2012年 準プレーオフ 第3戦
トゥサン 7−2 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ピョン・ジンス 1勝 (敗)サドースキー 1敗
(本塁打) トゥサン : チェ・ジュンソク 1号
ロッテが先に2勝しプレーオフ進出に王手をかけた準プレーオフ第3戦は、ロッテの本拠地・社稷野球場に28000人の超満員の観衆を集めた。
トゥサンは1回裏、ロッテの先発サドースキーから先頭の1番イ・ジョンウクが死球で出塁しチャンスを作ると、3番キム・ヒョンスのタイムリーで1点を先制した。さらに5番チェ・ジュンソクの2ランで3-0とし、2者連続で四球を出したサドースキーは1回持たず2番手イ・スンホに交代となった。ロッテも1回裏、トゥサンの先発イ・ヨンチャンから満塁のチャンスを作り、5番パク・チョンユンのライトフライで3塁走者が帰ろうとしたが、状況判断が悪く好返球により本塁でタッチアウトとなり、無得点に終わった。
ロッテは2回裏、イ・ヨンチャンのボークと1番キム・ジュチャンのタイムリーで2-3と1点差に追い上げたが、同点にできなかった。ロッテは4回裏先頭の5番チョン・ジュヌが2塁打や犠打で3塁まで進んだが、捕手ヤン・ウィジの牽制球によりアウトとなった。トゥサンは5回表、イ・スンホ、代わったロッテの3番手キム・ソンベから満塁のチャンスを作ったが、得点できなかった。するとその裏ロッテは1死1,3塁とまたも同点のチャンスを迎えた。ここでトゥサンは2番手キム・チャンフン、3番手の高卒新人ピョン・ジンスの継投でピンチをしのいだ。
トゥサンは7回表、ロッテの4番手チェ・デソン、5番手カン・ヨンシクから4番ユン・ソンミン、6番オ・ジェウォンのタイムリーなどで4点を追加し、リードを広げた。ピョン・ジンスは7回まで無失点に抑え、8回以降ホン・サンサム、キム・サンヒョン、プロクターの継投で相手に反撃を許さず、トゥサンが反撃の1勝をあげ決着は第4戦以降に持ち越された。
(7回表オ・ジェウォンのタイムリーでトゥサンが7-2とリードを5点に広げる。)
5回途中から7回まで無失点に抑えたピョン・ジンスはポストシーズン初勝利。トゥサンは先発イ・ヨンチャンを早めに見切り、細かい継投でしのいで勝利を手にした。打線ではキム・ヒョンスが3安打1打点、9番キム・ジェホが3安打と活躍。一方ロッテはサドースキーが1回持たず降板したのがあまりにも痛く、リリーフ陣にしわ寄せが行き終盤に崩れ追加点を許した。打線も走塁のミスが響き得点を奪えず、敵地での第1,2戦で連勝した勢いがそがれてしまい、ポストシーズン、特に準プレーオフで本拠地・社稷野球場で勝てない伝統(1992年以来勝利なし)を壊せなかった。
ロッテが勝てばSKとのプレーオフ進出(第1戦は10月16日に予定)となる第4戦は、12日18時より社稷野球場で開始される。予告先発はロッテがコ・ウォンジュン(3勝7敗)、トゥサンがキム・ソヌ(6勝9敗)と発表された。