DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  サムソン4連勝で首位固め

サムソン 4−2 LG  (ソウル・蚕室) 
(勝)チャ・ウチャン 7勝4敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝29S  (敗)リズ 8勝9敗
本塁打) LG : パク・ヨンテク 13号、チョ・インソン 15号
 LGは4回裏、サムソンの先発チャ・ウチャンから4番パク・ヨンテク、5番チョ・インソンの2者連続本塁打で2点を先制した。サムソンは5回表、LGの先発リズから9番チョ・ドンチャンのタイムリーで1点を返し、1番キム・サンスの内野ゴロの間に2−2の同点に追いついた。すると6回表5番パク・ソンミンのタイムリーで3−2と逆転し、7回表キム・サンスの内野ゴロの間に1点を追加した。
 8回途中からアン・ジマン、9回からは守護神オ・スンファンと鉄壁のリレーで相手の反撃を断ち、首位サムソンが逆転勝ちで4連勝としその座を固めた。8回途中まで2失点のチャ・ウチャンが、6月22日のハンファ戦以来となる7勝目。オ・スンファンはセーブ王争いトップの29セーブ目。4位LGは打線がつながらず、リズが7回4失点打線の援護がなく9敗目を喫し、最近4連敗でついに勝率が5割を切ってしまい、5位ロッテがすぐ背後まで迫っている。

   
ネクセン 5−10 キア  (光州) 
(勝)ソン・ヨンミン 6勝5敗4S  (セーブ)ハン・ギジュ 2敗3S  (敗)ナイト 3勝10敗
本塁打) キア : ナ・ジワン 7,8号
 キアは先発ロペスがわき腹の痛みで2回限りで交代、また4番イ・ボムホも腰を痛め3回から交代と不安な空気が漂ったが4回裏、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から6番アン・チホンのタイムリーで1点を先制し、5回裏途中出場の4番パク・キナム、5番ナ・ジワンのタイムリーで2点を追加した。ネクセンも6回表、キアの2番手ソン・ヨンミンから3番ユ・ハンジュンの犠牲フライで1点を返した。キアはその裏、ネクセンの3番手の大卒新人ユン・ジウン、4番手イ・ボグンから3番キム・ウォンソプの犠牲フライ、5番ナ・ジワンの満塁本塁打で5点を追加した。
 ネクセンは8回表、キアの4番手イ・サンファ、5番手パク・ソンホから2番キム・ミヌ、ユ・ハンジュン、4番アルドリッジのタイムリーで4点を返した。だがキアは8回裏、ネクセンの6番手キム・スギョンからナ・ジワンの2打席連続本塁打で2点を追加し、最後は7番手ハン・ギジュが抑え、首位サムソン相手に喫した3連敗から脱出し、2位として首位追走の手を緩めていない。3回から6回まで1失点と好投したソン・ヨンミンが6勝目。打線ではナ・ジワンが4安打2本塁打7打点、アン・チホンが3安打1打点と活躍。しかし主力野手のキム・サンヒョンが6回裏顔に死球を受け、診断の結果骨が陥没とされ、当分の間戦線離脱となってしまった。最下位ネクセンは先発ナイトを5回途中3失点で早めに交代させたがリリーフ陣が総崩れで、連勝が4で止まった。。


SK 8−4 ハンファ  (大田) 
(勝)ゴードン 1勝1敗  (敗)ヤン・フン 3勝8敗
本塁打) SK : パク・チンマン 4号、チェ・ジョン 13号、アン・チヨン 4号
 SKは1回表、ハンファの先発ヤン・フンから2番パク・チンマン、4番チェ・ジョンの本塁打、6番チョン・サンホのタイムリーで3点を先制し、2回表チェ・ジョンのタイムリーで2点を追加した。SKの先発の新外国人ゴードンは好投を続けていたが、ハンファは7回裏代打コ・ドンジンのタイムリーで1点を返すと、この回代わったSKの2番手チョン・ビョンドゥから代打イ・ヤンギのタイムリーでさらに2点を返した。SKは8回表、ハンファの5番手キム・ヒョンミンからパク・チンマンのタイムリー、3番アン・チヨンの3試合連続本塁打で3点を追加した。
 ハンファは9回裏、SKの4番手チョン・デヒョンから8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を返したが、3位SKが逃げ切った。7回途中まで自責点3のゴードンは2試合目にして韓国初勝利。打線ではチェ・ジョンが1本塁打3打点、パク・チンマンが3安打1本塁打2打点と活躍。7位ハンファはヤン・フンが序盤に5失点と主導権を握れず、最近3連敗と退潮気味である。


(韓国初勝利をあげたゴードン。)


トゥサン 1−4 ロッテ  (釜山・社稷) 
(勝)カン・ヨンシク 1勝1敗1S  (セーブ)キム・サユル 5勝2敗6S  (敗)ニッパート 8勝5敗
本塁打) ロッテ : カン・ミンホ 12号、イ・デホ 21号
 トゥサンは3回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから1番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を先制した。トゥサンの先発ニッパートは無失点の好投を続けたが、ソン・スンジュンもこれ以上追加点を与えず投手戦となった。ソン・スンジュンは7回途中で2番手カン・ヨンシクに交代しロッテは継投策に出ると、その裏ニッパートから6番カン・ミンホの2ランで2−1と逆転した。さらに8回裏、トゥサンの2番手イ・ヨンチャンから4番イ・デホ本塁打王争いトップとなる21号2ランでリードを広げた。
 5位ロッテはイム・ギョンワン、キム・サユルの継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで4連敗となった4位LGに0.5ゲーム差と迫り、勝率5割に大きく近づいた。6位トゥサンはニッパートの好投に打線がチャンスをつぶし続け報いることができず、逆転負けを喫し5位ロッテとのゲーム差が3に開いた。打線ではイ・ジョンウクが3安打1打点と活躍。


(7回裏カン・ミンホが逆転2ランを打つ。)