DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  カン・ジョンホ、ピッツバーグパイレーツと正式契約

 2014年12月、KBO(韓国野球委員会)を通して米国メジャーリーグへポスティングを要請し、ピッツバーグパイレーツが500万2015ドルで交渉権を落札したカン・ジョンホ内野手(27)について、韓国時間17日、パイレーツと2015年から2018年までの4年総額1000万ドル、2019年はバイアウト条項のオプション(球団側が希望すれば500万ドルを受け取れる)として契約を結んだことが発表された。これにより、カン・ジョンホは韓国プロ野球から直接米国メジャーリーグへ移籍した初の野手ととなった。
 カン・ジョンホはすでにメディカルチェックなどを済ませ、米国ペンシルベニア州ピッツバーグに滞在している。パイレーツでの背番号はネクセン時代の16ではなく27と発表された。
 カン・ジョンホは高校卒業後2006年現代へ入団し、現代解散後2008年ヒーローズ(2010年よりネクセンヒーローズ)へ移籍するとショートのレギュラーとして頭角を現した。2010年広州アジア大会韓国代表に選ばれ、優勝により兵役免除の恩典を受けた。2013年WBC(ワールドベースボールクラシック)、2014年仁川アジア大会韓国代表にも選ばれた。2014年は117試合に出場、打率.356、40本塁打、117打点、3盗塁と自己最高の成績を残し、満を持して米国移籍へと踏み切った。プロ9年間の通算成績は902試合に出場、打率.298、916安打、139本塁打、117打点、51盗塁。
 パイレーツは長打力あるショートとしてカン・ジョンホに期待しており、厳しい内野のレギュラー争いを勝ち抜いてパイレーツの本拠地・PNCパークの天然芝のフィールドで活躍する姿が待ち望まれる。

(※ 1月17日現在の為替レート:1万ドルが117万5900円。)

(文責:ふるりん