2008年、日本で開催して以来中断していたアジアシリーズが3年ぶりに台湾で復活する。
5年ぶりに韓国シリーズで優勝したサムソンは、2006年以来5年ぶり3度目となるアジアシリーズ出場となり、21日まで日本・沖縄県で秋季キャンプを実施し、念願のアジアシリーズ初優勝に向けて汗を流してきた。サムソンは一旦帰国し、23日仁川空港から開催地・台湾の桃園空港に出発した。
到着後、アジアシリーズ開催地のひとつである台中で、アジアシリーズ2011に出場する4チームの監督が出席し記者会見を開いた。今大会は開催地・台湾代表の統一ライオンズ、日本代表の福岡ソフトバンクホークス、初出場となるオーストラリア代表のパースヒート、そしてサムソンライオンズの4チームが優勝を争い、11月25日に開幕する。過去の4大会(2005−2008年)はすべて開催地・日本代表のチームが優勝している。
(左からパースのナイト監督、福岡ソフトバンクの秋山監督、サムソンのリュ・ジュンイル監督、統一の呂文生監督。)
【アジアシリーズ2011 日程】
[予選リーグ]
11月25日(台中・洲際) 13時 サムソン−パース 20時 福岡ソフトバンク−統一
11月26日(台中・洲際) 13時 サムソン−福岡ソフトバンク 19時 パース−統一
11月27日(桃園) 14時 パース−福岡ソフトバンク 20時 統一−サムソン
※ 11月28日は予備日。
[決勝]
11月29日(台中・洲際) 20時 予選リーグ1位−同2位
* 日時は全て日本・韓国時間(台湾は時差1時間遅れ)。
なお、サムソンは韓国シリーズ優勝に貢献したジャマーノ(元福岡ソフトバンク)、マシスの両外国人投手、チーム最多勝(14勝)のユン・ソンファン、左のエースのチャ・ウチャンなど先発ローテーションで投げていた投手4人と、2010年アジア大会に韓国代表として優勝し兵役が免除となったが、軍事基礎訓練を4週間受けなくてはならないリリーフの柱アン・ジマン、内野の控えチョ・ドンチャンの合計6人が不参加と、異国の未知の相手と戦うにはかなり苦しい状況である。
(文責 : ふるりん)