サムソン 0−1 キア (光州)
(勝)ハン・ギジュ 1勝 (敗)アン・ジマン 1敗
キアの本拠地・光州での地元開幕戦は、サムソンの先発ユン・ソンファン、キアの先発ユン・ソンミンと両チームのエースの投手戦となった。ユン・ソンファンは1回裏、先頭の1番イ・ヨンギュに四球を出した後三者連続三振といった好投を見せた。一方2011年最多勝投手のユン・ソンミンは2回表、三者連続三振とこちらも負けじと力投した。キアは何度かチャンスを作るが得点できず、ユン・ソンミンが8回まで11奪三振を奪う快投で無失点に抑えた。
サムソンは8回裏から2番手アン・ジマンを登板させ、継投策に出た。キアは9回表から2番手ハン・ギジュが登板し無失点に抑えた。すると9回裏、アン・ジマンから連打やエラーで1死満塁とチャンスを作り、6番キム・ウォンソプへの押し出し四球で1−0とサヨナラ勝ちし、3試合目にして2012年シーズン初勝利をあげた。サムソンは投手陣が失点を抑えてきたが打線がたったの1安打で、まさかの開幕3連敗。
SK 5−1 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)ロペス 1勝 (敗)カン・ユング 1敗
(本塁打) SK : パク・チンマン 1号 ネクセン : カン・ジョンホ 1号
SKは2回表、ネクセンの先発カン・ユングから8番パク・チンマンの3ランで先制した。ネクセンもその裏、SKの先発ロペスから5番カン・ジョンホの本塁打で1点を返した。その後両先発は無失点に抑えてきたが、SKは7回表パク・チンマンのタイムリーで1点を追加し、カン・ユングをノックアウトした。SKは8回表、ネクセンの2番手イ・ボグンから3番チェ・ジョンのタイムリーで1点を追加した。
SKは7回途中からパク・ヒィス、オム・ジョンウクの継投で相手の反撃を断ち、快勝し開幕3連勝と順調なスタートを切った。7回途中まで1失点に抑えたロペスは、キアからSKに移籍後初勝利。打線ではパク・チンマンが1本塁打4打点と活躍。ネクセンは地元木洞野球場での本拠地開幕戦でたった3安打に抑えられて完敗した。
(2回表パク・チンマンの3ランで先制。)
ロッテ 8−3 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ユーマン 1勝 (敗)ハン・ヒィ 1敗
ロッテは4回表、LGの先発イム・チャンギュから7番ファン・ジェギュンのタイムリーで1点を先制し、8番ソン・アソプの併殺打の間に1点を追加した。ロッテは4回表4番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加したが、LGはその裏、ロッテの先発の新外国人ユーマンから9番オ・ジファン、1番パク・ヨンテク、3番チェ・ドンスのタイムリーで3−3の同点に追いついた。LGは6回から、故障で2011年5月以来の1軍登板となるポン・ジュングンを2番手としてマウンドに送り、無失点に抑えた。LGは3番手のユ・ウォンサンも7回表を無失点に抑えた。
ロッテは8回表、LGの4番手ハン・ヒィから7番ファン・ジェギュン、9番ムン・ギュヒョンの犠打で2点を勝ち越し、9回表、LGの5番手ヤン・スンジン、6番手ウ・ギュミンからホン・ソンフン、6番パク・チョンユン、ムン・ギュヒョンのタイムリーで3点を追加した。8回以降チェ・デソン、カン・ヨンシクの継投で相手の反撃を断ち、ロッテが開幕3連勝となった。7回を3失点に抑えたユーマンは韓国初勝利。18安打と爆発した打線では2番チョ・ソンファンが4安打と活躍。LGは本拠地・蚕室野球場の本拠地開幕戦が2005年以来7年ぶりに入場券完売となる盛況ぶりだったが、ロッテの勢いの前に屈した。
トゥサン 6−0 ハンファ (清州)
(勝)イム・テフン 1勝 (セーブ)ソ・ドンファン 1S (敗)ヤン・フン 1敗
(本塁打) トゥサン : イ・ウォンソク 1号
トゥサンは3回表、ハンファの先発ヤン・フンから2番チョン・スビンのタイムリーで1点を先制し、3番イ・ウォンソクの満塁本塁打、相手の暴投でこの回5点を追加した。トゥサンの先発イム・テフンは好投を続け、ヤン・フンは3回以降追加点を与えず、ハンファは6回途中から2番手ユ・チャンシクをマウンドに送った。トゥサンはその後マ・イリョン、ソン・チャンシクなどハンファのリリーフ陣から得点できなかった。
トゥサンは7回から2番手ソ・ドンファンをマウンドに送り、相手に反撃を許さず完封リレーで快勝した。6回を無失点に抑えたイム・テフンは、2010年7月以来となる先発での勝利を記録した。7回から9回まで無失点に抑えたソ・ドンファンは、プロ8年目にして初セーブ。11安打を記録した打線ではチョン・スビンが4安打1打点と活躍。先発ヤン・フンが3回に6失点し、打線もつながらなかったハンファはこれで開幕3連敗。