DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  LG6連敗から脱出

 16日に発生したフェリー沈没事故を受け、18日からプロ野球では派手な応援活動や音響効果などが自粛となった。


サムソン 9−3 NC  (馬山)
(勝)ペ・ヨンス 1勝1敗  (セーブ)イム・チャンヨン 1勝1S  (敗)イ・ジェハク 1勝1敗
本塁打) サムソン : ナバーロ 4号、チェ・テイン 2号、イ・スンヨプ 2号
` NCは1回裏、サムソンの先発ぺ・ヨンスから5番の新外国人テームズの2点タイムリーで先制した。サムソンは3回表、NCの先発イ・ジェハクから2番の新外国人ナバーロ、3番チェ・テインの2者連続本塁打で2-2の同点に追いつくと、6番イ・スンヨプ(元オリックス)の3ランで逆転した。ペ・ヨンスは2回以降無失点に抑え、NCも5回からソン・ジョンウク、イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)、チェ・グムガンの継投で追加点を与えなかった。
 NCは8回裏、サムソンの3番手シム・チャンミンから4番イ・ホジュンの犠牲フライで1点を返した。サムソンは9回表、NCの5番手イム・チャンミンからチェ・テイン、5番パク・ソンミンのタイムリーなどで4点を追加し、最後は5番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が抑え勝利した。7回途中まで2失点のぺ・ヨンスが2014年シーズン初勝利。イム・チャンヨンの韓国でのセーブは2004年9月以来。打線ではチェ・テインが3安打1本塁打3打点と活躍。NCは先発イ・ジェハクが4回5失点と打たれ、連勝が5で止まり試合のなかったネクセンに抜かれ、SKと同率2位に後退。


キア 0−11 SK  (仁川・文鶴)
(勝)キム・グァンヒョン 2勝2敗 (敗)ヤン・ヒョンジョン 2勝2敗
本塁打) SK : パク・チョングォン 3号
 試合はSKの先発キム・グァンヒョン、キアの先発ヤン・ヒョンジョンの投手戦となった。5回まで無失点が続いていたが、SKは6回裏2番チョ・ドンファの犠打で1点を先制し、5番イ・ジェウォンのタイムリーで2点を追加した。そして7回裏1番キム・ガンミン、チョ・ドンファのタイムリーで3点を追加しヤン・ヒョンジョンをノックアウトし、代わったキアの2番手イム・ジュンヒョク、3番手パク・ソンホから3番チェ・ジョン、イ・ジェウォンのタイムリー、6番パク・チョングォンの3ランで一気に11点目を奪った。
 SKは8回以降チョン・ユス、ヨ・ゴヌクの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーでサムソンに敗れたNCと同率2位に並んだ。7回を無失点に抑えたキム・グァンヒョンが2勝目。打線ではイ・ジェウォンが3安打3打点、キム・ガンミンが3安打1打点と活躍。6位キアは先発ヤン・ヒョンジョンが崩れると歯止めが利かず完敗だった。 


ロッテ 13−7 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ユーマン 3勝   (敗)ボルスタッド 1勝1敗
本塁打) ロッテ : ヒメネス 2,3号、チェ・ジュンソク 3号  トゥサン : キム・ジェファン 1号
 トゥサンは1回裏、ロッテの先発ユーマンから5番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を先制した。ロッテは2回表、トゥサンの先発の新外国人ボルスタッドから5番の新外国人ヒメネス(元北海道日本ハム)の本塁打、9番チョン・ジュヌのタイムリーで2-1と逆転した。その後相手のエラー、3番ソン・アソプの内野ゴロの間と2点を追加したが、審判や記録係がアウトカウントを間違えていたため問題となり、監督の抗議などで試合は20分以上中断した。再開後4番チェ・ジュンソクの3ランで7点目を奪った。
 ロッテは3回表1番キム・ムンホのタイムリーなどで2点を追加し、4回表、トゥサンの2番手ホン・サンサムからヒメネスのこの試合2本目の本塁打となる2ラン、8番ムン・ギュヒョンのタイムリーで3点を追加した。トゥサンは7回裏、ロッテの2番手イ・サンファから1番ミン・ビョンホン、5番ホン・ソンフンのタイムリー、途中出場の6番キム・ジェファンの2012年4月以来の本塁打となる2ランで5点を返し、代わったロッテの3番手キム・スンフェから8番キム・ジェホのタイムリーでもう1点を返した。
 ロッテは8回表、トゥサンの5番手ユン・ミョンジュンから2番チョン・フンへの押し出しの四球で1点を追加し、カン・ヨンシク、キム・ソンベが相手の反撃を断ち勝利した。そしてトゥサンを抜いて4位となった。5回を1失点に抑えたユーマンが3勝目。打線ではヒメネスが3安打2本塁打3打点、ムン・ギュヒョンが4安打1打点と活躍。トゥサンは先発ボルスタッドが3回9失点と不運もあり乱調だった。打線ではホン・ソンフンが3打点と活躍。


(2本塁打と活躍した新外国人ヒメネス。)


LG 5−2 ハンファ  (大田)
(勝)ティーフォード 1勝  (セーブ)ポン・ジュングン 2S   (敗)ソン・チャンヒョン 2敗
本塁打) ハンファ : チョン・グヌ 1号
 LGは4回表、ハンファの先発ソン・チャンヒョンから8番ユン・ヨソプ、1番パク・ヨンテクの犠牲フライで2点を先制した。ハンファは4回裏、LGの先発の新外国人ティーフォードから8番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を返し、5回裏1番チョン・グヌの移籍後初本塁打で2-2の同点に追いついた。LGは6回表2番ムン・ソンジェの2点タイムリーで勝ち越すと、代わったハンファの2番手ソン・チャンシクから4番チョン・ウィユンへの押し出しの四球で1点を追加した。
 ハンファはイ・テヤン、アン・ヨンミョンが追加点を与えなかった。LGはイ・サンヨル、イ・ドンヒョン、ポン・ジュングンの継投で相手の反撃を断ち、依然最下位だが6連敗から脱出した。6回を2失点に抑えたティーフォードは韓国初勝利。打線では7番イ・ビョンギュ(元中日・背番号9)が4安打と活躍。敗れたハンファではチョン・グヌが3安打1本塁打1打点と活躍。