DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  史上初の年間観客動員数600万人突破  2位ロッテ、首位サムソンに完封勝ち

 秋夕(チュソク)の休日だった13日は、プロ野球4試合に61264人の観客が集まった。これにより2011年シーズンの年間観客動員数は605万7542人となり、史上初めて600万人を突破した。
 
ロッテ 5−0 サムソン  (大邱
(勝)チャン・ウォンジュン 12勝6敗  (敗)マシス 4勝1敗
本塁打) ロッテ : ホン・ソンフン 6号
 ロッテは2回表、サムソンの先発マシスから5番ホン・ソンフンの2ランで先制し、3回表相手のエラーで1点を追加した。ロッテの先発チャン・ウォンジュンは無失点の好投を続け、6回表4番イ・デホのタイムリーで1点を追加し、マシスをノックアウトした。さらに7回表、サムソンの2番手クォン・オジュンから1番チョン・ジュヌのタイムリーで1点を追加した。
 2位ロッテは7回途中からイ・ジェゴン、カン・ヨンシク、イム・ギョンワンの継投で相手の反撃を断ち、首位サムソン相手に完封リレーで勝利した。7回途中まで無失点に抑えたチャン・ウォンジュンがチーム最多の12勝目。首位サムソンは打線がつながらず連勝は4で止まった。6回途中まで3失点に抑えたマシスは韓国での初黒星となり、自身の連勝も4で終わった。
   

ネクセン 3−6 SK  (仁川・文鶴)
(勝)イ・ヨンウク 4勝4敗  (セーブ)オム・ジョンウク 2勝2敗2S  (敗)ムン・ソンヒョン 4勝11敗
本塁打) SK : キム・ガンミン 8号
 SKは1回裏、ネクセンの先発ムン・ソンヒョンから3番パク・チンマンの犠牲フライで1点を先制し、2回裏8番チョ・ドンファ、1番キム・ガンミンのタイムリーで2点を追加した。SKの先発イ・ヨンウクは無失点を続け、打線も6回裏、ネクセンの2番手の大卒新人ユン・ジウンからキム・ガンミンの3ランでリードを広げた。ネクセンは7回表、SKの2番手イ・スンホ(背番号37)、3番手チョン・デヒョンから5番アルドリッジのタイムリー、6番カン・ジョンホの犠牲フライで3点を返した。
 SKはその後チョン・ウラム、オム・ジョンウクの継投で相手の反撃を断ち快勝し、3位の座を守った。7回途中まで好投したイ・ヨンウクが4勝目。打線ではキム・ガンミンが4安打1本塁打4打点と活躍。最下位ネクセンはムン・ソンヒョンを打線が援護できず、反撃も遅かった。

  

キア 6−5 ハンファ  (大田)
(勝)ユン・ソンミン 16勝5敗1S  (セーブ)ハン・ギジュ 3敗7S  (敗)ユ・チャンシク 1勝3敗
本塁打) キア : ナ・ジワン 15号
 キアは1回表、ハンファの先発の高卒新人ユ・チャンシクから4番キム・サンヒョン、6番アン・チホン、8番パク・キナムのタイムリーで5点を先制し、ユ・チャンシクは1回途中でノックアウトされた。ハンファは3回裏、キアの先発ユン・ソンミンから2番オ・ジェピルの走者一掃となるタイムリーで3点を返し、2番手チャン・ミンジェは6回途中まで追加点を与えなかった。キアは8回から先発要員のトラビスを2番手として登板させ、9回表、ハンファの5番手キム・グァンスから5番ナ・ジワンの本塁打で1点を追加した。
 ハンファは9回裏、キアの3番手ハン・ギジュから8番ハン・サンフンのタイムリーで2点を返し1点差に迫ったが、反撃もここまでで4位キアが逃げ切った。7回途中まで3失点に抑えたユン・ソンミンは最多勝争いトップの16勝目で、特にハンファ相手には2008年以降9連勝と相性がよい。打線では3番イ・ジョンボムが3安打と活躍。7位ハンファはユ・チャンシクが1回持たなかったのが誤算だった。
 

トゥサン 3−2 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 12勝6敗  (敗)キム・グァンサム 4勝5敗
本塁打) LG : パク・ヨンテク 15号
 トゥサンは3回表、LGの先発キム・グァンサムから3番キム・ヒョンスの犠牲フライで1点を先制し、先発ニッパートは要所を抑え無失点を続けた。トゥサンは6回表4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を追加しキム・グァンサムをノックアウトすると、代わった2番手の高卒新人イム・チャンギュから相手のエラーで3−0とした。このあとLGはイ・サンヨル、キム・ソンギュの継投で追加点を与えなかった。
 LGは9回裏、寒風を狙っていたニッパートから6番パク・ヨンテクの2ランで1点差に迫った。だが反撃もここまでで、6位トゥサンが接戦を制し5位LGにゲーム差なしで並んだ。2失点完投のニッパートは12勝目。必死の継投も実らず投手たちに苦労を強いたLGは、9回裏の反撃も及ばず勝率5割、4位以上が遠のくばかりである。打線では4番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)が3安打と活躍。