KBO(韓国野球委員会)は29日、2015年11月に予定されている新しい国際大会・WBSCプレミア12の韓国代表監督としてキム・インシクKBO技術委員長(68)の就任を発表した。近年一流プロ野球選手から構成される韓国代表の監督は、前年の韓国シリーズ優勝ないし準優勝チームの監督が選任される規定があったが、新しく始まるプレミア12については規定がなく、大会開幕が11月8日と韓国シリーズ閉幕(未定)から間もない期間であることが予想され、余裕をもって大会の準備に臨めないため現職のプロ野球チームの監督の就任が難しいとして、これまでの国際大会での韓国代表の躍進に最も貢献してきたキム・インシクが選ばれた。
キム・インシクはサンバンウル、トゥサン、ハンファとプロ野球チームの監督を歴任し、1995年OB(トゥサンの前身)、2001年トゥサンを韓国シリーズ優勝に導いた。2002年釜山アジア大会で初めて本格的な韓国代表チームの監督となり優勝に導いた。2006年第1回WBC(ワールドベースボールクラシック)では下馬評を覆してベスト4まで進出し、2009年第2回WBCでは準優勝という好成績を収め、近年のプロ野球人気興隆に大きく貢献した。2009年限りでハンファの監督を退任した後は、KBOの技術委員長として韓国代表チームの総括にあたっていた。
(文責:ふるりん)