ネクセン ０−２ サムソン （大邱）
（勝）ゴードン １勝 （セーブ）オ・スンファン １Ｓ （敗）バンヘッケン １敗
試合はサムソンの先発の新外国人ゴードン、ネクセンの先発の新外国人バンヘッケンの投手戦となり、5回まで無得点が続いた。特にゴードンは5回までノーヒットピッチングだった。サムソンは6回裏、先頭の3番イ・スンヨプ(元オリックス)が四球で出塁すると、1死後2003年以来約9年ぶりとなる盗塁を決め、5番パク・ソンミンのタイムリーで生還し先制点を奪った。サムソンは7回裏、ネクセンの2番手キム・サンスの暴投で1点を追加した。
サムソンはクォン・ヒョク、チョン・ヒョヌク、パク・チョンテ、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで逃げ切った。7回途中まで無失点に抑えたゴードンは、ＳＫからサムソンへ移籍後初勝利。打線ではパク・ソンミンが3安打1打点と活躍。ネクセンは先発バンヘッケンが7回途中まで自責点2と好投したが、打線がたった3安打に抑えられてしまった。
ハンファ ０ー１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イ・ジェヨン １勝 （敗）ボーティスタ １敗
ハンファの先発リュ・ヒョンジンは初回から三振の山を築き、4回裏には三社連続三進を記録したが、打線はＳＫの先発の新外国人マリオに抑えられ援護できない。ＳＫは5回裏満塁のチャンスを作ったが、走塁ミスなどでリュ・ヒョンジンから得点できなかった。するとリュ・ヒョンジンは6回裏にも三者連続三振を記録し、打線の援護を待つだけだったがマリオは7回無失点で降板した。リュ・ヒョンジンは8回で13奪三振と圧倒的な内容で降板した。
ＳＫは8回からイム・ギョンワン、パク・ヒィス、イ・ジェヨンの継投で無失点を続け、ハンファは9回裏2番手ボーティスタが得点を許さず、試合は延長に突入した。ＳＫは10回裏チャンスを作ると、1番チョン・グヌのサヨナラタイムリーで延長戦を制した。10回表を無失点に抑えたイ・ジェヨンが勝利投手。ハンファはたった2安打に抑えられてしまってはどうしようもなく、ボーティスタも自滅してしまった。
キア ８−６ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）コ・ウソク １勝 （セーブ）ユ・ドンフン １Ｓ （敗）リズ １敗２Ｓ
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク １号
キアは3回表、ＬＧの先発ジュキッチから1番イ・ヨンギュ、3番アン・チホン、5番ナ・ジワンのタイムリーで3点を先制した。ＬＧは4回裏、キアの先発ソ・ジェウンから2番パク・ヨンテクの本塁打で1点を返したが、キアは5回表4番チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を追加した。ＬＧは6回裏、キアの2番手シム・ドンソプから2番イ・ジニョンへの押し出しの四球で1点を返し、代わったキアの3番手の大卒新人パク・チフンから4番チョン・ソンフンの2点タイムリーで4−4の同点に追いついた。
キアは7回表アン・チホンのタイムリーで1点を勝ち越したが、ＬＧは8回裏、キアの5番手ハン・ギジュから代打キム・ヨンウィの2008年以来4年ぶりの打点となるタイムリーで5−5の同点に追いついた。その後ＬＧのユ・ウォンサン、リュ・テッキョンなどの継投でともども得点が入らず、試合は延長に突入した。キアは11回表、ＬＧの5番手リズから2番キム・ソンビンへの押し出しの四球、アン・チホンのタイムリーで2点を勝ち越すと、代わったＬＧの6番手イ・サンヨルからチェ・ヒィソプも押し出しの四球を選び1点を追加した。
ＬＧは11回裏、キアの6番手コ・ウソクからパク・ヨンテクのタイムリーで1点を返したが、最後は7番手ユ・ドンフンが抑え、4時間25分の激闘を制した。キア打線ではアン・チホンが3安打3打点と活躍。敗れたＬＧではチョン・ソンフンが3安打2打点と活躍。なお、9回表ＬＧの3番手として登板し無失点に抑えた左腕リュ・テッキョン(40)は、プロ18年目にして史上最多となる通算登板試合数(814試合)を記録した。
トゥサン ６−１ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ニッパート １勝 （敗）ソン・スンジュン １敗
（本塁打） ロッテ ： ホン・ソンフン １号
ロッテは2回裏、トゥサンの先発ニッパートから4番ホン・ソンフンの本塁打で1点を先制した。トゥサンは4回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから4番キム・ドンジュの犠牲フライで1−1の同点に追いつき、5回表9番コ・ヨンミンの2点タイムリーで3−1と逆転した。トゥサンは7回表、ロッテの2番手イ・ミョンウ、3番手キム・スワンから3番キム・ヒョンス、4番キム・ドンジュのタイムリーで2点を追加し、ニッパートも反撃を許さなかった。
トゥサンは9回表、途中出場の4番ホ・ギョンミンのプロ4年目にして初打点となるタイムリーで1点を追加し、ニッパートが9回裏のマウンドも上がって相手の反撃を断ち快勝した。ニッパートは9回1失点と完投。ロッテは先発ソン・スンジュンも7回途中までに自責点4など振るわなかった。
（文責：ふるりん）
