DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   チャン・ソンホ(ハンファ)、史上3人目の2000本安打達成

ハンファ 2―3 サムソン   (浦項
(勝)ゴードン 11勝3敗  (セーブ)オ・スンファン 2勝1敗33S  (敗)リュ・ヒョンジン 8勝9敗
 ハンファは4回表、サムソンの先発ゴードンから6番ハン・サンフンのタイムリーで1点を先制した。ハンファは5回表、2番チャン・ソンホがライト前ヒットを打ち、史上3人目となる個人通算2000本安打をプロ17年目(34歳と11ヶ月)で達成した。ハンファの先発リュ・ヒョンジンは無失点の好投を続け、打線は6回表8番シン・ギョンヒョンの犠牲フライで1点を追加し、チャン・ソンホの大記録達成を祝うかのようだった。しかしサムソンは6回裏相手のエラー、代打カン・ボンギュのタイムリーで3-2と逆転した。
 首位サムソンは7回以降ペク・チョンヒョン、シム・チャンミン、アン・ジマン、守護神オ・スンファンの継投で1点差を守りきり、逆転勝ちでSKに敗れた2位ロッテとのゲーム差を5.5に広げた。6回を2失点に抑えたゴードンは11勝目で、自身8連勝となった。オ・スンファンは最多セーブ争いトップタイの33セーブ目。最下位ハンファはリュ・ヒョンジンが6回裏につかまり逆転を許し、自信の連勝が3で止まった。 


SK 3―1 ロッテ   (釜山・社稷
(勝)ソン・ウンボム 7勝1敗  (セーブ)チョン・ウラム 2勝4敗26S  (敗)チェ・デソン 6勝8敗1S
 ロッテは4回裏、SKの先発ソン・ウンボムから6番パク・チョンユンのタイムリーで1点を先制した。ロッテの先発コ・ウォンジュンは5回まで無失点に抑えていたが、SKは6回表、ロッテの3番手チョン・デヒョンから3番チェ・ジョンの内野ゴロの間に1-1の同点に追いついた。さらにSKは8回表、ロッテの6番手チェ・デソンから7番パク・チェサンの2点タイムリーで3-1と逆転した。
 3位SKは8回以降パク・ヒィス、守護神チョン・ウラムの継投で相手の反撃を断ち、2位ロッテとのゲーム差を0.5に縮めた。7回を1失点に抑えたソン・ウンボムは7勝目。2位ロッテは逆転負けで3連敗となり、2位争いは4位トゥサンも含めて依然混戦となっている。
 

トゥサン 2―2 キア   (光州)
本塁打) トゥサン : オ・ジェイル 7号
 キアは4回裏、トゥサンの先発イ・ヨンチャンから7番キム・サンフンのタイムリーで2点を先制し、先発ソ・ジェウンも無失点の好投を続けた。イ・ヨンチャンも5回以降追加点を与えなかった。トゥサンは8回表、キアの3番手ハン・スンヒョクから相手のエラーで1点を返すと、イ・ヨンチャンも8回2失点と好投した。するとトゥサンは9回表、キアの4番手の大卒新人ホン・ソンミンから5番オ・ジェイルの本塁打で2-2の同点に追いついた。
 9回裏、トゥサンの2番手ホン・サンサムが無失点に抑え、試合は延長に突入した。キアは大卒新人パク・チフン、トゥサンは守護神プロクターがそれぞれ無失点に抑え、12回を終えても決着がつかなかったが、規定により引き分けとなった。9回表までリードされながらなんとか引き分けに持ち込んだ4位トゥサンの粘りが見られた。一方5位キアは、4位トゥサンとのゲーム差が5と縮まらず、2年連続ポストシーズン進出はだいぶ厳しくなってきた。


ネクセン 1―0 LG   (ソウル・蚕室)
(勝)バンヘッケン 10勝7敗  (セーブ)ソン・スンナク 3勝2敗30S  (敗)リズ 3勝12敗5S
 試合はネクセンの先発バンヘッケン、LGの先発リズの投手戦となった。5回まで互いに無得点が続いていたが、ネクセンは6回表3番カン・ジョンホのタイムリーで1点を先制した。バンヘッケンはその後のピンチも抑え、LGは7回以降ウ・ギュミン、イ・サンヨル、ユ・ウォンサンの継投で追加点を与えなかった。
 最後は守護神ソン・スンナクが抑え、6位ネクセンが完封リレーで、この試合が初采配となったキム・ソンガプ監督代行に初白星をプレゼントした。8回を無失点に抑えたバンヘッケンは、韓国1年目にして10勝目。ソン・スンナクは自身初となるシーズン30セーブを記録。7位LGはまたもや好投したリズを見殺しにし、これで自身3連敗となり、6位ネクセンとのゲーム差が3に開いた。