DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   3位LG4連勝、キア6連勝で4位浮上  イ・スンヨプ(元オリックス)、史上最多タイの通算351号本塁打

サムソン 3−8 NC (馬山)
(勝)ソン・ミンハン 2勝  (セーブ)イ・ジェハク 4勝2敗1S (敗)チャン・ウォンサム 4勝5敗
本塁打) サムソン : イ・スンヨプ 6号
 NCは2回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから8番ノ・ジンヒョクのタイムリーで2点を先制すると、4回裏相手のエラー、1番キム・ジョンホのタイムリーで4点を追加し、チャン・ウォンサムをノックアウトした。さらに5回裏、サムソンの2番手イ・ドンゴルから7番チ・ソックンのタイムリーで1点を追加し、NCの先発ソン・ミンハンも6回途中まで無失点に抑え、2番手の大卒新人イ・サンミンに交代した。
 サムソンは8回表、NCの3番手イ・ジェハクから3番イ・スンヨプ(元オリックス)の2試合連続本塁打で1点を返した。これは韓国通算351号本塁打で、ヤン・ジュンヒョク(元サムソン、2010年引退)に並ぶ史上最多タイ記録となった。さらに6番パク・ソンミン、7番チョ・ドンチャンのタイムリーで2点を返した。だがNCは8回裏、サムソンの3番手ペク・チョンヒョンからキム・ジョンホのタイムリーで1点を追加した。
 最後はイ・ジェハクが抑え、8位NCが4連敗から脱出し、7試合目にしてサムソン戦の球団史上初勝利をあげた。6回途中まで無失点に抑えたソン・ミンハンが2勝目。打線ではキム・ジョンホが3安打3打点と活躍。首位サムソンは先発チャン・ウォンサムが4回途中6失点と不調で、連勝が4で止まった。


(8回表、通算351号本塁打を打ったイ・スンヨプ。)


ネクセン 0−9 LG (ソウル・蚕室)
(勝)リズ 5勝6敗  (敗)ナイト 5勝3敗
本塁打) ネクセン : LG : イ・ビョンギュ(背番号9) 2号、ムン・ソンジェ 3号
 LGの先発リズ、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)はともに4回まで無失点に抑えた。LGは5回裏2死満塁のチャンスで、3番パク・ヨンテクの打球はサードが捕りセカンドへ送球したが、2塁審判が明らかにアウトのタイミングでセーフの判定を下し、その間に3塁走者が生還し1点を先制した。さらに4番チョン・ウィユンへの押し出しの四球、5番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)の2試合連続本塁打となる満塁本塁打、8番ユン・ヨソプのタイムリーで6点を追加し、ナイトをノックアウトした。さらに代わったネクセンの2番手ムン・ソンヒョンから9番ソン・ジュインのタイムリーで1点を追加した。
 3位LGは7回裏6番ムン・ソンジェの本塁打で1点を追加し、リズも相手に反撃を許さず、運も味方に付け4連勝と好調を維持し続けている。リズは2013年シーズン初の完封で5勝目。打線ではユン・ヨソプが3安打1打点と活躍。一方2位ネクセンは、5回裏2アウトからのまさかの誤審で8失点と悪夢を見てしまい、これで6連敗となった。
 

ハンファ 3−2 ロッテ (釜山・社稷
(勝)キム・ヒョンミン 3勝6敗  (セーブ)ソン・チャンシク 1勝4敗8S  (敗)カン・ヨンシク 3敗1S
 ハンファは3回表、ロッテの先発コ・ウォンジュンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで2点を先制した。ロッテは3回裏、ハンファの先発キム・ヒョンミンから3番ソン・アソプの内野ゴロの間に1点を返し、5回裏5番パク・チョンユンへの押し出しの四球で2-2の同点に追いついた。ハンファは7回表、ロッテの2番手カン・ヨンシクから3番キム・テワンのタイムリーで1点を勝ち越した。
 8回からは2番手ソン・チャンシクが無失点に抑え、最下位ハンファが3連敗から脱出した。7回を2失点に抑えたキム・ヒョンミンは3勝目。なお、ハンファにとっては2011年6月以来約2年ぶりにロッテの本拠地・社稷野球場での勝利で、同球場での連敗を17で止めた。併殺打3個と打線がつながらなかったロッテは連勝が4で止まり、SKに勝ったキアに抜かれ5位に後退。


SK 3−8 キア (光州)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 8勝1敗  (敗)セッドン 6勝4敗
本塁打) SK : チョ・インソン 2号、チェ・ジョン 16号  キア : キム・ジュヒョン 4号
 SKは2回表、キアの先発ヤン・ヒョンジョンから9番チョ・インソンの2ランで先制し、3回表3番チェ・ジョンの本塁打王争い単独トップの16号ソロで1点を追加した。キアは5回裏、SKの先発セッドンから8番キム・ジュヒョンの2ラン、3番キム・ジュチャンのタイムリーで4-3と逆転し、6回裏、SKの3番手イム・ギョンワンから2番キム・ソンビン、キム・ジュチャンのタイムリーで4点を追加した。
 キアは6回以降シン・スンヒョン、ユ・ドンフン、パク・キョンテ、ソン・ウンボムの継投で相手の反撃を断ち、6連勝でハンファに敗れたロッテを抜いて4位に浮上した。5回3失点と内容はあまりよくなかったが、打線の援護に恵まれたヤン・ヒョンジョンは、最多勝争いトップの8勝目。打線では9番パク・キナムが3安打、キム・ジュチャンが5打点と活躍。7位SKはセッドンが崩れ逆転負けで3連敗。