秋夕(チュソク)の休日だった13日は、プロ野球4試合に61264人の観客が集まった。これにより2011年シーズンの年間観客動員数は605万7542人となり、史上初めて600万人を突破した。
ロッテ 5−0 サムソン (大邱)
(勝)チャン・ウォンジュン 12勝6敗 (敗)マシス 4勝1敗
(本塁打) ロッテ : ホン・ソンフン 6号
ロッテは2回表、サムソンの先発マシスから5番ホン・ソンフンの2ランで先制し、3回表相手のエラーで1点を追加した。ロッテの先発チャン・ウォンジュンは無失点の好投を続け、6回表4番イ・デホのタイムリーで1点を追加し、マシスをノックアウトした。さらに7回表、サムソンの2番手クォン・オジュンから1番チョン・ジュヌのタイムリーで1点を追加した。
2位ロッテは7回途中からイ・ジェゴン、カン・ヨンシク、イム・ギョンワンの継投で相手の反撃を断ち、首位サムソン相手に完封リレーで勝利した。7回途中まで無失点に抑えたチャン・ウォンジュンがチーム最多の12勝目。首位サムソンは打線がつながらず連勝は4で止まった。6回途中まで3失点に抑えたマシスは韓国での初黒星となり、自身の連勝も4で終わった。
ネクセン 3−6 SK (仁川・文鶴)
(勝)イ・ヨンウク 4勝4敗 (セーブ)オム・ジョンウク 2勝2敗2S (敗)ムン・ソンヒョン 4勝11敗
(本塁打) SK : キム・ガンミン 8号
SKは1回裏、ネクセンの先発ムン・ソンヒョンから3番パク・チンマンの犠牲フライで1点を先制し、2回裏8番チョ・ドンファ、1番キム・ガンミンのタイムリーで2点を追加した。SKの先発イ・ヨンウクは無失点を続け、打線も6回裏、ネクセンの2番手の大卒新人ユン・ジウンからキム・ガンミンの3ランでリードを広げた。ネクセンは7回表、SKの2番手イ・スンホ(背番号37)、3番手チョン・デヒョンから5番アルドリッジのタイムリー、6番カン・ジョンホの犠牲フライで3点を返した。
SKはその後チョン・ウラム、オム・ジョンウクの継投で相手の反撃を断ち快勝し、3位の座を守った。7回途中まで好投したイ・ヨンウクが4勝目。打線ではキム・ガンミンが4安打1本塁打4打点と活躍。最下位ネクセンはムン・ソンヒョンを打線が援護できず、反撃も遅かった。
キア 6−5 ハンファ (大田)
(勝)ユン・ソンミン 16勝5敗1S (セーブ)ハン・ギジュ 3敗7S (敗)ユ・チャンシク 1勝3敗
(本塁打) キア : ナ・ジワン 15号
キアは1回表、ハンファの先発の高卒新人ユ・チャンシクから4番キム・サンヒョン、6番アン・チホン、8番パク・キナムのタイムリーで5点を先制し、ユ・チャンシクは1回途中でノックアウトされた。ハンファは3回裏、キアの先発ユン・ソンミンから2番オ・ジェピルの走者一掃となるタイムリーで3点を返し、2番手チャン・ミンジェは6回途中まで追加点を与えなかった。キアは8回から先発要員のトラビスを2番手として登板させ、9回表、ハンファの5番手キム・グァンスから5番ナ・ジワンの本塁打で1点を追加した。
ハンファは9回裏、キアの3番手ハン・ギジュから8番ハン・サンフンのタイムリーで2点を返し1点差に迫ったが、反撃もここまでで4位キアが逃げ切った。7回途中まで3失点に抑えたユン・ソンミンは最多勝争いトップの16勝目で、特にハンファ相手には2008年以降9連勝と相性がよい。打線では3番イ・ジョンボムが3安打と活躍。7位ハンファはユ・チャンシクが1回持たなかったのが誤算だった。
トゥサン 3−2 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 12勝6敗 (敗)キム・グァンサム 4勝5敗
(本塁打) LG : パク・ヨンテク 15号
トゥサンは3回表、LGの先発キム・グァンサムから3番キム・ヒョンスの犠牲フライで1点を先制し、先発ニッパートは要所を抑え無失点を続けた。トゥサンは6回表4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を追加しキム・グァンサムをノックアウトすると、代わった2番手の高卒新人イム・チャンギュから相手のエラーで3−0とした。このあとLGはイ・サンヨル、キム・ソンギュの継投で追加点を与えなかった。
LGは9回裏、寒風を狙っていたニッパートから6番パク・ヨンテクの2ランで1点差に迫った。だが反撃もここまでで、6位トゥサンが接戦を制し5位LGにゲーム差なしで並んだ。2失点完投のニッパートは12勝目。必死の継投も実らず投手たちに苦労を強いたLGは、9回裏の反撃も及ばず勝率5割、4位以上が遠のくばかりである。打線では4番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)が3安打と活躍。