DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2位トゥサン、首位サムソンに逆転勝ち  4位ネクセン、5連敗から脱出

トゥサン 2−1 サムソン   (大邱
(勝)コ・チャンソン 2勝1敗  (セーブ)プロクター 2勝2敗25S  (敗)チョン・ヒョヌク 5敗
本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 9号
 サムソンは4回裏、トゥサンの先発キム・ソヌから5番チェ・ヒョンウの2試合連続本塁打で1点を先制し、先発ペ・ヨンスも無失点の好投を続けた。しかし打線がこれ以上援護できず、トゥサンは6回表ペ・ヨンスから1番コ・ヨンミンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。キム・ソヌは7回を1失点に抑え、8回はキム・チャンフン、コ・チャンソンの継投で無失点に抑えた。するとトゥサンは9回表、サムソンの2番手チョン・ヒョヌクからコ・ヨンミンの2打席連続タイムリーで1点を勝ち越し逆転した。
 最後は守護神プロクターが抑え、2位トゥサンが逆転勝ちで接戦を制した。プロクターは最多セーブ争いトップの25セーブ目。首位サムソンは連勝が5で止まり、2位とのゲーム差が5.5とわずかに縮まった。中継ぎとしてここ数年活躍してきたが、2012年シーズンは打たれる場面が目立つチョン・ヒョヌクが勝ち星なしの5連敗。

 
キア 4−5 ロッテ   (釜山・社稷
(勝)イ・スンホ 2勝1敗  (セーブ)キム・サユル 1勝2敗23S  (敗)ユ・ドンフン 1勝1敗6S
本塁打) キア : キム・ジュヒョン 1号
 ロッテは3回裏、キアの先発ソーサから1番キム・ジュチャンの犠牲フライ、2番パク・チュンソのタイムリーで2点を先制した。キアは5回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから8番チャ・イルモクのタイムリー、9番キム・ジュヒョンの2ランで3-2と逆転した。ロッテはこのあとパク・トンウク、チェ・デソン、イ・スンホの継投で追加点を与えなかった。すると8回裏、キアの3番手ユ・ドンフンからチャンスを作ると、代わった4番手ヤン・ヒョンジョンから相手の暴投やエラー、6番ホン・ソンフンのタイムリーなどで5−3と逆転した。
 キアは9回表、ロッテの守護神キム・サユルから6番アン・チホンのタイムリーで1点差としたが、ロッテが逆転勝ちし混戦において何とか3位の座を守った。6位キアは先発ソーサが7回を2失点に抑えたが、リリーフが打たれ逆転負けで4連敗と、上位との差が少しずつ開いてきた。
 

ネクセン 7−5 SK   (仁川・文鶴)
(勝)パク・ソンフン 4勝2敗  (セーブ)ソン・スンナク 3勝2敗20S  (敗)パク・ヒィス 4勝1敗5S
本塁打) ネクセン : イ・テックン 7号、パク・ピョンホ 18号、チョ・ジュングン 1号
 ネクセンは1回表、SKの先発チェ・ビョンニョンから相手のエラーで1点を先制したが、SKも1回裏、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から4番イ・ホジュンのタイムリー、相手のエラーで2-1と逆転し、3回裏ダブルスチールの成功で1点を追加した。ネクセンは5回表3番イ・テックンのタイムリーで1点を返し、7回表、SKの2番手チェ・ヨンピルから3番イ・テックン、4番パク・ピョンホの2者連続本塁打で5−3と逆転した。だがSKもその裏イ・ホジュンの2点タイムリーで5-5の同点に追いついた。
 ネクセンは8回表、SKの4番手パク・ヒィスから2番チャン・ギヨンのタイムリーで1点を勝ち越し、9回表、SKの5番手オム・ジョンウクから7番チョ・ジュングンの本塁打で1点を追加した。最後は守護神ソン・スンナクが抑え、ネクセンが5連敗から脱出し単独4位に浮上した。7回裏に2番手で打者1人を抑えたパク・ソンフンが4勝目。SKはリリーフが打たれ接戦をものにできず、勝率5割を切り単独5位へと後退。打線では1番チョン・グヌが3安打と活躍。


ハンファ 3−5 LG   (ソウル・蚕室)
(勝)ユ・ウォンサン 3勝2敗3S  (セーブ)ポン・ジュングン 16S  (敗)パク・チョンジン 2勝4敗2S
本塁打)  LG : オ・ジファン 9号
 ハンファは1回表、LGの先発キム・グァンサムから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点を先制した。LGは2回裏、ハンファの先発キム・ヒョンミンから7番チョン・ウィユンのタイムリーで1-1の同点に追いつき、5回裏1番オ・ジファンの本塁打で2-1と逆転した。キム・グァンサムは6回途中まで1失点に抑え、LGは6回裏チョン・ウィユンの犠牲フライで1点を追加した。だがハンファは7回表、LGの3番手イ・ドンヒョンからキム・テギュンの2点タイムリーで3-3の同点に追いついた。
 LGは8回裏、ハンファの2番手パク・チョンジンからチャンスを作ると、代わった3番手ソン・チャンシクから途中出場の9番キム・テグンの2点タイムリーで勝ち越し、最後は守護神ポン・ジュングンが抑え接戦を制した。8回表5番手で無失点に抑えたユ・ウォンサンが3勝目。最下位ハンファは中継ぎが打たれ3連勝で止まった。打線では1番オ・ソンジン、7番イ・デスが3安打、キム・テギュンが3打点と活躍。