DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   キア打線爆発で大勝  NC、初の示範競技は完敗


 9日、2013年示範競技が開幕した。24日まで各球団12試合ずつが行われる。  


LG 4−4 サムソン  (大邱
本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 1号
 LGは3回表、サムソンの先発ペク・チョンヒョンから2番ソン・ジュインのタイムリーで1点を先制した。サムソンは4回裏、LGの先発リズから4番チェ・ヒョンウ、4番チェ・ヒョンウのタイムリーで2-1と逆転した。LGは6回表、サムソンの3番手チョ・ヒョングンから5番イ・ビョンギュ(背番号7)のタイムリーで2-2の同点に追いついた。さらに7回表、サムソンの4番手キム・ヒィゴルから1番イ・デヒョン、ソン・ジュインのタイムリーで4-2と逆転した。
 LGは5回以降イ・サンヨル、イ・ドンヒョン、イム・ジョンウが無失点に抑えてきた。サムソンは9回裏、サムソンの5番手チョン・ヒョヌクから4番チェ・ヒョンウの本塁打、代打シン・ミョンチョルの2ランで4-4の同点に追いついた。だが勝ち越せず9回終了時点で規定により引き分けとなった。LGはサムソンから移籍してきたソン・ジュインが2打点と活躍したが、チョン・ヒョヌクが同点打を許すなど明暗が分かれた。


SK 1−2 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)キム・ソンベ 1勝  (セーブ)チェ・デソン 1S  (敗)チェ・ビョンニョン 1敗
 SKの先発ヨ・ゴヌクは3回を無失点に抑え、2番手ミン・ギョンスが4回裏を無失点に抑えた。ロッテの先発キム・スンフェは5回途中まで、2番手イ・ミョンウ、3番手キム・ソンベがこのあと6回まで無失点に抑えた。ロッテは7回裏、SKの3番手チェ・ビョンニョンから1番ファン・ジェギュン、3番チャン・ソンホのタイムリーで2点を先制した。
 SKは8回表、ロッテの4番手チン・ミョンホから5番ハン・ドンミンのタイムリーで1点を返した。最後はチェ・デソンが抑え、ロッテが1点差を守りきった。SKは若手主体のオーダーで、キャンプ中から起用されているハン・ドンミンが活躍した。ロッテはハンファからトレードで移籍してきたチャン・ソンホが早速活躍した。


ハンファ 3−13 キア  (光州)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 1勝  (敗)ボーティスタ 1敗
本塁打) キア : チェ・ヒィソプ 1号
 キアは1回裏、ハンファの先発ボーティスタから2番キム・ソンビンの内野ゴロの間に1点を先制した。3回裏1番キム・ジュチャン、3番アン・チホン、4番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリー、5番チェ・ヒィソプの2ランで5点を追加した。キアの先発ヤン・ヒョンジョンは5回を無失点に抑えた。キアは6回裏、ハンファの3番手イ・テヤンからアン・チホン、イ・ボムホのタイムリーで3点を追加し、2番手ソ・ジェウンも6回と7回を無失点に抑えた。
 ハンファは8回表、キアの3番手の大卒新人ソン・ドンウクから代打の大卒新人チョ・ソンウォンの内野ゴロで1点を返した。キアは8回裏、ハンファの5番手チョン・ジェウォン、6番手の大卒新人チョ・ジフンから途中出場の4番パク・キナム、7番チェ・フルラク、8番カン・グィテ、9番シン・ジョンギルへの押し出しの四死球で4点を追加した。ハンファは9回表、キアの5番手の大卒新人コ・ヨンチャンから途中出場の8番チョン・ボムモ、2番イ・ハクチュンのタイムリーで2点を返したが、キアが打線の爆発で大勝した。18安打と爆発したキア打線では、シン・ジョンギルが4安打1打点と活躍。ハンファ打線ではイ・ハクチュンが3安打1打点と活躍。


ネクセン 6−1 NC  (馬山)
(勝)バンヘッケン 1勝  (敗)アダム 1敗
 ネクセンは2回表、NCの先発の新外国人アダムから8番パク・トンウォンのタイムリーで2点を先制した。4回表7番パク・ホンドの2点タイムリーでアダムをノックアウトすると、代わったNCの2番手イ・ミンホから途中出場の1番ソ・ゴンチャンのタイムリー、相手のエラーで2点を追加した。ネクセンの先発バンヘッケンは4回を無失点に抑えた。
 NCは6回裏、ネクセンの2番手チャン・ヒョフンから4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を返し、5回以降高卒新人ユン・ヒョンベ、ムン・ヒョンジョン、チョン・ソンギ、ファン・ドッキュンの継投で追加点を与えなかった。ネクセンも7回からマ・ジョンギル、イ・ジョンフン、ハン・ヒョンヒィの継投で相手の反撃を断ち、6-1で勝利した。2013年シーズンより1軍戦に参加するNCにとって初の示範競技は、新外国人アダムの不調とたった4安打に終わった打線により完敗だった。
(文責 : ふるりん