トゥサンは11日、2012年シーズンの新外国人選手として、スコット・プロクター投手(35)と契約金5万ドル、年俸25万ドルの総額30万ドルで契約した。
米国出身の右腕プロクターは、1998年大学卒業後メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースと契約し、2004年ニューヨークヤンキースで初めてメジャー昇格した。2006年にはアメリカンリーグ最多の83試合に登板し26ホールドを記録するなど、ヤンキースの中継ぎの柱だった。2007年シーズン途中でロサンゼルスドジャースにトレードされると成績が下降し、ひじの手術も受けた。
その後フロリダマーリンズ、アトランタブレーブスなどを渡り歩き、2011年シーズンは8月にブレーブスを解雇され、4年ぶりにマイナー契約でヤンキースへ復帰したが結果を残せなかった。プロクターのメジャーリーグ6年間の通算成績は307試合に登板、18勝16敗1セーブ52ホールド、防御率4.78。マイナーリーグの通算成績は270試合に登板、42勝35敗25セーブ、防御率3.69。
プロクターは主にメジャーリーグでは中継ぎとして起用されてきたが、トゥサンでは豊富なリリーフの経験に期待し抑えとして起用すると思われる。トゥサンは2011年先発として活躍したダスティン・ニッパート投手(30)とすでに再契約を結んでいて、2012年シーズンの外国人選手枠2名ともに投手となることが決まった。