DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位SK30勝一番乗り

SK 2−0 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)キム・グァンヒョン 3勝  (セーブ)パク・ヒィス 3勝3S  (敗)チェ・ソンフン 2勝3敗
 SKは2回表、LGの先発の大卒新人チェ・ソンフンから7番チョン・サンホのタイムリーで1点を先制し、3回表3番チェ・ジョンの犠牲フライで1点を追加した。SKの先発キム・グァンヒョンは6回まで奪三振7個、無失点と好投し、チェ・ソンフンも2失点ながら6回途中まで投げ、キム・ギピョ、リュ・テッキョンのLGのリリーフ陣も追加点を与えなかった。
 だが首位SKは7回以降オム・ジョンウク、パク・ヒィスの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで2位LGとのゲーム差を広げ、30勝一番乗りとなった。6月1軍に復帰したキム・グァンヒョンは3連勝と好調を維持。LGは投手陣が踏ん張ったが打線がつながらず、首位SKとの3連戦で1勝2敗と負け越し勢いをそがれた。


トゥサン 8−7 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ピョン・ジンス 1勝  (セーブ)プロクター 1勝1敗16S  (敗)キム・サユル 1勝2敗14S
本塁打) トゥサン : チェ・ジュファン 1号、キム・ドンジュ 2号、ヤン・ウィジ 2号  ロッテ : パク・チョンユン 6号 
 ロッテは1回裏、トゥサンの先発キム・スンフェから相手のエラーや6番パク・チョンユンのタイムリーで3点を先制した。トゥサンは2回表、ロッテの先発チン・ミョンホから1番チェ・ジュファンのプロ7年目にしての初本塁打となる満塁本塁打で4−3と逆転した。3回表4番キム・ドンジュの本塁打で1点を追加し、チン・ミョンホをノックアウトした。ロッテは4回裏代打イ・スンファのタイムリー、1番チョン・ジュヌの犠牲フライで5−5の同点に追いつき、6回裏パク・チョンユンの本塁打で6−5と逆転した。
 トゥサンは7回表、ロッテの3番手チェ・デソンから7番ヤン・ウィジのタイムリーで6−6の同点に追いついた。だがロッテはその裏、トゥサンの3番手ホン・サンサムから4番ファン・ジェギュンの内野ゴロの間に1点を勝ち越した。6位トゥサンは9回表、ロッテの守護神キム・サユルからヤン・ウィジの2ランで逆転し、最後は守護神プロクターが抑え逆転勝ちした。
 4番手として8回裏を無失点に抑えた高卒新人ピョン・ジンスがプロ初勝利。打線ではヤン・ウィジが3安打1本塁打3打点、チェ・ジュファンが3安打1本塁打4打点と活躍。打撃戦を落とした4位ロッテではパク・チョンユンが1本塁打3打点と活躍。


(9回表、ヤン・ウィジが決勝の逆転2ランを打つ。) 


キア 9−6 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)アンソニー 5勝6敗  (セーブ)ハン・ギジュ 1勝7S  (敗)キム・ビョンヒョン 2敗
本塁打) ネクセン : イ・テックン 5号、パク・ピョンホ 13号、カン・ジョンホ 18号
 キアは1回表、ネクセンの先発キム・ビョンヒョン(元東北楽天)から4番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を先制し、3回表7番ハン・ソングの走者一掃のタイムリーで3点、4回表3番キム・ウォンソプのタイムリーで1点を追加した。ネクセンは6回裏、キアの先発アンソニー・レルー(元福岡ソフトバンク)から3番イ・テックン、4番パク・ピョンホの2者連続本塁打でようやく2点を返した。キアは7回表、ネクセンの2番手キム・サンスから途中出場の8番キム・サンフンのタイムリーで2点を追加した。
 ネクセンの7回裏の攻撃中、外野の照明灯の故障により試合は14分間中断した。再開後ネクセンはキアの2番手チン・へスからパク・ピョンホのタイムリー、5番カン・ジョンホの本塁打王争い独走の18号2ランで3点を返した。キアは8回表、ネクセンの3番手イ・ボグンからキム・ウォンソプのタイムリーで1点を追加したが、ネクセンもその裏、キアの4番手ハン・ギジュからイ・テックンのタイムリーで1点を返した。
 7位キアは9回表キム・サンフンのタイムリーで1点を追加すると、最後はハン・ギジュが抑え乱打戦を制し3連敗から脱出した。6回を2失点に抑えたアンソニーが5勝目。15安打と爆発した打線ではハン・ソングが3安打3打点、キム・サンフンが2安打3打点、1番イ・ヨンギュが3安打と活躍。2位ネクセンは先発キム・ビョンヒョンが5回5失点と打たれ、打線の反撃も及ばなかった。


ハンファ 1−12 サムソン  (大邱
(勝)ゴードン 4勝3敗  (敗)ソン・チャンシク 1勝1敗
本塁打) サムソン : パク・ソンミン 11,12号、イ・スンヨプ 14号
 ハンファは2回表、サムソンの先発ゴードンから8番チョン・ボムモのタイムリーで1点を先制した。サムソンは2回裏、ハンファの先発ソン・チャンシクから8番チン・ガビョンのタイムリーで1−1の同点に追いつくと、代わったハンファの2番手の新外国人ショーン・ヘンから相手の暴投、9番キム・サンス、2番カン・ボンギュ、4番チェ・ヒョンウのタイムリー、5番パク・ソンミンの3ランで8−1と逆転した。さらに4回裏、ハンファの3番手チョン・ミンヒョクから3番イ・スンヨプ(元オリックス)の2試合連続本塁打で1点を追加し、サムソンは7回からクォン・オジュンを登板させた。
 さらにサムソンは7回裏、ハンファの5番手マ・イリョンからパク・ソンミンのこの試合2本目となる本塁打などで2点、8回裏、ハンファの6番手アン・スンミンからイ・スンヨプの犠牲フライで1点を追加し、チョン・ヒョヌク、守護神オ・スンファンが相手の反撃を断ち3連勝とし、5位ながら同率2位のLG、ネクセンまで0.5ゲーム差に迫った。
 6回を1失点に抑えたゴードンが4勝目。16安打と爆発した打線ではパク・ソンミンが4安打2本塁打3打点、チン・ガビョンが3安打1打点と活躍。最下位ハンファは2回裏、期待の新外国人ショーン・ヘンが打たれて8失点したのがあまりにも痛く、7位キアすら大きく遠のく3連敗。


(7回裏パク・ソンミンがこの試合2本目となる12号本塁打を記録。)