サムソン 3−2 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ユン・ソンファン 10勝5敗 (セーブ)オ・スンファン 1勝37S (敗)イ・ヒョンスン 3勝4敗3S
トゥサンは4回裏、サムソンの先発ユン・ソンファンから5番チェ・ジュンソクの内野ゴロの間に1点を先制し、5回裏1番オ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加した。トゥサンの先発キム・サンヒョンは6回途中まで無失点と好投した。だがサムソンは8回表、トゥサンの2番手イ・ヒョンスンから1番キム・サンス、3番チェ・テインのタイムリーで2−2の同点に追いつくと、さらに代わったトゥサンの3番手チョン・ジェフンから5番チェ・テインのタイムリーで3−2と逆転した。
8回以降はクォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、首位サムソンが逆転勝ちした。7回を2失点に抑え打線が逆転してくれたユン・ソンファンは、最多勝のタイトルを獲得した2009年以来の2ケタ勝利となる10勝目。37セーブ目をあげたオ・スンファンは、チョン・ジェフン(トゥサン)が2005年に達成した15試合連続セーブの史上タイ記録に並んだ。7位トゥサンは課題のリリーフ陣がこの試合も機能せず、逆転負けで3連敗と厳しい状況が続いている。
SK 2−3 キア (光州)
(勝)ソ・ジェウン 7勝8敗2S (セーブ)ハン・ギジュ 3敗6S (敗)ソン・ウンボム 8勝5敗1S
(本塁打) SK : チェ・ジョン 16号
キアは1回裏、SKの先発ゴードンから3番キム・ソンビンのタイムリーで1点を先制し、2回裏8番チャ・イルモクのタイムリーで1点を追加した。キアの先発ソ・ジェウンは5回まで無失点に抑えていたが、SKは6回表3番チェ・ジョンの2ランで2−2の同点に追いついた。キアは7回裏、SKの2番手ソン・ウンボムから3番キム・ソンビンの犠牲フライで1点を勝ち越した。
4位キアは8回以降ハン・ギジュが同点打をゆるさず、何とか逃げ切って3連敗から脱出した。7回を2失点に抑えたソ・ジェウンは7勝目。2位SKは打線がつながらなかったが、2番チョ・ドンファが3安打と一人気を吐いた。4位キアだけでなくネクセンに勝った3位ロッテも含め、公式戦2位の座をめぐる争いは混沌としてきた。
ロッテ 2−1 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)サドースキー 9勝7敗 (セーブ)キム・サユル 5勝2敗13S (敗)パク・チュンス 2勝2敗1S
(本塁打) ネクセン : カン・ジョンホ 7号
ネクセンは4回裏、ロッテの先発サドースキーから5番カン・ジョンホの本塁打で1点を先制した。ネクセンの先発ムン・ソンヒョンは無失点の好投を続けたが、打線の援護がなかった。するとロッテは7回表2番手パク・チュンスからチャンスを作ると、ネクセンの3番手の大卒新人ユン・ジウンから代打ソン・ヨンソクの2点タイムリーで逆転した。
最後は4番手キム・サユルが相手の反撃を断ち、3位ロッテが逆転勝ちで5連勝と勢いはまだまだ続き、2位SKとのゲーム差も縮まり2位争いに加わっている。7回途中まで1失点に抑えたサドースキーが9勝目。最下位ネクセンは投手陣が好投したが、打線が本塁打一本のみで連勝は3で止まった。
LG 1−1 ハンファ (大田)
(本塁打) LG : チョン・ソンフン 8号
ハンファは4回裏、LGの先発リズから6番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点を先制し、先発の高卒新人ユ・チャンシクも無失点の好投を続けた。LGは6回表3番チョン・ソンフンの本塁打で同点に追いつき、ユ・チャンシクはここでマウンドを2番手パク・チョンジンに譲った。LGは7回から高卒新人イム・チャンギュを登板させ、イ・サンヨル、ソン・シニョンの好投で勝ち越し点を与えなかった。ハンファも8回から登板した3番手ボーティスタが好投し、試合は延長に突入した。
延長戦ではLGのヤン・スンジン、キム・ソンギュ、ハンファのチャン・ミンジェ、ユン・グニョン、シン・ジュヨンが相手に勝ち越し点を与えず、12回を終えても決着がつかなかったが規定により引き分けとなった。お互いチャンスを生かしきれず、特に3連敗中の5位LGにとっては厳しい結果となた。なお、LGの先発リズは4回表、史上最速となる球速161kmを記録した。