サムソン ３−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（本塁打）ＳＫ ： チョン・サンホ １１号
サムソンは4回表、ＳＫの先発コ・ヒョジュンから3番パク・ソンミン、7番チョ・ドンチャンのタイムリーで3点を先制した。ＳＫは5回裏、サムソンの先発ジャマーノ(元福岡ソフトバンク)から8番チョン・サンホの2ランで1点差とし、7回途中から2番手イ・ジェヨンが登板した。するとＳＫは7回裏、サムソンの2番手チョン・ヒョヌクから代打パク・チンマンの犠牲フライで3-3の同点に追いついた。このあとＳＫのパク・ヒィス、サムソンのチョン・イヌクの好投で勝ち越し点を奪えず、試合は延長に突入した。
結局ＳＫのオム・ジョンウク、チョン・ウラム、サムソンのイ・ウソンが特典を与えず、試合は12回を終えても決着がつかなかったため規定により引き分けとなった。公式戦優勝を決め6連勝中のサムソンは、余裕をもって延長戦を選手の起用テストにあてることができた。ロッテとの2位争い中の3位ＳＫにとっては、この日試合がなかったロッテとの差を縮める好機だったが、サヨナラ勝ちのチャンスを逃すなど拙攻が響いた。
ＬＧ ０−５ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）カン・ユング ３勝 （敗）リズ １０勝１３敗
（本塁打） ネクセン ： キム・ミヌ ６号
試合は4回までネクセンの先発カン・ユング、ＬＧの先発リズがなんとかピンチをしのいで無失点を続けていたが、ネクセンは5回裏2番キム・ミヌの2ランで先制した。さらに6回裏8番ホ・ドファンの内野ゴロの間に1点、7回裏、ＬＧの3番手イ・ボムジュンから5番アルドリッジのタイムリーで1点、8回裏相手のエラーで1点を追加した。
最下位ネクセンは6回以降イ・ボグン、オ・ジェヨン、イ・ジョンフンの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで快勝した。5回を無失点に抑えたカン・ユングが3勝目。5位ＬＧは先発リズが6回3失点に抑えたが打線の援護がなかった。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、最下位ネクセンが12勝7敗と勝ち越し、5位ＬＧの足を引っ張った。
キア ８−１ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ハン・ギジュ １勝３敗７Ｓ （敗）チェ・ヒョンジン １敗
（本塁打） キア ： ナ・ジワン １８号
キアは1回表、トゥサンの先発の高卒新人チェ・ヒョンジンから4番ナ・ジワンの満塁本塁打で4点を先制した。トゥサンは3回裏、キアの先発ハン・ギジュから6番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を返した。キアは5回表、トゥサンの2番手キム・ソンベから3番アン・チホンのタイムリーで1点を追加し、6回からイム・ジュンヒョク、シム・ドンソプ、ユ・ドンフンを登板させ反撃を許さなかった。キアは9回表、キム・ソンベ、トゥサンの3番手ソ・ドンファンから7番パク・キナム、9番ユ・ジェウォンのタイムリーで3点を追加した。
最後は4番手キム・ジヌが抑え、4位キアが快勝し2位進出へ望みをつないだ。ここ数年リリーフとして起用されてきたハン・ギジュは、5回を1失点に抑え新人だった2006年以来5年ぶりとなる先発勝利を記録。6位トゥサンはこれで3連敗で、プロ初登板で先発を任されたチェ・ヒョンジンは1アウトも取れずナ・ジワンに満塁弾を浴びるなど、痛いプロの洗礼を浴びた。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、キアが12勝7敗と勝ち越した。
