2011年 準プレーオフ 第3戦
SK 2−0 キア (光州)
(勝)ゴードン 1勝 (セーブ)オム・ジョンウク 1S (敗)ソ・ジェウン 1敗
舞台をキアの本拠地・光州へ移した準プレーオフ第3戦は、11日18時より大勢の観衆を集め、SKの先発ゴードン、キアの先発ソ・ジェウンで開始された。
(キアの先発ソ・ジェウン。)
SKは2回表4番パク・チョングォン、5番アン・チヨンの連打で無死1,3塁としたが、6番パク・チンマンの内野ゴロの際に3塁走者が本塁との間で挟殺になるなど、得点できなかった。キアも2回裏相手のエラーや四球で無死1,2塁のチャンスを作ったが、6番アン・チホンが併殺打に倒れるなどこちらも無得点で終わった。
SKは4回表も死球とパク・チョングォンのヒットで無死1,2塁としたが、1死からパク・チンマンの打球がライナーゲッツーになるなど不運もあった。こうして5回まで両チーム無得点が続いたが、SKは6回表1番チョン・グヌのヒットを足がかりに1死1,2塁のチャンスを作った。ここでキアはソ・ジェウンから2番手シム・ドンソプに交代したが四球を出して、打者1人だけで3番手ユ・ドンフンに交代させた。ここでSKはアン・チヨンの2点タイムリーでようやっと先制した。SKは6回裏途中からゴードンに代えて2番手の左腕パク・ヒィスをマウンドに送り、相手に反撃を許さない。
(5年ぶりのポストシーズンのマウンドで好投したキム・ジヌ。)
キアは6回途中から登板した4番手キム・ジヌが2006年の準プレーオフ以来5年ぶりのポストシーズンのマウンドで好投し、9回まで相手に追加点を許さなかった。7回裏SKの3番手チョン・デヒョンから1死1,2塁のチャンスを作ったが後続が断たれた。SKは8回裏チョン・ウラム、9回裏オム・ジョンウクと得意の継投策で何とか無失点に抑え、完封リレーで勝利した。これで準プレーオフの成績を2勝1敗とし、SKが第4戦に勝てばプレーオフ進出となる王手をかけた。
(ポストシーズン初セーブをあげたオム・ジョンウク。)
6回途中まで無失点に抑えたゴードンがポストシーズン初勝利、そしてオム・ジョンウクがポストシーズン初セーブ。SKは少ないチャンスをものにし、得意の小刻みな継投で守りきる野球を見せた。打線では4番パク・チョングォンが3安打と活躍。キアは投手陣こそ継投の失敗で2失点したが、ソ・ジェウンも比較的好投し、特にキム・ジヌの好投が光った。しかしSKの7安打と比べて4安打と、2安打を記録したチェ・ヒィソプ以外元気が感じられなかった。
SKが勝てばプレーオフ進出となる準プレーオフ第4戦は12日18時より同じく光州で行われ、予告先発はキアがユン・ソンミン、SKがユン・ヒィサンと発表された。