サムソン ９−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チャ・ウチャン ６勝７敗 （敗）イ・ヒィソン １敗
（本塁打） サムソン ： ペ・ヨンソプ ２号、チョ・ドンチャン ６号
サムソンは1回表、ＬＧの先発の大卒新人イ・ヒィソンから4番パク・ソンミン、5番チェ・ヒョンウ、8番チョ・ドンチャンのタイムリーで5点を先制し、イ・ヒィソンをノックアウトした。サムソンは2回表、ＬＧの2番手キム・ソンギュから1番ペ・ヨンソプの本塁打で1点を追加したが、ＬＧは3回裏、サムソンの先発チョン・イヌクから4番パク・ヨンテクのタイムリーで2点を返した。サムソンは6回表、ＬＧの3番手の大卒新人チェ・ソンフンからパク・ソンミンの内野ゴロの間に1点を追加し、ＬＧもその裏、サムソンの3番手チョン・ヒョヌクの暴投の間に1点を返した。
サムソンは7回表パク・ソンミンのタイムリーで1点、8回表、ＬＧの4番手ハン・ヒィからチョ・ドンチャンの本塁打で1点を追加した。8回からクォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、サムソンが2年連続6度目の公式戦優勝を勝利で決めた。これでサムソンは2連覇、5度目の優勝をかけて2010年以降3年連続での韓国シリーズへの出場(10月24日開幕予定、プレーオフ勝者と対戦)も決まった。
5回から6回途中まで登板した2番手チャ・ウチャンが2試合連続勝利となる6勝目。17安打と爆発した打線ではチョ・ドンチャンが3安打1本塁打4打点、パク・ソンミンが3安打3打点、チェ・ヒョンウが3安打1打点と活躍。投打ともに優勝チームの前に完敗だったＬＧは、2012年シーズンの7位が確定。打線では3番イ・ジニョンが3安打と活躍。
(優勝を祝うパク・ソンミン、イ・スンヨプ、キム・サンス。)
ＳＫ ４−１ ハンファ （大田）
（勝）マリオ ６勝３敗 （セーブ）チョン・ウラム ２勝４敗３０Ｓ （敗）ユ・チャンシク ６勝８敗
（本塁打） ＳＫ ： アン・チヨン ６号、チェ・ジョン ２６号、キム・ガンミン ５号
ハンファは2回裏、ＳＫの先発マリオから8番パク・ノミンのタイムリーで1点を先制した。ＳＫは3回表、ハンファの先発ユ・チャンシクから8番アン・チヨンの本塁打で1-1の同点に追いつき、4回表3番チェ・ジョンの2試合連続本塁打で2-1と逆転した。ＳＫは6回表4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を追加し、その裏から2番手パク・チョンベ、7回途中から3番手パク・ヒィスを登板させた。
ＳＫは9回表、ハンファの2番手ソン・チャンシクから6番キム・ガンミンの本塁打で1点を追加し、最後は守護神チョン・ウラムが抑え、逆転勝ちで公式戦2位を確定させた。これでポストシーズンは10月16日開始予定のプレーオフ(準プレーオフ勝者と対戦)からの出場となった。5回を1失点に抑えたマリオが6勝目。ユ・チャンシクが7回3失点と好投したが打線の援護がなかったハンファは5連敗で、2010年以来2年ぶりとなるシーズン最下位が確定した。打線では7番イ・デスが3安打と活躍。
トゥサン ０―５ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）ナイト １６勝４敗 （敗）キム・スンフェ ６勝７敗
（本塁打） ネクセン ： カン・ジョンホ ２４号
ネクセンは4回裏、トゥサンの先発キム・スンフェから3番カン・ジョンホの本塁打で1点を先制し、先発ナイト(元北海道日本ハム)も無失点の好投を続けた。キム・スンフェも6回を1失点と好投し、7回から2番手キム・チャンフンが登板した。ネクセンは8回から高卒新人ハン・ヒョンヒィ、パク・ソンミンが登板し、8回裏、トゥサンの3番手キム・ガンニュルから2番チャン・ギヨン、5番キム・ミンソンのタイムリーや相手のエラーで4点を追加した。
最後は4番手イ・ジョンフンが抑え、6位ネクセンが完封勝ちした。7回を無失点に抑えたナイトは最多勝争いトップの16勝目で、最優秀防御率(2.20)との2冠も視野に入っている。打線ではカン・ジョンホが3安打1本塁打1打点と活躍。3位トゥサンは打線が不発で、6回を1失点に抑えたキム・スンフェを見殺しにした。
ロッテ ０−１０ キア （群山）
（勝）キム・ジヌ １０勝５敗 （敗）イ・ジョンミン １勝３敗
（本塁打） キア ： キム・サンヒョン ４号
キアは1回裏、ロッテの先発イ・ジョンミンから5番アン・チホン、6番キム・サンヒョン、7番の大卒新人ファン・ジョンニプのタイムリーで4点を先制し、イ・ジョンミンは1アウトしか取れずノックアウトされた。さらにキアは2回裏、ロッテの2番手イ・ギョンウからキム・サンヒョンの満塁本塁打で4点、3回裏3番キム・ウォンソプ、アン・チホンのタイムリーで2点を追加した。キアの先発キム・ジヌは連打を許さず無失点を続け、ロッテはキム・ソンベ、チン・ミョンホ、カン・ヨンシクのリリーフ陣が追加点を与えなかった。
ロッテはその後得点を奪えず、5位キアが2試合連続完封勝利で4位ロッテとのゲーム差を2.5に縮め、公式戦4位以上の可能性を残した。見事完封勝利をおさめたキム・ジヌは、2006年以来6年ぶりの2ケタ勝利となる10勝目。打線ではキム・サンヒョンが1本塁打6打点と活躍。対照的に故障者続きの4位ロッテはこれで5連敗で、まったく覇気が感じられなかった。
