DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位SK逆転勝ちで3連勝  サムソン4連勝で2位浮上

ロッテ 5−8 SK  (仁川・文鶴) 
(勝)イ・スンホ(背番号37) 5勝1敗  (敗)イム・ギョンワン 1勝3敗
本塁打) ロッテ : ソン・アソプ 6号、イ・デホ 17号
 ロッテは1回表、SKの先発ソン・ウンボムから3番ソン・アソプ、4番イ・デホの2者連続本塁打で2点を先制し、4回表1番チョン・ジュヌ、2番イ・イング、ソン・アソプのタイムリーで3点を追加した。SKは4回裏、ロッテの先発コ・ウォンジュンから4番イ・ホジュンのタイムリー、6番パク・チェサンへの押し出しの四球、7番チェ・ギョンチョル、8番パク・チンマンの2者連続の犠牲フライで4−5と1点差に迫った。SKは5回以降2番手イ・スンホ(背番号37)が好投すると、7回裏ロッテの2番手イム・ギョンワンからチャンスを作り、代わった3番手イ・ミョンウから3番パク・チョングォンへの押し出しの四球で同点に追いつき、4番手イ・ジェゴンからイ・ホジュン、5番チェ・ジョンのタイムリーで8−5と逆転した。
 SKは8回以降チョン・ビョンドゥ、チョン・デヒョンの継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで3連勝し混戦が続く上位4チームの中で首位の座を守り続けている。先発ソン・ウンボムこそ4回5失点と打たれたが、リリーフ陣が好投し逆転を待つSKらしい試合だった。一方5位ロッテは先発コ・ウォンジュンを7回途中まで引っ張ったが、中継ぎ陣が崩壊し5点差を守りきれず逆転負けした。       
    

キア 3−12 ハンファ  (大田) 
(勝)リュ・ヒョンジン 6勝6敗  (敗)ソン・ヨンミン 4勝2敗4S
本塁打)   キア :  ナ・ジワン 2号  ハンファ : イ・デス 6号、イ・ヨサン 2号
 試合はキアの先発ソ・ジェウン、ハンファの先発リュ・ヒョンジンの投手戦となり、互いに5回まで無得点が続いた。キアは6回表、リュ・ヒョンジンから5番ナ・ジワンの3ランで先制し均衡を破った。ハンファも6回裏3番チャン・ソンホのタイムリーで1点を返すと、代わったキアの2番手ソン・ヨンミンから4番チェ・ジンヘン、代打コ・ドンジンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、さらに代わった3番手シム・ドンソプから代打イ・デスのタイムリーで4−3と逆転した。さらに7回裏チェ・ジンヘンへの押し出しの四球で1点を追加すると、代わったキアの4番手パク・キョンテから5番ガルシア(元オリックス)のハンファ入団後初打点となる2点タイムリー、5番手チョ・テスからイ・デスの満塁本塁打で大量リードを奪った。
 6位ハンファは8回以降パク・チョンジン、チャン・ミンジェの継投で相手の反撃を断ち、キア相手に大勝した。7回を3失点に抑え、11奪三振を記録したリュ・ヒョンジンは打線の援護もあり6勝目。打線ではイ・デスが1本塁打5打点、9番シン・ギョンヒョンが3安打と活躍。キアは6回の3ラン以外まともなチャンスが作れず、LGに勝ったサムソンに抜かれ3位に後退。
        
LG 3−7 サムソン  (大邱) 
(勝)ユン・ソンファン 5勝4敗  (敗)パク・ヒョンジュン 8勝4敗
本塁打) サムソン : キム・サンス 2号、チン・ガビョン 4号
 サムソンは3回裏、LGの先発パク・ヒョンジュンから9番キム・サンスの本塁打、3番パク・ソンミン、5番チョ・ヨンフンのタイムリーなどで5点を先制した。サムソンの先発ユン・ソンファンは5回まで無失点に抑えていたが、LGは6回表5番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を返した。だがサムソンも6回裏、LGの3番手キム・グァンスから6番チン・ガビョンの本塁打で1点、7回裏パク・ソンミンのタイムリーで1点を追加した。
 LGは9回表、サムソンの2番手イ・ウソンから8番キム・テワン、9番パク・キョンスのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまででサムソンが4連勝し、同率2位で並んでいたキアとLGを抜いて単独2位に浮上した。8回を1失点に抑えたユン・ソンファンが5勝目。11安打を記録した打線ではパク・ソンミンが3安打3打点、1番ペ・ヨンソプが3安打と活躍。LGは先発の最多勝争いトップの8勝をあげているパク・ヒョンジュンが4回途中5点で降板し、打線もサムソンと同じ11安打ながらつながりを欠き、キアと同率3位に後退した。 
 

ネクセン 3−5 トゥサン  (ソウル・蚕室) 
(勝)フェルナンド 1勝2敗  (セーブ)チョン・ジェフン 2勝3敗4S  (敗)ナイト 2勝7敗
本塁打) ネクセン : チョ・ジュングン 3号  トゥサン : キム・ヒョンス 4号
 トゥサンは1回裏、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から3番キム・ヒョンスの3ランで先制し、3回裏またもキム・ヒョンスのタイムリーで1点を追加した。ネクセンは4回表、トゥサンの先発フェルナンドから3番チョ・ジュングンの本塁打で1点を返し、6回表チョ・ジョングンの内野ゴロの間と、5番カン・ジョンホのタイムリーで3−4と1点差に迫った。だがトゥサンは6回裏、7番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を追加しナイトをノックアウトした。
 7位トゥサンはイ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)、コ・チャンソン、チョン・ジェフンの継投で相手の反撃を断ち接戦を制し、就任したばかりのキム・グァンス監督代行に初白星をプレゼントした。6回途中まで3失点に抑えたフェルナンドは、韓国初勝利。打線ではキム・ヒョンスが3安打1本塁打4打点と活躍。最下位ネクセンはチャンスを生かしきれず4連敗。


(先制3ランなど4打点と活躍のキム・ヒョンス。)