ロッテ ２−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）グローバー ４勝１敗 （セーブ）チョン・デヒョン ８Ｓ （敗）サドースキー １勝２敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チョングォン ６号
ＳＫは2回裏、ロッテの先発サドースキーから7番イム・フンのタイムリーで1点を先制し、3回裏2番パク・チェサンの犠牲フライで1点を追加した。ＳＫの先発グローバー(元読売)も無失点に抑え続け、打線は5回裏1番チョン・グヌのタイムリーで1点を追加した。ロッテは7回表、ＳＫの3番手チョン・ウラムから1番チョン・ジュヌのタイムリー、2番パク・チョンユンの犠牲フライで2点を返し1点差に迫った。
ＳＫは8回裏3番パク・チョングォンの本塁打で1点を追加し、8回からは4番手チョン・デヒョンが抑え接戦を制し、首位独走態勢に揺るぎはなかった。7回途中まで1失点に抑えたグローバーが4勝目。なおチョン・ウラムは史上最年少(25歳11ヶ月)、史上最短(通算430試合目)で通算100ホールドを記録した。ロッテは先発サドースキーが8回途中4失点と悪い内容ではなかったが打線の援護がなく、3連勝でストップし混戦の3位争いの中で勝率5割を割って6位に後退。
ＬＧ ３−７ キア （光州）
（勝）トラビス ３勝３敗 （敗）ポン・ジュングン １勝２敗
（本塁打） ＬＧ ： ユン・サンギュン ３号
キアは1回裏、ＬＧの先発ポン・ジュングンから5番キム・サンヒョンのタイムリーで2点を先制した。ＬＧは2回表、キアの先発トラビスから6番ユン・サンギュンの本塁打で1点を返した。だがキアは3回裏、ＬＧの2番手キム・ギピョからキム・サンヒョン、代打シン・ジョンギルのタイムリーで3点、4回裏キム・ギピョ、ＬＧの3番手シム・スチャンから1番イ・ヨンギュ、3番キム・ウォンソプのタイムリーで2点を追加した。ＬＧは6回表ユン・サンギュンのタイムリーで1点を返した。
キアは8回からソン・ヨンミンを登板させ、ＬＧは9回表、キアの3番手チョ・テスから8番チョン・ウィユンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまででキアが快勝し、ネクセンに勝ったサムソンと並んで同率3位に浮上した。7回を2失点に抑えたトラビスが3勝目。打線ではキム・サンヒョンが3打点と活躍。2位ＬＧは先発ポン・ジュングンが3回途中で降板して苦しい展開となり、好調キアの勢いをとめられず首位ＳＫとの差が開いていくばかりである。
ハンファ ９−７ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）パク・チョンジン ３勝１敗 （敗）チョン・ジェフン １勝１敗１Ｓ
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ ４号
トゥサンは2回裏、ハンファの先発チャン・ミンジェから4番キム・ドンジュの本塁打で1点を先制した。ハンファは3回表、トゥサンの先発の新外国人フェルナンドから4番チェ・ジンヘンのタイムリーで1−1の同点に追いついたが、トゥサンはその裏2番イ・ソンヨル、3番イ・ジョンウクのタイムリーで2点を勝ち越した。ハンファも4回表、トゥサンの3番手イ・ヒョンスンから1番カン・ドンウの犠牲フライで1点差としたが、トゥサンはその裏、ハンファの2番手ユ・ウォンサンから8番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは5回裏にも、ハンファの3番手アン・ヨンミョンから6番キム・ヒョンス、ヤン・ウィジの2打席連続タイムリーで2点を追加した。
ハンファは6回表、トゥサンの4番手コ・チャンソンから相手のエラーで1点を返すと、代わったトゥサンの5番手イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)、6番手ノ・ギョンウンから9番イ・ヨサンの犠牲フライ、5番チョン・ウォンソク、6番チュ・スンウのタイムリーで7−6と一気に逆転した。だがトゥサンも6回裏、ハンファの4番手マ・イリョンからキム・ドンジュのタイムリーで7−7の同点に追いついた。
ハンファは7回表、トゥサンの5番手チョン・ジェフンからイ・ヨサンのタイムリーで1点を勝ち越し、8回表カン・ドンウのタイムリーで1点を追加した。ハンファは6回途中から登板したパク・チョンジンが何とかリードを守りきり、最下位ハンファが両チームあわせて34安打の乱打戦を制した。ハンファ打線ではカン・ドンウ、イ・ヨサンが3安打2打点と活躍。5月になって不振のトゥサンは、リリーフ陣がことごとく打たれ悪い流れを断ち切れず、再び勝率5割に戻り、さらにサムソン、キアの2チームに抜かれ一気に5位に後退。打線ではヤン・ウィジが4安打2打点、キム・ドンジュが3安打1本塁打2打点、キム・ヒョンスが3安打1打点と活躍。
(7回表決勝タイムリーを打つなど活躍したイ・ヨサン。)
ネクセン ０−４ サムソン （大邱）
（勝）門倉 ２勝２敗 （敗）ムン・ソンヒョン １勝２敗
サムソンは1回裏、ネクセンの先発ムン・ソンヒョンから3番パク・ソンミンのタイムリーで1点を先制し、3回裏7番シン・ミョンチョルのタイムリーで1点、4回裏パク・ソンミンの犠牲フライ、4番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を追加した。サムソンの先発門倉(元読売)は5回まで無安打無四球と完璧な投球で、6回に初安打を許したがこの回のピンチを併殺打でしのぐとますます波に乗った。ネクセンも高卒新人イ・テヤン、大卒新人ユン・ジウンなど若手の好投で追加点を許さなかった。
門倉は9回のマウンドにも上がり三者凡退に抑え、サムソンが完封勝ちでキアと並んで同率3位に浮上した。門倉はわずか被安打3と文句なしの内容で、韓国3年目にして初の完封勝利で自身プロ通算100勝目を飾った(日本76勝、韓国24勝)。7位ネクセンは打線の不振で、勝率がどんどん下がり上位チームとの差が開いていくばかりである。
