DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FAチン・ガビョン、カン・ボンギュと再契約

 サムソンは17日、先日FA(フリーエージェント)を申請したチン・ガビョン捕手(37)と契約期間2年、契約金4億ウォン、年俸4億ウォンの総額12億ウォン、カン・ボンギュ外野手(33)と契約期間2年、契約金1億5000万ウォン、年俸1億5000万ウォンの総額4億5000万ウォンで再契約した。
 チン・ガビョンは大学卒業後1997年OB(現トゥサン)に入団し、1999年シーズン途中にサムソンへトレードされ、正捕手として長年活躍しサムソンの4度の韓国シリーズ優勝に貢献した。1998年バンコクアジア大会、2006年WBC(ワールドベースボールクラシック)、2008年北京五輪など国際大会にも出場し、韓国を代表する捕手となった。2011年シーズンは112試合に出場、打率.273、10本塁打、42打点、1盗塁の成績で韓国シリーズ優勝を果たした。プロ通算14年間の成績は1558試合に出場、打率.273、1271安打、139本塁打、646打点、13盗塁。2006年オフに続いてのFA申請だったが、30代後半となっても衰えない実力に球団は最高級の待遇を用意し、すんなり再契約となった。
 カン・ボンギュは、2000年大学卒業後トゥサンへ入団し外野の控えとしてあまり目立った存在ではなかった。2005年オフトレードでサムソンへ移籍し、徐々に成績が向上し2009年は自身初の20本塁打、20盗塁を記録した。2011年シーズンは例年より少ない52試合に出場、打率.267、1本塁打、18打点、3盗塁の成績だったが、韓国シリーズ第5戦で決勝本塁打を打ち優勝に貢献した。プロ12年間の通算成績は770試合に出場、打率.267、445安打、43本塁打、219打点、55盗塁。自身初のFA申請だったが、貴重な外野の控えとして球団の評価が高く、再契約となった。