ロッテ―サムソン(大邱)は雨天中止。
キア 3―2 SK (仁川・文鶴)
(勝)アンソニー 11勝11敗 (セーブ)ホン・ソンミン 1S (敗)ブッシュ 4勝6敗
(本塁打) キア : キム・ウォンソプ 3号 SK : チェ・ジョン 23号、パク・チンマン 4号
SKは1回裏、キアの先発アンソニー・レルー(元福岡ソフトバンク)から3番チェ・ジョンの2試合連続本塁打で1点を先制した。キアは3回表、SKの先発ブッシュから3番キム・ウォンソプの2ランで逆転した。しかしSKはその裏9番パク・チンマンの本塁打で2-2の同点に追いついた。キアは5回表ブッシュからチャンスを作ると、代わったSKの2番手チェ・ヨンピルから4番ナ・ジワンの犠牲フライで1点を勝ち越した。SKはこのあとイ・ジェヨン、チョン・ウラムが追加点を許さなかった。
8回裏SKの攻撃で、4番イ・ホジュンの打球がファールかどうかの判定をめぐってキアのソン・ドンヨル監督(元中日)が審判に抗議し選手をベンチに引き上げさせた際、現役時代を通して自身初となる退場を命じられた。だが5位キアは2番手の大卒新人ホン・ソンミンが1点差を守りきり、接戦を制した。7回途中まで2失点に抑えたアンソニーは11勝目。ホン・ソンミンはプロ初セーブ。打線ではキム・ウォンソプが3安打1本塁打2打点と活躍。3位SKは連勝が4で止まり、LGに勝った4位トゥサンとのゲーム差が1に縮まった。
(退場を命じられたソン・ドンヨル監督。)
LG 5―6 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)キム・スンフェ 5勝6敗 (セーブ)プロクター 3勝4敗32S (敗)シン・ジェウン 4勝2敗
(本塁打) トゥサン : ユン・ソンミン 9号
LGは3回表、トゥサンの先発キム・スンフェから3番イ・ジニョンのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは3回裏、LGの先発シン・ジェウンから2番ソン・シホンの犠牲フライ、相手のボーク、3番キム・ヒョンスのタイムリーで3-2と逆転すると、代わったLGの2番手の大卒新人チェ・ソンフンから4番ユン・ソンミンの2ランでリードを広げた。トゥサンは7回途中からイ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)、ホン・サンサムの継投で相手の反撃を断ち、8回裏、LGの3番手イム・ジョンウから7番イ・ウォンソクのタイムリーで1点を追加した。
LGは9回表、トゥサンの守護神プロクターから相手のエラー、代打イ・デヒョンのタイムリーで3点を返したが、反撃もここまでで4位トゥサンが逃げ切り、2年ぶりのポストシーズン進出へ徐々に近づいている。7回途中まで2失点に抑えたキム・スンフェが5勝目。プロクターは外国人投手新記録となるシーズン32セーブを達成。打線ではユン・ソンミンが3安打1本塁打2打点と活躍。7位LGは先発シン・ジェウンが3回に突如崩れ、自身の連勝が3で止まった。
ハンファ 8―2 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)ボーティスタ 4勝4敗8S (敗)チャン・ヒョフン 6敗1S
ハンファは1回表、ネクセンの先発チャン・ヒョフンから3番チェ・ジンヘンのタイムリー、6番イ・デスの犠牲フライで2点を先制した。ハンファの先発ボーティスタは無失点を続けた。打線は6回表、ネクセンの3番手パク・ソンフンから1番オ・ソンジンの内野ゴロの間に1点、7回表、ネクセンの4番手キム・サンスの暴投で1点、8回表、ネクセンの5番手イ・ボグンからイ・デスのタイムリーで2点を追加し、7回途中から2番手パク・チョンジンが登板し相手の反撃を断った。
ハンファは9回表、ネクセンの6番手の高卒新人パク・チョンユンからチェ・ジンヘンの犠牲フライ、途中出場の4番イ・ハクチュンのタイムリーで2点を追加した。ネクセンは9回裏、ハンファの3番手アン・スンミンから9番キム・ミヌの犠牲フライなどで2点を返したが、反撃もここまでで最下位ハンファが快勝した。7回途中まで無失点に抑えたボーティスタが4勝目。打線ではイ・デスが3打点と活躍。6位ネクセンは打線が火を吹かず、投手陣も失点を重ねる無気力な試合展開だった。