2012年 プレーオフ 第３戦
ＳＫ １−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）コ・ウォンジュン １勝 （セーブ）カン・ヨンシク １Ｓ （敗）ソン・ウンボム １敗
1勝1敗で迎えたＳＫとロッテの準プレーオフは、ロッテの本拠地・社稷野球場に28000人の超満員の観衆を集めた。
ロッテは1回裏、ＳＫの先発ユン・ヒィサンから1番キム・ジュチャン、2番パク・チュンソの連打と盗塁でチャンスを作ると、3番ソン・アソプのタイムリーで1点を先制した。1死後5番チョン・ジュヌのタイムリーで1点を追加し2-0とロッテが主導権を握った。ＳＫは2回表、ロッテの先発コ・ウォンジュンから6番キム・ガンミン、7番パク・チンマンの連打でチャンスを作ったが、無得点に終わった。ロッテは3回裏、1死から4番ホン・ソンフンのなんでもないゴロをショートのパク・チンマンが落とし、さらにユン・ヒィサンのボークで走者が2塁まで進んだ。ここでもロッテは6番カン・ミンホのタイムリーで1点を追加した。
ＳＫはソン・ウンボムを4回限りで交代させ、ロッテは5回裏、ＳＫの2番手パク・チョンベからソン・アソプの2塁打でチャンスを作ったが、ここは無得点に終わった。コ・ウォンジュンは6回表1，3塁のピンチを招いたところで2番手キム・ソンベに交代し、ロッテはここを無失点にしのいだ。するとロッテはその裏、9番ムン・ギュヒョンのなんでもない打球をＳＫのライトが目測を誤り取れず、タイムリーとなり1点を追加した。
ＳＫは8回表キム・ソンベから4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を返したが、交代した3番カン・ヨンシクに勢いをそがれた。ロッテは8回裏、ＳＫの3番手イ・ジェヨンから満塁のチャンスを作ったが、代わった4番手チェ・ヨンピルが何とか抑えた。ロッテは9回表もカン・ヨンシクに任せＳＫの反撃を断ち、第2戦、第3戦と連勝し、サムソンとの韓国シリーズ(10月24日第1戦)進出に王手をかけた。
6回途中まで無失点に抑えたコ・ウォンジュンはプロ4年目にしてポストシーズン初勝利。また8回途中から9回まで無失点に抑えたカン・ヨンシクもプロ13年目にしてポストシーズン初セーブと、ロッテのリリーフ陣は好調を維持している。逆にＳＫは過去5年連続韓国シリーズ進出を成し遂げたチームとは思えないほどミスを繰り返し、キム・ソングン監督の指揮下で3度の韓国シリーズ優勝をなしとげたかつての面影は薄れつつある。
注目のプレーオフ第4戦は20日14時から社稷野球場で開始され、予告先発はＳＫがマリオ(6勝3敗)、ロッテがチン・ミョンホ(2勝1敗)と発表された。
