キア 3―0 サムソン (大邱)
(勝)ユン・ソンミン 9勝7敗 (敗)ペ・ヨンス 11勝8敗
(本塁打) キア : チョ・ヨンフン 5,6号
キアは4回表、サムソンの先発ペ・ヨンスから7番チョ・ヨンフンの本塁打で1点を先制した。キアの先発ユン・ソンミンは4回裏四球で一人走者を出した以外は無失点、無安打の好投を続けた。ペ・ヨンスも追加点を許さなかったが、キアは9回表チョ・ヨンフンのこの試合2本目の本塁打となる2ランでリードを広げた。
ユン・ソンミンは8回まで無安打無得点に抑えたが、9回裏先頭打者の2番パク・ハニに初安打を記録され、ノーヒットノーランの偉業はならなかった。だが後続を断ち、完封勝利でキアが3連勝し、SKに敗れたネクセンを抜いて5位に浮上した。ユン・ソンミンは見事な完封勝利で9勝目。打線ではチョ・ヨンフンが2本塁打3打点と活躍。首位サムソンはペ・ヨンスが3失点で完投したが、ノーヒットノーランを阻止するのがようやっとで、2位SKも勝ったため公式戦優勝へのマジックナンバーは5のままである。
SK 7−2 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)マリオ 5勝3敗 (敗)ナイト 15勝4敗
(本塁打) ネクセン : カン・ジョンホ 22号
SKは2回表、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から9番キム・ソンヒョンのタイムリーで2点を先制し、4回表1番チョン・グヌのタイムリーで1点を追加した。ネクセンは6回裏、SKの先発マリオから3番カン・ジョンホの本塁打で1点を返した。SKは8回表、ネクセンの2番手イ・ジョンフンから8番チョ・インソンのタイムリーで1点を追加し、ネクセンも8回裏、SKの2番手パク・ヒィスから代打オ・ユンの併殺打の間に1点を返した。
2位SKは9回表、ネクセンの3番手シム・スチャンから4番イ・ホジュン、7番パク・チェサンのタイムリーで3点を追加し、最後は3番手オム・ジョンウクが抑え快勝した。7回を1失点に抑えたマリオは、7月19日のLG戦以来となる5勝目。ナイトは7回3失点と悪い内容ではなかったが、打線の援護がなくリリーフ陣も崩れ自身の連勝は6で止まった。ネクセンは、サムソンに勝ったキアに抜かれ6位に後退。2012年シーズン最終戦となったこの試合は、SKが11勝8敗と勝ち越した。
ハンファ 0―5 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ノ・ギョンウン 11勝6敗 (敗)ユ・チャンシク 6勝7敗
トゥサンは1回裏、ハンファの先発ユ・チャンシクから4番ユン・ソンミンのタイムリーで1点を先制し、先発ノ・ギョンウンも好投を続けた。ユ・チャンシクも好投を続けたが、トゥサンは6回裏7番イム・ジェチョル、8番チェ・ジュファンのタイムリーで2点を追加した。さらに8回裏、ハンファの3番手マ・イリョンから相手のエラーで5-0とダメを押した。
ノ・ギョンウンが9回裏のマウンドも上がり相手の反撃を許さず、4位トゥサンが完封勝利し、試合のなかった3位ロッテとゲーム差なしで並んだ。ノ・ギョンウンは見事な完封勝利で11勝目。最下位ハンファはユ・チャンシクが7回途中まで3失点と好投したが、ノ・ギョンウンに翻弄された打線の援護がなかった。