2014年12月、KBO(韓国野球委員会)を通して米国メジャーリーグへポスティングを要請し、ピッツバーグパイレーツが500万2015ドルで交渉権を落札したカン・ジョンホ内野手(27)について、韓国時間17日、パイレーツと2015年から2018年までの4年総額1000万ドル、2019年はバイアウト条項のオプション(球団側が希望すれば500万ドルを受け取れる)として契約を結んだことが発表された。これにより、カン・ジョンホは韓国プロ野球から直接米国メジャーリーグへ移籍した初の野手ととなった。
カン・ジョンホはすでにメディカルチェックなどを済ませ、米国ペンシルベニア州・ピッツバーグに滞在している。パイレーツでの背番号はネクセン時代の16ではなく27と発表された。
カン・ジョンホは高校卒業後2006年現代へ入団し、現代解散後2008年ヒーローズ(2010年よりネクセンヒーローズ)へ移籍するとショートのレギュラーとして頭角を現した。2010年広州アジア大会韓国代表に選ばれ、優勝により兵役免除の恩典を受けた。2013年WBC(ワールドベースボールクラシック)、2014年仁川アジア大会韓国代表にも選ばれた。2014年は117試合に出場、打率.356、40本塁打、117打点、3盗塁と自己最高の成績を残し、満を持して米国移籍へと踏み切った。プロ9年間の通算成績は902試合に出場、打率.298、916安打、139本塁打、117打点、51盗塁。
パイレーツは長打力あるショートとしてカン・ジョンホに期待しており、厳しい内野のレギュラー争いを勝ち抜いてパイレーツの本拠地・PNCパークの天然芝のフィールドで活躍する姿が待ち望まれる。
(※ 1月17日現在の為替レート:1万ドルが117万5900円。)
(文責:ふるりん)