DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   4位LG3連勝

 プロ野球公式戦は、仁川アジア大会にプロ選手主体の野球代表チームが出場するため、9月15日から30日まで中断され、10月1日より再開される。


サムソン 3−12 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ウ・ギュミン 10勝5敗  (敗)チャン・ウォンサム 10勝5敗
本塁打) LG : チェ・スンジュン 1号
 サムソンは3回表、LGの先発ウ・ギュミンから1番ナバーロのタイムリーで1点を先制した。LGは3回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから相手のエラー、6番チョン・ウィユンのタイムリー、7番チェ・スンジュンのプロ7年目での初本塁打で6-1と逆転した。LGは4回裏、サムソンの2番手チャ・ウチャンから1番パク・キョンス、2番ソン・ジュインのタイムリー、5番イ・ジニョンの犠牲フライで3点を追加した。サムソンは5回表2番パク・ハニの犠牲フライ、3番チェ・テインのタイムリーで2点を返した。
 LGは5回裏チャ・ウチャン、サムソンの3番手キム・ヒョヌ、4番手クォン・ヒョクから9番オ・ジファン、ソン・ジュイン、パク・ヨンテクのタイムリーで3点を追加した。7回以降ユ・ウォンサン、ユン・ジウン、キム・ソヌの継投で相手の反撃を断ち、4位LGが大量得点で3連勝となった。6回を3失点に抑えたウ・ギュミンが2013年に次いで2年連続2ケタ勝利となる10勝目。打線ではソン・ジュインが3安打2打点と活躍。パク・ヨンテクは史上15人目となる通算1700本安打を達成。首位サムソンは先発チャン・ウォンサムがエラーに泣かされ3回に6失点してしまい、リリーフも崩れてしまった。


NC 3−5 SK  (仁川・文鶴)
(勝)ユン・ギルヒョン 3勝3敗5S  (敗)イム・チャンミン 5勝3敗1S
本塁打) NC : テームズ 32号  SK : チェ・ジョン 14号
 NCは3回表、SKの先発ムン・グァンウンから4番テームズの3試合連続本塁打で1点を先制した。SKは5回裏、NCの先発ノ・ソンホから8番ナ・ジュファンのタイムリーで1-1の同点に追いつき、NCは6回表2番イ・ジョンウクのタイムリーで2-1と勝ち越した。SKは6回裏3番チェ・ジョンの2ランで3-2と逆転したが、NCは7回表、SKの3番手チョン・ユスから代打パク・チョンジュンの内野ゴロの間に3-3の同点に追いついた。
 SKは8回裏、NCの2番手イム・チャンミン、3番手ソン・ジョンウクからチャンスを作ると、代わった4番手イ・ミンホから5番キム・ガンミンのタイムリー、ホームスチールで2点を勝ち越した。最後は4番手ユン・ギルヒョンが抑え、SKが接戦を制しロッテに敗れたトゥサンを抜いて1日で5位に復帰した。3位NCは先発ノ・ソンホが6回3失点と自身の役割を果たしたが、相変わらずリリーフが弱くリードを守りきれなかった。


 

トゥサン 3−4 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)キム・スンフェ 1勝1敗17S  (敗)ユン・ミョンジュン 7勝2敗
本塁打) ロッテ : カン・ミンホ 15号、ムン・ギュヒョン 2号
 トゥサンは1回表、ロッテの先発オクスプリング(元阪神)から3番ミン・ビョンホンのタイムリーで1点を先制した。ロッテは2回裏、トゥサンの先発イ・ジェウから7番カン・ミンホの2ラン、9番オ・ヒョンテクのタイムリーで3-1と逆転した。トゥサンは3回表6番オ・ジェイルのタイムリーで1点を返し、3回途中からハム・トクチュ、ピョン・ジンス、オ・ヒョンテクのリリーフ陣が追加点を与えなかった。ロッテは6回からチョン・デヒョン、イ・ミョンウと継投策に出たが、トゥサンは7回表、ロッテの4番手イ・ジョンミンから4番キム・ヒョンスの犠牲フライで3-3の同点に追いつき、5番手オ・ヒョンテクも無失点に抑えた。
 7位ロッテは9回裏、トゥサンの6番手ユン・ミョンジュンから6番ムン・ギュヒョンの本塁打でサヨナラ勝ちした。9回表5番手として登板したキム・スンフェが勝利投手。打線がチャンスを生かしきれなかったトゥサンは連勝が3で止まり、NCに勝ったSKに抜かれ6位に後退。打線ではミン・ビョンホンが3安打1打点、8番キム・ジェホが3安打と活躍。


キア 6−10 ハンファ  (大田)
(勝)アルバース 6勝10敗  (セーブ)アン・ヨンミョン 6勝6敗4S  (敗)ソン・ウンボム 4勝7敗
本塁打) キア : イ・ボムホ 17号、キム・ミヌ 3号、パク・キナム 3号   ハンファ : キム・テギュン 17号、チェ・ジンヘン 12号、チョン・ボムモ 6号、ソン・グァンミン 9号 
 この試合、始球式は人気俳優のチョ・インソンがつとめ、同じ名前のハンファの捕手チョ・インソンがそのボールを受けて開始された。ハンファは1回裏、キアの先発キム・ビョンヒョン(元東北楽天)から5番ピーエイのタイムリーで2点を先制した。キアは2回表、ハンファの先発アルバースから6番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を返した。ハンファは2回裏、キアの2番手イム・ジュンソプから代打キム・テワンのタイムリーで1点を追加した。キアは5回表イ・ボムホ、9番キム・ミヌ本塁打で3-3の同点に追いついた。ハンファは5回裏、キアの3番手ソン・ウンボムから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の2ランで勝ち越した。
 ハンファは6回裏ソン・ウンボム、代わったキアの4番手シム・ドンソプから6番チェ・ジンヘンの2試合連続本塁打、8番チョン・ボムモ、2番ソン・グァンミンの本塁打で5点を追加した。キアは7回表、ハンファの2番手アン・ヨンミョンから代打パク・キナムの3ランで反撃したが、反撃もここまでで最下位ハンファが一発攻勢で5連敗から脱出した。7回途中まで3失点に抑えたアルバースが6勝目。8位キアは先発キム・ビョンヒョンを2回で降板させ継投策をとったが実らなかった。