DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キム・スギョン(ネクセン)、2年ぶりの勝利

サムソン 5−2 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)マシス 5勝1敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝46S  (敗)イ・ヨンチャン 5勝10敗
 サムソンは1回表、トゥサンの先発イ・ヨンチャンから4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは1回裏、サムソンの先発マシスから4番キム・ドンジュ、6番チェ・ジュンソクのタイムリーで2-1と逆転した。サムソンは3回表チェ・ヒョンウの2点タイムリーで3-2と逆転し、マシスも反撃を許さなかった。そして7回表チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を追加しイ・ヨンチャンをノックアウトすると、9回表トゥサンの4番手ソ・ドンファンから相手のエラーで1点を追加した。
 7回以降チョン・ヒョヌク、クォン・オジュン、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、すでに公式戦優勝を決めたサムソンが逆転勝ちで6連勝とし、韓国シリーズ優勝に向けてその手を緩めることはなかった。6回を2失点に抑えたマシスは5勝目。オ・スンファンは自身のシーズン最多セーブ記録にあと1つと迫る46セーブ目。打線ではチェ・ヒョンウが3安打4打点と活躍。トゥサンはイ・ヨンチャンを打線が援護できず、LGに勝ったハンファに抜かれ7位に後退。打線では3番キム・ヒョンスが3安打と活躍。なお、2011年シーズン最終戦となったこのカードは、13勝5敗1分けとサムソンが大きく勝ち越した。


ネクセン 5−0 SK  (仁川・文鶴)
(勝)キム・スギョン 1勝1敗  (セーブ)ソン・スンナク 4勝2敗16S  (敗)ゴードン 5勝4敗
 ネクセンは3回表、SKの先発ゴードンから3番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を先制し、4回表7番オ・ジェイルのタイムリーで1点、5回表ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を追加しゴードンをノックアウトした。ネクセンの先発キム・スギョンは好投を続け、6回表SKの3番手パク・ヒィスから相手のエラーで1点、7回表5番アルドリッジのタイムリーで1点を追加した。
 最下位ネクセンは7回途中からイ・ボグン、守護神ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで勝利し4連敗から脱出した。プロ14年間で通算111勝を記録しているキム・スギョンが7回途中まで無失点に抑え、2009年以来となる2年ぶりの勝利。打線ではユ・ハンジュンが3安打2打点と活躍。3位SKはわずか4安打に抑えられる完封負けで、試合のなかった2位ロッテとのゲーム差が1に開いた。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、13勝5敗1分けでSKが勝ち越した。


LG 2−4 ハンファ  (大田)
(勝)リュ・ヒョンジン 11勝7敗  (セーブ)パク・チョンジン 7勝5敗7S  (敗)ジュキッチ 10勝7敗1S
 LGは1回表、ハンファの先発リュ・ヒョンジンから4番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を先制した。ハンファは1回裏、LGの先発ジュキッチから3番イ・ヤンギ、4番チェ・ジンヘンのタイムリーで2-1と逆転した。ハンファは4回裏相手のエラーで1点を追加し、LGは6回表途中出場の6番チョン・ビョンゴンのプロ初打点となるタイムリーで1点を返した。ハンファは7回裏2番ハン・サンフンのタイムリーで1点を追加し、ジュキッチをノックアウトした。
 ハンファはマ・イリョン、パク・チョンジンの継投で相手の反撃を断って接戦を制し、サムソンに敗れたトゥサンを抜いて6位に浮上し、2011年シーズンの本拠地・大田での最終戦を勝利で飾った。6回を2失点に抑えたリュ・ヒョンジンがチーム最多の11勝目。5位LGでは、これまでハンファ相手に4勝と得意にしてきたジュキッチが7回途中4失点ながら打線の援護がなく初黒星となった。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、LGが12勝6敗1分けと勝ち越した。


(試合終了後のセレモニーで花火が打ち上げられた。]