ＳＫ ５−６ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・ソンギュ １勝 （セーブ）キム・グァンス １Ｓ （敗）コ・ヒョジュン １敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チョングォン １号
ＳＫは1回表、ＬＧの先発シム・スチャンから3番パク・チョングォンの2ラン、7番イム・フンの犠牲フライで3点を先制した。ＬＧも1回裏、ＳＫの先発チョン・ビョンドゥから3番チョン・ウィユンの犠牲フライ、6番イ・ジニョン、7番チョ・インソンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、チョン・ビョンドゥをノックアウトした。ＬＧは2回裏、ＳＫの2番手コ・ヒョジュンから2番イ・デヒョンの内野ゴロの間、相手の暴投で2点を勝ち越し逆転した。ＳＫは5回表4番チョン・サンホのタイムリーで1点を返し、シム・スチャンは勝利投手まであと1アウトのところで2番手キム・ソンギュに交代した。するとＬＧは5回裏、5番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を追加した。
ＳＫは6回以降イ・スンホ(背番号20)、キム・テフンなどが追加点を許さず、8回表ＬＧの4番手イ・ドンヒョンから1番パク・チェサンへの押し出しの死球で1点差とした。しかし最後はキム・グァンスが抑え、ＬＧが接戦を制した。なお、チョン・ソンフンが5回裏史上37人目となる通算600打点を、プロ13年目で達成した。ＳＫは先発チョン・ビョンドゥが1回持たなかったのがあとまで響き、チャンスを生かしきれず、開幕からの連勝が3で止まった。
ロッテ ０−１ サムソン （大邱）
（勝）ユン・ソンファン １勝 （セーブ）オ・スンファン ２Ｓ （敗）ソン・スンジュン １敗
サムソンは2回裏、ロッテの先発ソン・スンジュンから6番の新外国人ガーコのタイムリーで1点を先制した。その後はソン・スンジュン、サムソンの先発ユン・ソンファンの投手戦となった。ソン・スンジュンは3回以降追加点を許さず、7回まで9奪三振を記録する力投だった。しかし打線の援護がなく、ユン・ソンファンは6回を無失点に抑え、7回から2番手クォン・オジュンが登板した。サムソンは8回裏、ロッテの2番手キム・サユルからガーコの2塁打をきっかけに追加点のチャンスを作ったが、これを生かすことはできなかった。
最後は守護神として復活しつつあるオ・スンファンが9回表最後の相手の攻撃を抑え、サムソンが完封リレーで接戦を制した。2009年の最多勝投手ユン・ソンファンは、不振に終わった2010年からの復活を印象付ける投球を見せた。一方ロッテは自慢の打線が火を噴かず、サムソン戦では2008年以来9連勝と相性がよかったソン・スンジュンの好投を見殺しにしてしまった。
(守護神として復活しつつあるオ・スンファン。)
トゥサン ５−２ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）イ・ヒョンスン １勝 （セーブ）イム・テフン ２Ｓ （敗）キム・ソンヒョン １敗
（本塁打） ネクセン ： キム・ミヌ １号
トゥサンは1回表、ネクセンの先発キム・ソンヒョンから3番キム・ヒョンスの犠牲フライ、4番キム・ドンジュのタイムリーで2点を先制した。ネクセンは2回裏、トゥサンの先発イ・ヒョンスンから7番キム・ミヌの本塁打で1点を返した。トゥサンは3回表、キム・ソンヒョンのボークで1点を追加し、イ・ヒョンスンも好投を続けた。さらに7回表、ネクセンの3番手オ・ジェヨンから相手のエラー、キム・ヒョンスのタイムリーで2点を追加した。
トゥサンはチョン・ジェフン、チョ・スンスの継投で相手に反撃を許してこなかったが、ネクセンは9回裏、トゥサンの4番手イム・テフンから5番チョン・ヨンソクの内野ゴロの間に1点を返した。しかし反撃もここまでで、投打がかみ合ったトゥサンが快勝した。6回途中まで1失点に抑えたイ・ヒョンスンは2010年7月以来となる先発での勝利で、リリーフからの再転向が実った。6安打に抑えられたネクセン打線では、2番ユ・ハンジュンが3安打と活躍。
(久しぶりの先発勝利をあげたイ・ヒョンスン。)
キア ９−１０ ハンファ （大田）
（勝）チョン・ジェウォン １勝 （敗）ユ・ドンフン １敗１Ｓ
（本塁打） キア ： キム・ソンビン １号 ハンファ ： チェ・ジンヘン ２号、カン・ドンウ １号、イ・デス ２号
ハンファは1回裏、キアの先発ソ・ジェウンから3番キム・ギョンオン、5番キム・ガンのタイムリー、6番チョン・ヒョンテの犠牲フライで3点を先制した。キアは2回表、ハンファの先発ソン・チャンシクから8番キム・サンフンのタイムリー、2番キム・ソンビンの3ランで5−2と逆転し、ソン・チャンシクをノックアウトした。さらに3回表、ハンファの2番手チャン・ミンジェから9番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで1点を追加した。ハンファは3回裏4番チェ・ジンヘンの3ランで6−6の同点に追いつき、ソ・ジェウンをノックアウトした。キアは5回表、ハンファの3番手ユ・ウォンサンから7番アン・チホン、キム・ソンビンのタイムリーで3点を勝ち越し、パク・ソンホ、パク・キョンテ、ソン・ヨンミンのリリーフ陣も好投した。
ハンファは8回裏、キアの5番手クァク・チョンチョルから7番イ・デスの内野ゴロの間に1点を返し、9回裏キアの6番手ユ・ドンフンから1番カン・ドンウの2ランで9−9の同点に追いついた。パク・チョンジン、ユン・ギュジンといったハンファのリリーフ陣も相手に追加点を与えなかったため、試合は延長戦に突入した。勢いに乗るハンファは10回裏、ユ・ドンフンからイ・デスの本塁打でサヨナラ逆転勝ちし接戦を制した。10回表登板し無失点に抑えた6番手チョン・ジェウォンは、プロ8年目にして初勝利。打線では2番ハン・サンフンが3安打と活躍。一方キアは課題のリリーフがこの試合も浮き彫りとなってしまった。打線ではキム・ソンビンが3安打1本塁打5打点、アン・チホンが4安打1打点と活躍。
（文責 : ふるりん）
