DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   サムソン、史上初の3年連続公式戦優勝

サムソン 9−2 ロッテ (釜山・社稷
(勝)チャン・ウォンサム 13勝10敗1S  (敗)イ・サンファ 2勝1敗1S
本塁打) ロッテ : ソン・アソプ 10号
 サムソンは4回表、ロッテの先発イ・サンファから7番チョン・ヒョンシクの犠牲フライ、相手のエラーで2点を先制し、5回表3番パク・ソンミンのタイムリーで1点、6回表、ロッテの2番手ホン・ソンミンからチョン・ヒョンシクのタイムリーで1点を追加した。ロッテは6回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから3番ソン・アソプの2ランで反撃した。サムソンは7回表、ロッテの3番手キム・スンフェから5番チェ・テイン、6番ソン・ウィジュンのタイムリーなどで3点、8回表、ロッテの4番手ホ・ジュンヒョクから2番パク・ハニのタイムリーで2点を追加した。
 サムソンはアン・ジマン、クォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、ロッテに快勝し3連勝でついに127試合目、あと1試合しか残っていない10月になってようやく史上初となる公式戦3年連続優勝、そして2010年以降4年連続の韓国シリーズ進出を決め、大混戦の優勝争いを制した。6回途中まで2失点に抑えたチャン・ウォンサムが13勝目。打線ではチェ・テインが4安打1打点、チョン・ヒョンシクが3打点と活躍。5位ロッテは優勝を目前にしたサムソンに押されっぱなしで、連勝が5で止まった。


ハンファ 11−8 LG (ソウル・蚕室)
(勝)キム・グァンス 3勝3敗1S  (セーブ)ソン・チャンシク 4勝5敗19S   (敗)ユ・ウォンサン 2勝1敗1S
本塁打) ハンファ : キム・テギュン 10号
 LGは1回裏、ハンファの先発イブランドから4番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を先制した。ハンファは2回表、LGの先発イム・ジョンウから7番キム・ギョンオンの犠牲フライ、8番の高卒新人チャン・ウンホのタイムリーで2-1と逆転した。LGは2回裏8番ユン・ヨソプ、1番パク・ヨンテク、3番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)のタイムリーで6-2と逆転した。
 ハンファは3回表、LGの2番手ウ・ギュミンから3番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の3ラン、6番チョン・ヒョンソク、チャン・ウンホのタイムリーで7-6と逆転した。LGは3回裏、ハンファの2番手キム・ヨンジュから9番オ・ジファンの2点タイムリーで8-7と逆転した。ハンファは5回表、LGの3番手ユ・ウォンサンからキム・ギョンオン、チャン・ウンホのタイムリーで10-8と逆転し、3番手キム・グァンス、4番手キム・ヒョンミンのリリーフ陣も無失点に抑えた。
 最下位ハンファは8回表、LGの7番手イ・サンヨルからキム・ギョンオンのタイムリーで1点を追加し、最後は守護神ソン・チャンシクが抑え乱打戦を制した。18安打と爆発した打線ではキム・ギョンオンが2安打4打点、チャン・ウンホが3安打3打点、キム・テギュンが3安打1本塁打3打点、5番ソン・グァンミンが3安打と活躍。LGは3連敗で、NCに勝ったネクセンに抜かれ3位に後退。打線ではイ・ビョンギュ(背番号9)が3安打2打点で、規定打席に達し打率.347で首位打者となった。
 

ネクセン 2−1 NC (馬山)
(勝)ナイト 12勝10敗  (セーブ)ソン・スンナク 3勝2敗45S  (敗)エリック 4勝11敗
 ネクセンは1回表、NCの先発エリックから3番イ・ソンヨルの内野ゴロの間に1点を先制し、先発ナイト(元北海道日本ハム)も無失点の好投を続けた。エリックも2回以降追加点を与えず、打線の援護を待ったがチャンスを生かせなかった。ネクセンは8回途中から2番手カン・ユングに交代させ、9回表エリックからイ・ソンヨルのタイムリーで1点を追加した。
 NCは9回裏、ネクセンの守護神ソン・スンナクから代打パク・チョンジュンのタイムリーで1点を返したが、ネクセンが何とか1点差を守り切り接戦を制し、ハンファに敗れたLGを抜いて2位に浮上した。8回途中まで無失点に抑えたナイトが12勝目。ソン・スンナクは最多セーブ争いトップの45セーブ目。7位NCは、エリックが2失点で完投したが11敗目を喫した。打線では7番チ・ソックンが3安打と活躍。


SK 9−0 キア (光州)
(勝)セッドン 14勝6敗  (敗)イム・ジュンソプ 4勝8敗
本塁打) SK : パク・チョングォン 16号
 SKは1回表、キアの先発の大卒新人イム・ジュンソプから3番イ・ジェウォンの犠牲フライ、6番ハン・ドンミン、7番キム・ソンヒョンのタイムリーで4点を先制し、2回表2番パク・チェサンのタイムリーで1点を追加した。SKの先発セッドンは無失点の好投を続け、打線は4回表、キアの2番手ハン・スンヒョクからイ・ジェウォンのタイムリーで1点、6回表5番チョン・サンホのタイムリーで1点を追加した。
 SKは6回途中からチン・ヘス、チョン・ユスの継投策をとり、8回表、キアの3番手の大卒新人ソン・ドンウクから4番パク・チョングォンの2ランでリードを広げた。6位SKは最後にヨ・ゴヌクが抑え、完封リレーで勝利した。6回途中まで無失点に抑えたセッドンは、最多勝争いトップタイの14勝目。15安打と爆発した打線ではパク・チェサンが4安打1打点と活躍。7位キアは、先発イム・ジュンソプが2回5失点と打たれ、打線もチャンスを生かせずいいところがなかった。