DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位SK逆転勝ち  LG、パク・ヨンテクのサヨナラ本塁打

ハンファ 8−9 SK  (仁川・文鶴) 
(勝)チョン・ウラム 1勝1S  (セーブ)イ・スンホ(背番号20) 1S  (敗)ユン・ギュジン 1敗
 ハンファは1回表、SKの先発グローバー(元読売)から4番チェ・ジンヘンの内野ゴロの間に1点を先制し、SKも1回裏、ハンファの先発アン・スンミンから4番パク・チェホンの犠牲フライで1−1の同点に追いついた。ハンファは2回表8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越し、4回表シン・ギョンヒョンの内野ゴロの間、9番ペク・スンニョンの2005年以来6年ぶりの打点となるタイムリーで2点を追加して、グローバーをノックアウトした。SKも4回裏6番イ・ホジュン、代打チェ・ドンスのタイムリーで3−4と追い上げた。ハンファは5回表、SKの4番手チョン・ウラムから代打イ・ヤンギのタイムリーで2点を追加したが、SKもその裏パク・チェホンの犠牲フライで1点を返した。
 SKは7回裏、ハンファの3番手ユン・ギュジン、4番手チョン・ジェウォンからイ・ホジュンのタイムリー、チェ・ドンスへの押し出しの死球、代打アン・チヨンへの押し出しの四球で7−6と逆転し、8回裏ハンファの6番手ユ・ウォンサンから5番チェ・ジョンのタイムリーで2点を追加した。ハンファは9回表、SKの5番手チョン・デヒョンからチャンスを作り、代わったSKの6番手イ・スンホ(背番号20)からチェ・ジンヘンの2点タイムリーで1点差と迫ったが、反撃もここまででSKが逆転勝ちし首位の座を守った。SKでは出遅れていた正捕手パク・キョンワンが2011年シーズン初めて先発出場し、1打席だけで交代した。打線ではチェ・ジョンが3安打2打点と活躍。リリーフが崩壊したハンファはこれで5連敗と最下位から抜け出せない。打線では3番キム・ギョンオンが3安打と活躍。 

 
サムソン 3−4 LG  (ソウル・蚕室) 
(勝)キム・グァンス 1勝1S  (敗)チョン・ヒョヌク 3敗
本塁打) LG : パク・ヨンテク 3号 
 LGは4回裏、サムソンの先発ユン・ソンファンから4番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を先制し、5回裏3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)、パク・ヨンテクのタイムリーで2点を先制した。LGの先発の新外国人リズは5回まで何とか無失点に抑えていたが、サムソンは6回表5番の新外国人ガーコ、6番チョ・ドンチャンのタイムリーや相手のエラーで3−3の同点に追いついた。LGは7回以降キム・ソンギュ、オ・サンミン、イ・ドンヒョン、イ・サンヨル、サムソンはチョン・イヌク、大卒新人イム・ヒョンジュン、クォン・オジュンの継投で得点を与えず、試合は延長に突入した。
 延長10回、LGは6番手キム・グァンスが無失点に抑えると、その裏サムソンの5番手チョン・ヒョヌクからパク・ヨンテクの本塁打でサヨナラ勝ちし、2位の座を守り好調の首位SKに離されまいとしている。2004年以来7年ぶり2度目のサヨナラ本塁打を打ったパク・ヨンテクは3安打1本塁打3打点、イ・ビョンギュ(背番号9)も3安打1打点と活躍。ここ数年リリーフ陣の柱だったチョン・ヒョヌクはこれで3連敗となり、チームもここまでやや苦戦している。打線ではガーコが3安打1打点と活躍。


(サヨナラ本塁打を打ったパク・ヨンテク。)
  
トゥサン 10−2 ロッテ  (釜山・社稷) 
(勝)ニッパート 3勝  (敗)イ・ジェゴン 2敗 
 トゥサンは1回表、ロッテの先発イ・ジェゴンから4番キム・ドンジュ、5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を先制し、3回表6番キム・ジェファンのプロ4年目での初打点となるタイムリーで1点を追加した。トゥサンは5回表、ロッテの3番手キム・スワンからキム・ジェファン、7番オ・ジェウォンのタイムリーで3点を追加した。ロッテは6回裏、トゥサンの先発の新外国人ニッパートから4番イ・デホのタイムリーで2点を返した。
 トゥサンは7回表、ロッテの4番手キム・イリョプから8番ヤン・ウィジのタイムリーで1点、8回表キム・イリョプ、代わった5番手イム・ギョンワンから代打イム・ジェチョル、キム・ジェファンのタイムリーで3点を追加し、8回以降は2番手キム・サンヒョンが相手の反撃を断ち大勝した。7回を2失点に抑えたニッパートは3連勝と、先発の柱になりつつある。打線では軍から除隊されたばかりのキム・ジェファンが3安打4打点、キム・ドンジュが3安打1打点、9番ソン・シホンが3安打と活躍。ロッテはわずか4安打に抑えられ、投手陣も崩壊するなどいいところがなかった。 


ネクセン 6−0 キア  (光州) 
(勝)ソン・シニョン 1勝1S  (敗)パク・ソンホ 1敗
 試合はネクセンの先発キム・ソンヒョン、キアの先発キム・ヒィゴルが好投し5回まで両チーム無得点となった。キム・ソンヒョンは5回裏のピンチで2番手ソン・シニョンにマウンドを譲ったが、ここをしのぐとネクセンは6回表、キアの2番手パク・ソンホからチャンスを作り、代わったキアの4番手ソン・ヨンミンから代打キム・ミンソンへの押し出しの死球、7番チャン・ヨンソクのタイムリーで3点を先制した。さらに8回表、キアの6番手ソン・ヨンミンから相手のエラー、8番ホ・ジュンのタイムリーで3点を追加した。
 ネクセンはオ・ジェヨン、パク・チュンス、ムン・ソンヒョンの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで勝利した。打線ではカン・ジョンホが3安打と活躍。キアは継投に失敗し、打線もわずか6安打に抑えられてしまった。