンシク、KTは大卒新人チョ・ムグン、コ・ヨンピョ、シム・ジェミンの継投でそれぞれ無失点に抑え、試合は12回を終えても決着がつかなかったが、規定により引き分けとなった。2013年の一軍参入から3年目で最高位となる公式戦2位となり、ポストシーズンは初めてプレーオフ(10月18日開始予定)に出場するNCは、本拠地での公式戦最終戦で勝つことはできなかった。また新球団KTは、前途多難ではあったが3度のトレードや外国人選手の入れ替え、若手の起用と成長で何とか戦力を整え、結局最下位ではあったものの、球団史上初の引き分けで公式戦最終戦を締めくくり、一軍参入1年目だった2015年シーズンの幕を閉じた。打線ではブラックが3安打1打点、9番キム・ソンミンが4安打と活躍。