DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  3位ロッテ5連勝

サムソン 3−2 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ユン・ソンファン 10勝5敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝37S  (敗)イ・ヒョンスン 3勝4敗3S
 トゥサンは4回裏、サムソンの先発ユン・ソンファンから5番チェ・ジュンソクの内野ゴロの間に1点を先制し、5回裏1番オ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加した。トゥサンの先発キム・サンヒョンは6回途中まで無失点と好投した。だがサムソンは8回表、トゥサンの2番手イ・ヒョンスンから1番キム・サンス、3番チェ・テインのタイムリーで2−2の同点に追いつくと、さらに代わったトゥサンの3番手チョン・ジェフンから5番チェ・テインのタイムリーで3−2と逆転した。
 8回以降はクォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、首位サムソンが逆転勝ちした。7回を2失点に抑え打線が逆転してくれたユン・ソンファンは、最多勝のタイトルを獲得した2009年以来の2ケタ勝利となる10勝目。37セーブ目をあげたオ・スンファンは、チョン・ジェフン(トゥサン)が2005年に達成した15試合連続セーブの史上タイ記録に並んだ。7位トゥサンは課題のリリーフ陣がこの試合も機能せず、逆転負けで3連敗と厳しい状況が続いている。


SK 2−3 キア  (光州)
(勝)ソ・ジェウン 7勝8敗2S  (セーブ)ハン・ギジュ 3敗6S  (敗)ソン・ウンボム 8勝5敗1S
本塁打)  SK : チェ・ジョン 16号 
 キアは1回裏、SKの先発ゴードンから3番キム・ソンビンのタイムリーで1点を先制し、2回裏8番チャ・イルモクのタイムリーで1点を追加した。キアの先発ソ・ジェウンは5回まで無失点に抑えていたが、SKは6回表3番チェ・ジョンの2ランで2−2の同点に追いついた。キアは7回裏、SKの2番手ソン・ウンボムから3番キム・ソンビンの犠牲フライで1点を勝ち越した。
 4位キアは8回以降ハン・ギジュが同点打をゆるさず、何とか逃げ切って3連敗から脱出した。7回を2失点に抑えたソ・ジェウンは7勝目。2位SKは打線がつながらなかったが、2番チョ・ドンファが3安打と一人気を吐いた。4位キアだけでなくネクセンに勝った3位ロッテも含め、公式戦2位の座をめぐる争いは混沌としてきた。
 
  

ロッテ 2−1 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)サドースキー 9勝7敗  (セーブ)キム・サユル 5勝2敗13S  (敗)パク・チュンス 2勝2敗1S
本塁打) ネクセン : カン・ジョンホ 7号   
 ネクセンは4回裏、ロッテの先発サドースキーから5番カン・ジョンホの本塁打で1点を先制した。ネクセンの先発ムン・ソンヒョンは無失点の好投を続けたが、打線の援護がなかった。するとロッテは7回表2番手パク・チュンスからチャンスを作ると、ネクセンの3番手の大卒新人ユン・ジウンから代打ソン・ヨンソクの2点タイムリーで逆転した。
 最後は4番手キム・サユルが相手の反撃を断ち、3位ロッテが逆転勝ちで5連勝と勢いはまだまだ続き、2位SKとのゲーム差も縮まり2位争いに加わっている。7回途中まで1失点に抑えたサドースキーが9勝目。最下位ネクセンは投手陣が好投したが、打線が本塁打一本のみで連勝は3で止まった。  


LG 1−1 ハンファ  (大田)
本塁打) LG : チョン・ソンフン 8号
 ハンファは4回裏、LGの先発リズから6番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点を先制し、先発の高卒新人ユ・チャンシクも無失点の好投を続けた。LGは6回表3番チョン・ソンフンの本塁打で同点に追いつき、ユ・チャンシクはここでマウンドを2番手パク・チョンジンに譲った。LGは7回から高卒新人イム・チャンギュを登板させ、イ・サンヨル、ソン・シニョンの好投で勝ち越し点を与えなかった。ハンファも8回から登板した3番手ボーティスタが好投し、試合は延長に突入した。
 延長戦ではLGのヤン・スンジン、キム・ソンギュ、ハンファのチャン・ミンジェ、ユン・グニョン、シン・ジュヨンが相手に勝ち越し点を与えず、12回を終えても決着がつかなかったが規定により引き分けとなった。お互いチャンスを生かしきれず、特に3連敗中の5位LGにとっては厳しい結果となた。なお、LGの先発リズは4回表、史上最速となる球速161kmを記録した。