ＳＫ ４−５ ハンファ （大田）
（勝）イ・ドンヒョン １勝 （敗）イ・ジェヨン １敗
（本塁打） ＳＫ ： イ・ホジュン １号、イム・フン １号 ハンファ ： ナ・ソンヨン ２号
ハンファは2回裏、ＳＫの先発パク・チョンフンから7番の大卒新人ナ・ソンヨンの2試合連続本塁打となる3ラン、2番チョン・ヒョンテのタイムリーで4点を先制した。ＳＫは3回表、ハンファの先発デポーラから4番イ・ホジュンの3ランで1点差とし、3回途中から2番手オム・ジョンウクが登板し相手の追加点を抑えていった。ハンファは2番手チャン・ミンジェが4回から6回途中まで無失点と好投した。ＳＫは8回表、ハンファの3番手ホ・ユガンから2番イム・フンの本塁打で4−4の同点に追いついた。
ＳＫは3番手以降のチョン・ウラム、イ・ジェヨンが追加点を与えず、試合は9回を終えて同点だったためタイブレーク方式の延長戦となった。ＳＫは10回表イ・ドンヒョンから得点できず、ハンファは10回裏イ・ジェヨンからチョン・ヒョンテのタイムリーで5−4とサヨナラ勝ちした。2010年は2年連続最下位に終わったハンファだが、ナ・ソンヨンなど新戦力の台頭で希望が見えつつある。一方2010年韓国シリーズ優勝のＳＫは、ここまで1勝3敗とやや不調である。なお、リハビリ中の正捕手パク・キョンワン不在など捕手不足のＳＫは、39歳のベテラン内野手チェ・ドンスが3回途中からＬＧ在籍時以来10年ぶりに捕手として試合最後まで出場した。
ネクセン ４−５ サムソン （大邱）
（勝）チョン・イヌク １勝 （セーブ）オ・スンファン １Ｓ （敗）キム・ヨンミン １敗
ネクセンは2回表、サムソンの先発チョン・イヌクから7番の大卒新人コ・ジョンウク、8番イ・ヘチャンのタイムリー、9番チ・ソックン、1番チョン・スソンの犠牲フライで4点を先制した。サムソンはその裏、ネクセンの先発キム・ヨンミンから8番チェ・サンビョンのタイムリー、9番キム・サンスへの押し出しの四球、1番イ・ヨンウクの内野ゴロの間に3点を返し、3回裏チェ・サンビョンの内野ゴロの間、キム・サンスのタイムリーで5−4と逆転した。ネクセンは4回以降大卒新人ユン・ジウン、ペ・ヒムチャン、オ・ジェヨン、マ・ジョンギルが好投し追加点を与えなかった。
チョン・イヌクは5回まで投げ、6回以降はペク・チョンヒョン、クァク・トンフン、オ・スンファンの継投で1点差を守りきったサムソンが逆転勝ちし、示範競技初勝利をあげた。セーブをあげ守護神としての活躍が期待されるオ・スンファンは、9回に登板し奪三振2個と復活を感じさせた。ネクセンは先発として期待されるキム・ヨンミンが3回5失点と結果を残せなかったが、コ・ジョンウク、ユン・ジウンの新人が活躍し希望を感じさせた。
トゥサン ３−６ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ソン・スンジュン １勝 （セーブ）コ・ウォンジュン １Ｓ （敗）キム・ソンベ １敗
（本塁打） ロッテ ： ムン・ギュヒョン １号、キム・ジュチャン １号、ホン・ソンフン １号
ロッテは2回裏、トゥサンの先発キム・ソンベから6番ムン・ギュヒョンの本塁打で1点を先制し、3回裏3番パク・チョンユンの内野ゴロの間、4番ホン・ソンフンの2点タイムリーで3点を追加した。トゥサンは4回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから9番オ・ジェウォンのタイムリーで1点を返したが、ソン・スンジュンは5回を1失点と好投した。ロッテは5回裏、トゥサンの2番手チョン・デヒョンから代打キム・ジュチャン、ホン・ソンフンの本塁打で2点を追加し、6回から7回は復活を期す2番手ソン・ミンハンが抑えた。
トゥサンは8回表、ロッテの3番手ホ・ジュンヒョク(背番号20)から途中出場の4番ユン・ソンミンのタイムリーで2点を返し、3番手ホン・サンサムも6回から8回までを無失点に抑えた。しかしロッテはホ・ジュンヒョク(背番号56)、コ・ウォンジュンの継投で相手の反撃を断ち、6−3でトゥサン相手に連勝し示範競技は3勝1敗と好調である。打線では外野手への転向を図るホン・ソンフンが1本塁打3打点と活躍。トゥサンは先発キム・ソンベが4回4失点と結果を残せなかった。
(3打点と活躍したホン・ソンフン。)
キア ０−１１ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）パク・ヒョンジュン １勝 （敗）ソ・ジェウン １敗
（本塁打） ＬＧ ； イ・ビョンギュ(背番号9) １号、オ・ジファン １号、キム・テワン １号
キアの先発はソ・ジェウン、ＬＧの先発ポン・ジュングンと、元メジャーリーガーどうしの対決となった。ポン・ジュングンはひじの痛みを訴え2回で降板したが無失点だった。ＬＧは4回裏、3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)の2ラン、6番チョン・ウィユンのタイムリー、7番チョ・インソンの犠牲フライ、8番オ・ジファンの2ランで6点をソ・ジェウンから奪った。2番手パク・ヒョンジュンは3回から5回まで、3番手イ・ボムジュンは6回だけを無失点に抑えた。するとＬＧは6回裏、キアの2番手パク・ソンホ、3番手シン・ヨンウンから代打キム・テワンの本塁打、オ・ジファン、1番イ・デヒョンのタイムリー、2番パク・キョンスの犠牲フライで5点を追加した。
キアは7回からクァク・チョンチョル、ユ・ドンフンも登板し追加点を与えなかったが、ＬＧもキョン・ホンホ、ソ・スンファ、イ・ドンヒョンの継投で反撃を許さず、完封リレーで大勝した。14安打11得点と爆発した打線では、オ・ジファンが3安打1本塁打3打点と活躍。キアはソ・ジェウンが4回に思わぬ6失点で崩れ、打線もわずか6安打に抑えられた。
（文責 ： ふるりん）
