2012年 プレーオフ 第１戦
ロッテ １−２ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キム・グァンヒョン １勝 （セーブ）チョン・ウラム １Ｓ （敗）ユーマン １敗
（本塁打） ＳＫ ： イ・ホジュン １号
公式戦2位で出場を決めたＳＫと、トゥサンとの準プレーオフを勝ち抜いたロッテとのプレーオフ第1戦は、ＳＫの本拠地・文鶴野球場に27600人の超満員の観衆を集めた。
ＳＫの先発は、2010年などＳＫの3度の韓国シリーズ優勝に貢献したが、2012年シーズンは8勝どまりと以前ほどの勢いがないキム・グァンヒョンだった。ロッテは1回表3番ソン・アソプが2死から2塁打でチャンスを作るが、キム・グァンヒョンは4番ホン・ソンフンを三振に仕留めた。キム・グァンヒョンは2回表三者連続三振を奪うなど序盤から飛ばした。するとＳＫは2回裏、ロッテの先発ユーマンから4番イ・ホジュンの本塁打で1点を先制した。
ＳＫは3回裏2死から1番チョン・グヌ、2番パク・チェサン、3番チェ・ジョンの連打や四球で満塁としたが、イ・ホジュンが三振でチャンスを逃した。キム・グァンヒョンは4回も3つのアウトすべて三振で取るなど、5回まで10奪三振の快投を見せた。しかしロッテは6回表代打チョン・フンが四球で出塁すると、3番ソン・アソプのタイムリーで1-1の同点に追いついた。なおも1死1,3塁とピンチは広がったが、ここで代打パク・チュンソの打球をショートのパク・チンマンが横っ飛びで取り、飛び出していた1塁走者をアウトにするダブルプレーでキム・グァンヒョンを助けた。
ＳＫは6回裏、この回途中から登板したロッテの2番手キム・サユルから5番パク・チョングォンのタイムリーで1点を勝ち越し、7回表から2番手オム・ジョンウクを登板させた。ここで先頭の6番チョン・ジュヌが四球で出塁すると、続く7番ファン・ジェギュンはバント失敗しチャンスを作れなかった。ロッテは7回からイ・ミョンウ、キム・ソンベ、チェ・デソンの継投で追加点を与えなかった。
(6回裏パク・チョングォンのタイムリーで勝ち越す。)
ＳＫは8回からパク・ヒィス、9回からチョン・ウラムの必勝リレーで1点差を守りきり、ＳＫがプレーオフ初戦をものにした。過去に韓国シリーズや国際大会での大舞台に慣れているキム・グァンヒョンが6回1失点と好投し、流れを呼び込むと、ポストシーズンに強いパク・チョングォンのタイムリーで鮮やかな勝利を収めた。ロッテはユーマンを立てての必勝態勢だったが、打線がキム・グァンヒョンのみならずＳＫの強力リリーフ陣に抑えられ、攻撃もちぐはぐだった。
プレーオフ第2戦は17日18時から仁川・文鶴野球場でプレーボールとなり、予告先発はＳＫがユン・ヒィサン、ロッテがソン・スンジュンと発表された。
