DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   3位NC7連敗から脱出  SK3連勝で5位浮上

ロッテ 6−7 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)ムン・ソンヒョン 8勝3敗  (セーブ)ソン・スンナク 2勝4敗29S  (敗)ユーマン 11勝7敗
本塁打) ロッテ : チャン・ソンウ 1号、キム・ミンハ 2号  ネクセン : パク・ピョンホ 47号、パク・ホンド 4号
 ロッテは1回表、ネクセンの先発ムン・ソンヒョンから5番パク・チョンユンのタイムリーで1点を先制した。ネクセンは2回裏、ロッテの先発ユーマンから4番パク・ピョンホの本塁打で1-1の同点に追いつき、4回裏5番キム・ミンソンのタイムリー、7番パク・ホンドへの押し出しの四球で3-1と逆転した。ネクセンは6回途中から2番手チョ・サンウを登板させると、6回裏パク・ホンドの本塁打で2点、7回裏、ロッテの2番手イ・サンファから2番ロッティーノ(元オリックス)、パク・ピョンホのタイムリーで2点を追加した。
 ロッテは8回表、ネクセンの3番手ハン・ヒョンヒィ、守護神ソン・スンナクから代打パク・チュンソの犠牲フライ、7番チャン・ソンウの2010年9月以来となる本塁打、9番キム・ミンハの2試合連続本塁打で5点を返し、1点差に迫った。最後はソン・スンナクが抑え、2位ネクセンがなんとか逃げ切った。6回途中まで1失点に抑えたムン・ソンヒョンは8勝目。打線ではパク・ピョンホが3安打1本塁打2打点、パク・ホンドが1本塁打3打点と活躍。ロッテは先発ユーマンが6回5失点と振るわず、SKがトゥサンに勝ったため7位に後退。


キア 3−6 NC  (馬山)
(勝)チャーリー 11勝8敗  (セーブ)ソン・ミンハン 4勝3敗1S (敗)トーマス 2敗
 NCは1回裏、キアの先発トーマス(元北海道日本ハム)から4番テームズ、6番イ・ジョンウクのタイムリーで2点を先制した。キアは2回表、NCの先発チャーリーから7番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を返したが、NCは2回裏2番キム・ジョンホ、テームズのタイムリーで3点を追加し、トーマスをノックアウトした。さらに3回裏、キアの2番手キム・ジヌから9番イ・サンホの犠牲フライで1点を追加した。キアは4回表4番ナ・ジワンのタイムリーで1点を返し、シム・ドンソプ、イム・ジュンヒョク、キム・テヨン、ハン・スンヒョクの継投で相手に追加点を与えなかった。NCも7回からウォン・ジョンヒョン、イ・ミンホと継投策をとった。
 キアは9回表、NCの5番手ソン・ジョンウクから6番シン・ジョンギルの犠牲フライで1点を返したが、最後は6番手ソン・ミンハンが抑え3位NCが引き分け1つをはさんでの7連敗から脱出した。6回を2失点に抑えたチャーリーは11勝目。打線ではテームズが3打点と活躍。8位キアは先発トーマスが2回途中5失点といいところがなかった。打線では3番ピルが3安打と活躍。


LG 3−5 ハンファ  (大田)
(勝)ユン・ギュジン 7勝1敗9S  (敗)シン・ジェウン 7勝3敗
本塁打) LG : ソン・ジュイン 4号  ハンファ : キム・テギュン 15,16号、チェ・ジンヘン 10号
 LGは1回表、ハンファの先発イ・テヤンから3番パク・ヨンテク、4番イ・ビョンギュ(背番号7)の連続犠牲フライで2点を先制した。ハンファは2回裏、LGの先発シン・ジョンナクから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の2試合連続本塁打で1点を返した。LGは3回表9番ソン・ジュインの本塁打で1点を追加し、ハンファは4回裏キム・テギュンの2打席連続本塁打で1点を返した。LGは6回からユン・ジウン、イ・ドンヒョン、ユ・ウォンサンと継投策をとったが、ハンファは7回裏、LGの5番手シン・ジェウンから1番チョン・グヌのタイムリーで3-3の同点に追いついた。
 ハンファは8回以降アン・ヨンミョン、パク・チョンジン、ユン・ギュジンの継投で勝ち越し点を与えず、9回裏シン・ジェウンから7番チェ・ジンヘンの2試合連続本塁打で逆転サヨナラ勝ちした。6回裏ハンファの攻撃で、ビデオ判定によりセーフがアウトに変わったことに抗議し退場となったキム・ウンニョン監督の熱意に応えた形となった。そして8位キアがNCに敗れ0.5ゲーム差となったことで、最下位脱出が現実味を帯びてきた。ユン・ギュジンが7勝目。打線では6番キム・ギョンオンが3安打と活躍。4位LGはリリーフが打たれ、苦手のハンファに足を引っ張られてしまった。


SK 12−3  トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ヨ・ゴヌク 2勝2敗  (敗)チョン・デヒョン 1勝1敗
本塁打) SK : キム・サンヒョン 5号、ハン・ドンミン 3号  トゥサン : オ・ジェイル 3号
 SKは2回表、トゥサンの先発チョン・デヒョンから6番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を先制し、代わったトゥサンの2番手ノ・ギョンウンから8番ナ・ジュファンの併殺打の間に1点を追加した。SKは4回表4番パク・チョングォン、5番キム・ガンミン、キム・サンヒョンのタイムリーで3点、5回表、トゥサンの4番手チョン・ジェフンから7番キム・ソンヒョンの犠牲フライで1点、6回表トゥサンの5番手イ・ヒョンスン、6番手オ・ヒョンテクから3番チェ・ジョンのタイムリー、キム・サンヒョンの満塁本塁打で5点を追加した。トゥサンは7回裏、SKの先発ヨ・ゴヌクから8番オ・ジェイルの2ランでようやく反撃した。
 SKは8回表、トゥサンの8番手キム・ガンニュルから途中出場の4番ハン・ドンミンの本塁打で1点を追加し、トゥサンも8回裏、SKの2番手チェ・チュンモから5番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を返した。その後イ・サンベク、ユン・ギルヒョンが相手の反撃を断ち、SKが打線の爆発で3連勝しトゥサンを抜いて5位に浮上した。7回を2失点に抑えたヨ・ゴヌクが2勝目。打線ではキム・サンヒョンが3安打1本塁打6打点、パク・チョングォンが3安打1打点と活躍。先発チョン・デヒョンを2回途中で早めに変えたが後続が次々に打たれたトゥサンは3連敗で6位に後退。打線ではホン・ソンフンが3安打1打点と活躍。