DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  アジアシリーズ2011、11月末3年ぶりに台湾で開催

 プロ野球のアジアナンバー1決定戦として2005年に開始されたが、資金難などにより2008年でいったん中断されたアジアシリーズが、2011年11月25日から29日まで台湾で開催されることが正式に発表された。2005年から2008年までの大会はすべて日本・東京ドームで開催されていて、台湾での開催は初となる。会場は台中洲際スタジアム、桃園国際スタジアムが予定されている。
 これまでのアジアシリーズの出場国は日本、韓国、台湾、中国の4カ国だったが、中国は今回出場せず、オーストラリアが出場することとなった。2010年より開始されたオーストラリアベースボールリーグはウィンターリーグのため、2010−11年シーズン優勝のパース・ヒートがアジアシリーズ2011にも出場する。その他は各地域の2011年チャンピオン決定戦(韓国シリーズなど)の優勝チームが出場する。当初は11月中旬の開催が予定されていたが、日本が3月11日の東日本大震災の影響でプロ野球シーズン開幕を延期したため、それを配慮し日程を変更した。
 大会日程であるが、11月25日から27日まで出場4チームによる総当りのリーグ戦が実施され、28日は予備日となり、リーグ戦1位と2位のチームが29日決勝戦で対戦する。日程の詳細は後日発表予定。
 これまで台湾はアジアシリーズ開催を目指してきたが、2010年は広州アジア大会の日程と重複することもあって断念していた。3年ぶり、初の台湾開催となるアジアシリーズ2011は、八百長問題などで揺れ続けた台湾プロ野球の人気上昇の起爆剤として期待される。
 なお、2009年から2010年まで開催された日韓クラブチャンピオンシップ(日本シリーズ優勝チーム−韓国シリーズ優勝チーム)、2010年開催された韓国・台湾クラブチャンピオンシップ(韓国シリーズ優勝チーム−台湾シリーズ優勝チーム)は、アジアシリーズの復活により2011年は開催されない見込み。
(文責 : ふるりん