DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン4連敗  4位LG4連勝で5割復帰

NC 9−4 サムソン  (大邱
(勝)イ・ヘェチョン 1勝  (敗)ユン・ソンファン 12勝7敗
本塁打) NC : テームズ 35,36号、クォン・ヒィドン 6号、イ・サンホ 1号、イ・ホジュン 22号  サムソン : ナバーロ 28号、チェ・テイン 13号
 サムソンは1回裏、NCの先発パク・ミョンファンから1番ナバーロの先頭打者本塁打、6番キム・テワンのタイムリーなどで3点を先制した。NCは2回からノ・ソンホ、イム・チャンミンの継投で追加点を与えずにいると、6回表、サムソンの先発ユン・ソンファンから3番イ・ジョンウクの内野ゴロの間に1点を返すと、4番テームズのランニング本塁打、7番クォン・ヒィドンの2ランで4-3と逆転した。さらに7回表、サムソンの2番手チャ・ウチャン、3番手ぺク・チョンヒョンから途中出場の1番イ・サンホのプロ2年目での初本塁打テームズの2打席連続本塁打、5番イ・ホジュンの2者連続本塁打で4点を追加した。
 NCは8回表、サムソンの4番手キム・ヒョヌからイ・サンホのタイムリーで1点を追加した。サムソンは8回裏、NCの5番手イ・ミンホから3番チェ・テインの本塁打で1点を返したが、最後は7番手キム・ジンソンが抑え3位NCが逆転勝ちした。4番手として5回途中から6回途中まで無失点に抑えたイ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)が移籍後初勝利、なおかつトゥサン在籍時の2012年5月以来の勝利をあげた。打線ではテームズが3安打2本塁打3打点と活躍。先発ユン・ソンファンが6回4失点と突如乱れた首位サムソンは4連敗で、4年連続公式戦優勝に黄信号がともってきた。打線ではチェ・テインが3安打1本塁打1打点と活躍。


キア 6−7 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)イ・ドンヒョン 5勝1敗2S  (敗)イム・ジュンヒョク 3敗
 キアは2回表、LGの先発リオーダンから6番シン・ジョンギル、7番パク・キナム、9番キム・ウォンソプのタイムリーで4点を先制し、リオーダンをノックアウトした。さらにこの回代わったLGの3番手キム・ソンギュから3番ピルのタイムリーで2点を追加した。LGは5回裏、キアの先発トーマス(元北海道日本ハム)から1番チョン・ソンフンのタイムリーで1点、6回裏6番チェ・スンジュンのタイムリーで1点を返し、イム・ジョンウ、シン・ジェウン、ユ・ウォンサンのリリーフ陣も追加点を与えなかった。LGは8回裏、キアの2番手チェ・ヨンピル、3番手シム・ドンソプからチョン・ソンフン、3番パク・ヨンテク、4番イ・ビョンギュ(背番号9)のタイムリー、5番イ・ジニョンへの押し出しの四球で6-6の同点に追いついた。
 LGは9回からポン・ジュングンが登板し、試合はこのまま延長に突入した。4位LGは10回裏、キアの4番手イム・ジュンヒョクからチャンスを作ると、代わった5番手チェ・ヒョンジョンからイ・ジニョンの犠牲フライで逆転サヨナラ勝ちし、4連勝で4月9日以来となる勝率5割に復帰した。また6月7日の時点で17勝33敗と勝率3割台で、シーズン後半は奇跡的な快進撃を見せている。10回表に登板した7番手イ・ドンヒョンが5勝目。打線ではチョン・ソンフンが3安打2打点、パク・ヨンテク、イ・ビョンギュ(背番号9)が3安打1打点と活躍。序盤の6点差を守りきれなかった8位キアは5連敗。



トゥサン 1−4 ハンファ  (大田)
(勝)アン・ヨンミョン 7勝6敗4S  (セーブ)パク・チョンジン 4勝2敗9S  (敗)ノ・ギョンウン 3勝14敗
 トゥサンは2回表、ハンファの先発ユ・チャンシクから8番オ・ジェイルのタイムリーで1点を先制し、先発イ・ジェウは5回を無失点に抑えた。ユ・チャンシクも3回以降追加点を与えず、6回1失点と好投した。するとハンファは7回裏、トゥサンの2番手ノ・ギョンウンから5番ピーエイのタイムリーで1-1の同点に追いつき、代わったトゥサンの3番手ピョン・ジンスから相手の暴投で逆転し、8番チョン・ボムモのタイムリーや途中出場の9番イ・ハクチュンの内野ゴロの間に2点を追加した。
 最下位ハンファは7回以降アン・ヨンミョン、パク・チョンジンの継投で相手の反撃を断ち逆転した。これで5連敗中の8位キアとは1ゲーム差となり、最下位争いは分からなくなった。6位トゥサンは投打がかみ合わずポストシーズン進出可能の公式戦4位以上が厳しくなった。